ピアノの試験?!

ピアノグレード試験、ヤマハの場合

珠算や書道には、珠算何級、書道何級もしくは何段という、実力証明が発行される。珠算は受験するらしい。書道についてはよくわからない。

日本ではない外国ではピアノの国家試験があって、その課題曲の指導したことあるが、詳細はさっぱりわからない。

日本にその手の国家試験がある。っていうのは聞いたことがないので、何らかの実力証明が欲しいのであればコンクールを受けることだけれど、コンクールはハードルが高い(気がする。)のならば、楽器メーカーの実施しているグレード試験がある。

生徒からこのグレード試験の問い合わせがあって、更にわたしだって一応ヤマハOG(というのか?!)なので試験の概要はだいたいわかる。

ただ、ヤマハの教室もしくは特約店教室の生徒もしくは講師でなくても受けることが出来るのか?

この疑問にはあっさり解を得た。誰でも受けることは出来る。でも試験は全て日本語で行う。それ以外は年齢、国籍、学歴は一切問われない。

ホホホ、こういう点はこのグレードは何歳まで(+_+)?何年何月から何年何月までに生まれたものに限る。なんて、縛りはない。ヤマハはとても話のわかる会社なのです。

100歳で、最も入門組である13級受けたって一向に差し支えないのです。

なのでこの楽しいに違いない。ヤマハグレード試験について調べを進めようではないか💛

AコースとBコースってなんだ?

かつて、わたしが現役のヤマハの講師であった頃と、変わらないところもあれば変わったところもあります。

まず等級扱い、13級から11級が入門者鍵盤楽器(ヤマハの場合エレクトーンの試験も含まれるからだ。)初めて組、とそこから少しずつ進化組。

次10から級から6級鍵盤楽器学習、初心者抜けつつあって真っ只中組。

5級から3級、先生になれるくらいの実力者組。

2級1級、更に高みを目指す組。

これは、大昔と大して変わってはいない。

うーん、そうかそうだったのか??

だが変わるものは変わる◉_◉AコースBコースってなによ?こんなもの大昔はなかった気がするけどね。

グレード試験も進化した!

ハイハイ、Aコースは演奏を中心に学習している人向け、Bコースは音楽を総合的に学習している人向け。

Aコース①自由曲
②課題曲
③初見演奏
Bコース①自由曲
②初見演奏
③伴奏付け(10級から8級)
 即興演奏(7級・6級)
④聴奏

わたしだったら絶対、A即興演奏苦手だし、聴音の実写版みたいな(聴奏は文字通り、試験官が演奏したものをそのまま演奏せよ。というものです。)聴奏もどっちかというとNG。

だが、この6級までのグレードはわたしが受験するのではない。

教えなくても耳コピで弾ける生徒や編曲が出来てしまう上に音感のある人ならばBコースのほうが向いている。

これで納得した。

具体的な課題曲の難易度は10級がピアノスタディの4と5程度、9級がピアノスタディの6,7程度、8級はブルクミュラーのせきれいあたり入っております。7級は楽しき農夫がエントリー6級になると、紡ぎ歌、エリーゼのためにといった楽曲が入っております。

全40曲から20曲くらいから選べる仕組みになっているので、自信曲を選んで臨みましょう。

受験料はいくらだ?

受験料は10級が5000円弱9級8級6000円ちょい、7級6級7150円、コンクールよりは安い。

13級から10級については?

これがよくわかりません。実は、ヤマハの特約店に問い合わせたところ、特約店教室では自前の生徒だけでグレード試験いっぱいで開催回数も少ないので、直営店舗(っていうのか?)に問い合わせてください。と、言うので、横浜のヤマハに問いあわせたところ、課題曲の曲集は楽譜売り場で、試験の概要は音楽教室に来てください。

って、言われたもののまだ、ヤマハには行ってないのでまだ何とも言えなのです。

ヤマハに直接問い合わせに行った暁にはまたご報告をいたします。

出たd=====( ̄▽ ̄*)b、、、JOC

ではでは、コンクールと違って誰でも受験OKなヤマハのグレード試験プロとみなすクラス5級から受験料は高額ながら。5級10540円です。

まぁ、コンクール程度かな。

だが、課題曲みてわたしは凍った☠️🧊

優秀なるJOCのオコサマの作品を演奏しなされ🙀だと、、💧

もおー、だっからヤマハのグレード試験て嫌いなんじゃないよ(なんとなく音大出身者バカにしているような気がするし)

個人的にわたしはJOCというものが大嫌いなのです。

そりゃあんたが神奈川音楽コンクールを受けに行かせる指導力があってもJOCに生徒出す指導力がないからでしょうよ⚠️

って、言いたいなら言ってよ。JOC受けたいのならばヤマハの直営なり特約店の教室に行けばいいだけのことよ。

兎に角嫌いなものは嫌いだ💢

JOCってなんだ?

ここで言う、JOCとはオリンピックの関連何とかではありません。ジュニアオリジナルコンサートのことです。

ヤマハの音楽教室に通うオコサマ方がその感性と❤によって、音楽にした作品を広く皆様に宣伝いえ、ご披露するコンサートでございます。

音楽性豊かなオコサマ方のオリジナル作品を披露し、皆と感激を分かち合おうではないか🎹という企てでございます。

JOCに感激した方々はうちの教室なんかじゃなく、ヤマハの教室を目指しましょう。オコサマのうち(15歳以下)であれば、JOCのスターとなるのも夢ではないでしょう。

(なんでわたしがオコサマ作曲の名曲弾かなきゃなんないのよ(# ゚Д゚))

なので、わたしがピアノの試験再度受ける気になった日には、わたしの年齢、立場でも受験資格のあるコンクールは今時いくらでもあるので、コンクール受けることにしよう。

平均律ニ短調のフーガと既視感

奇妙な既視感。というもの感じるとき。
それが、平均律のフーガに絡んで来ることがあるって?何?

それ以前に平均律のフーガ、嫌いなわけではないけれど、、。
あんまり披露したいとは思いません。

誰もいないところで密かに弾いていたいのが平均律、そのフーガの方。
うううっ(><)組曲のサラバンドのようなわけにはいかない。

シューマン苦手だけれど、フーガも苦手だ。

ところが、わたしではなくさる試験があるので平均律のフーガ弾く。
と断言した生徒がいた。

「やめな。」
即座にわたしは助言。
わたしの名誉のために釈明いたしますが、わたしはフーガ指導するのなんて嫌だ。
とか、自分が弾きたくない曲生徒に弾かせない偏狭な人間だ。

というわけじゃありません。

やめ、の助言したのはその少女、派手な指さばき、指動きで人々を魅了かつオドすタイプ。
フーガがマッチするとは思えない。

他に出ている三択課題、モーツァルトのピアノソナタK.533ハ長調の一楽章、もしくはベートヴェンピアノソナタ5番Op.10Nr.1弾いたほうがいい。
これを古典派らしく、端正に弾いてキチッと強弱付けて指定のテンポどうり弾いて華麗な指さばきをアピールしたほうが戦略上効果大と思う。

だが、少女は是非6番ニ短調のフーガにチャレンジしたいと言う。
わかった。チャレンジ精神は認めよう。

ただし、辛いわよ。覚悟して。

では、まずはフーガというのは遁走曲という冗談みたいな日本語が表すが如く、メロディーに対してコードつまり伴奏がついている慣れ親しんだ形態の曲ではない。

ニ短調のフーガは三声、同じ動機からなるメロディーを三声体現れるのを弾いていく。
なので、1番上のメロディーだけ弾いて、次真ん中のだけ、最後1番下のメロディーを弾く。

全部が流れるように弾けるようになったら、合わせるが当然部分によっては三声体いっぺんに弾くので分解して弾いていたときとは指使いが変わる。

更に、トリルは解説通りに弾く。それも厳正にテンポを保持して、ロマン派曲のように気分的感情的にノリでトリルを入れるのは厳重NG。

そして声部バラバラに弾いて調子よく弾ける(*´∀`*)と、思って舞い上がるとフーガは陥穽に陥る。
三声体なんざ楽勝だ( ̄∀ ̄)と、思うと悪夢が始まるフフフ、、。(五声のフーガ弾くのなんて神業だわよ。)

(内心)あーあ、これ試験で弾くのがわたしじゃなくて良かった、、。え、、なにこれ不思議Σ(゚д゚lll)

三声別々に弾くの、面倒すぎるから右左別で半分まで出来た。
あの、、。( ゚д゚ )前途多難。

仕上げたけど、暗くて何だか派手さに欠けてる。そーよね。
だからベートヴェンのハ短調のソナタにしろって言っただろうが。

だが、せっかくニ短調のフーガ仕上げたのだからこれで持っていくしかない。

でね。
なんだか不思議な既視感。

あれ、いつの場面どの曲だったか?
わたしが弾きます。と、言って張り切っていたのを、わたしの先生「ホホホ、わたしが弾くんじゃなくて良かった。」って。

このようにピアノレッスンの運命の輪も回り回って巡って行く。
不思議な既視感は、少女に近い頃の生徒だったわたしだったのだ。