指使いのこと

わたし、ピアノ経験ゼロの人に音符についている数字ってなに?
って、言われて指番号よ。

指番号って何?
だからね。ピアノ弾く場合、親指が1の指、人差し指2の指、中指3の指、薬指4の指、小指5の指。
と、このように指に番号が割り振られている。
音符についている番号はこれのどの指番号の指で弾けという指示。

「面倒だね。」多分、、。

ハ長調のスケール右手、123ここまで来たら3の指の下を1の指くぐらせてファから1234、1オクターブで終わり及び引き返す時は次は5。
2オクターブ以上弾くときは4の指の下をくぐらせて1。

左、54321、ソまで来たら上から3の指を持ってきてラを弾く21でシド。

シャープ系だと、シャープ4つの長調までこれで間に合う。
だが、フラット系だとフラットひとつのヘ長調からしてイレギュラーな指使い。
右手1234、4の指シのフラット弾いてその下から1の指でドを弾く。

フラット二つだと右手はわたしシのフラット2の指で出発して、21231234の指使いで弾く。

フラット系のスケールの方が指使いが複雑なのでフラット系は難しい。
と思い込むこともあるけれど、曲はまたスケールとは違う。

親切に1番良いと思ったに違いない指使い書いてくれてる作曲家もいるが、全く指使いには触れていない楽譜もある。





だが、この指使いも油断ならないのはいくら作曲家か編曲家がいいと思っても人によって手や指の形、指の開き加減や大きさも違う。
したがって、指定の指使いを変更したほうが良いケースもある。

だが、時たま張り切って練習してきてくれたのはいいが、曲芸みたいな指使いしてて、、。
どうやったらあんな風に弾けるんだ。って。

なおさなければなりませんね。
楽譜の指番号はよく見ましょう。

そして1度決めた指使いは変更しないようにしましょう。
それはなぜかというと、、。

もういい大人になった頃のわたしが受けたレッスン。

先生「あなた、ミスタッチ多いでしょう?」
わたし「((◎-◎;)!!なんでわかった?)ハイ。」
先生「原因は何だと思う?」
わたし「性格です!」
先生「違います。指使いが合理的でないからよ。理にかなった指使いをすればミスタッチは減るはずです。」

わたし「(そうだったのか?!!)」

じゃ、理に適った指使いってどうなんだ?っていうと、曲はハノンの如くワザと弾きにくい指使いで弾かせて全指の強化を図るのが目的じゃないので、無駄な動きを失くし弾き易い指運びを心がける。

ただ、これまたピアノで実践しないとなんとも表現しにくい。

だいたいそれまでだって、黒鍵の1オクターブは1,4の指使いで弾け。という先生もいたし、1,4のような指使いは腱鞘炎になる(わたしは腱鞘炎にならない。)から全て1,5の指使いで弾け。

両方の指導受けました。
わかった。弾くのが楽な指使い選択しよう。
わたしは1,4で弾く方がいい。そして絶対の決まりは気まぐれに指使い変えない。
わたしは手は小さいし指も細いのだけれど、意外や意外指はけっこう強い。

英雄ポロネーズの出だしは1,5の方がいいか?
とにかくだ。英雄ポロネーズ仕上げたくなったらどっちかに決める。
そして変更しない。





アニトラの踊り

7月の発表会でわたしが弾く曲を決めた。
大曲でなく(今回そのような演奏をする余裕はない。)映える小品を選別。

直感的に「アニトラの踊り」に決めた。
今回コンサートホールが人形の家、「アニトラの踊り」は人形の家を作曲ならぬ執筆したイプセンの音楽劇「ペールギュント」の第一組曲から、こじつけながらもいい洒落になる。

「ペールギュント」作曲したのはエドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ1843年~1907年、ノルウェー人です。
「山の魔王の宮殿にて」も、ペールギュント組曲の中の1曲。

作曲したのが、ノルウェー人のグリークだけれども「アニトラの踊り」はTempo di Mazurka4分音符4分音符8分音符ふたつ、タンタンタタのリズム打ちのこの3拍子はワルツではなくマズルカ。

1拍めじゃなく2拍めか3拍目にアクセントをつける。
譜読みしてりゃマズルカの指定見なくても直感的にわかる。

だが、作曲家はノルウェー人のグリーク、マズルカはポーランドの民族舞踊、したがってショパンは多くのマズルカを作曲。
じゃ、マズルカってポーランドの盆踊りなのか?

もうすぐ、盆踊りの季節だな。
小粋な浴衣をひとつ新調したい。




だが、マズルカはバレエの如くリフトがあり、1拍目リフト、2拍目及び3拍目に着地。
なので、アクセントは本来の弱拍につく。

どーも、フォークダンス、盆踊りよりも高度なダンステクニックを駆使した民族舞踊みたいだ。

音楽だけじゃないダンスのマズルカだと、思いつくのはコッペリアのマズルカ。
実はわたしはこの踊りと威勢のいい音楽が好き。
チュチュとトゥシューズでなく民族衣装ぽい衣装もいい。

だが、コッペリアのマズルカみても踊りは高度だけれど(バレエ団だからか?)フォークダンス、盆踊りの雰囲気がないでもない。

とにかく「アニトラの踊り」はグリークが作曲してもマズルカ。
譜読みは出来たが、これを仕上げて暗譜しなければならない。

当面、生徒のレッスンは別として、優先順位特◎最優先で暗譜したあと、100回は弾かなくてならない。

目覚めきれなくて意識がモーローとした状態でもマトモに弾けるまで練習する。

3月のイギリス館のミニコンサート出演は猫の負傷の通院言い訳にあっさりパスしてしまったが、人形の家コンサートは意志を持って臨む。
意志を持って臨まなければ、まっ、いいかヽ(*´∀`)ノのノリで、テキトーに弾いてて楽しければそれでいい。
で済ませたくなって、それで済ませれば演奏会で弾くというのは危険極まりなく、余程の幸運に恵まれなければ悪夢のような瞬間がやってくる。

悪夢を回避したければ、日々のタイムテーブルを見直してとにかく練習する時間を確保する。
不運やコンデションの不良という要素もあるけれど、努力は人を裏切らない。

練習しよう。





みんなで歌いましょう

今日は夏至、土砂降り。
湿度は高く、本日のうちのピアノのコンディション最悪。
なので、少しでも環境良くしようと空調のドライかけたがそうすると今度は人間のほうが寒くなってくる。

今日はレッスンはないのでピアノの練習を強化するが、決めなくてはならないのはわたしの夏の発表会の曲目とみんなでうたいましょう。
の曲。

うちの教室の発表会はハンドベル使ったり、ミュージカルをしたりはないのですが、歌を最後に歌うことは行ってます。
冬の発表会ならばクリスマスシーズンなので、クリスマスにちなんだ歌を選曲するのですが、今回のミニ発表会は夏。

どうも昔、7月7日に発表会開催した時に七夕のうたが極度に少ないことを発見したように、、。
夏の歌って、何がいいか。

でんでんむしむしやうーみーはひろいなおおーきーなー。
では芸がないというか、あまりにも小さなお子様向けって気がするし、、。

今日の午後はそのような選曲に費やしました。

探せば良さそうな夏休みに相応しい歌というものがたくさんある。
発表会の季節感は大事にしたい。

この曲集から今回は選びました。

ほいくえん、ようちえんでうたう~というコピーですが、編曲がお洒落、保育園児、幼稚園児というよりもう少し大きい子向けかな?の歌もはいってます。

候補として2曲。
ひとつめ、「うみの そこには あおい うち」作詞/立原エリカ 作曲/湯山昭
次、「なみと かいがら」作詞/まど・みちお 作曲/中田喜直

今日はわたしが演奏するピアノ曲の選曲には至らなかったのですが、まずは歌の練習もしましょう。

わたしは歌わないのだけれど、同じメロディーで繰り返し、つまりは何番もある歌だとある程度歌詞の方を把握しておかないと何回繰り返したか忘れた(◎-◎;)!!
と、いうような冗談みたいな事態に遭遇することとて有り得ないわけではないのです。
(今回は外しましたが、「おばけなんて ないさ」なんかはその危険性大。)

それ以前にピアノの練習も必要。アララ、初見で弾けたからほっとこう。
のようなノリは禁物です。
初見で弾けちゃう曲こそ危険を孕んでいて、一瞬の固まりが命取りとなるのです。

いくらも弾かないで本番に臨むということは、つまりはその曲はからだが覚えててくれない。
ということを意味し、視線の動きが外れたりすると勝手に指が動いてくれない。結果、伴奏が途中で止まるという絶対に避けなければならぬ事態に陥る。

どのような可愛らしい曲もけして甘く見てはならないのです。
明日は晴れる。

ピアノの機嫌も良くなってくれるだろうな。
七夕飾りはやっぱり家の中、ピアノの後ろに置くことにしました。




七夕

今年もいい笹が採れた(*´∀`*)
うちの近く、ミッション系私立の盲学校のグラウンドの隣には、笹が群生地がある。

わたし大昔にこの地の地主さまに菜の花や蕗、茗荷、笹頂いちゃってよろしいですか?
のお伺いを立てました。

全部さらってもらってもOkだそうです。時々その地に入り込んではありがたく作物を頂いております。

宅地になってしまう。との噂もあるのですが、とりあえず今年はいい笹がわたしの教室の七夕飾りとなりました。
七夕

去年までは家の中に飾ったですが、今年からは玄関脇に飾りました。
カラペットボトル3本に水をいっぱい入れて紐で縛る。

真ん中のペットボトルだけ蓋をしないで笹を挿す。
そして塀に固定する。

ここに、これから皆様の願い事の短冊が飾られるのです。

このような季節の行事、やったほうが良いのでしょうか?
ですね。

わたしの場合は好きてやってます。
あの空き地、笹だけじゃなくてカボチャやもみの木まで生産してくれればもおっとありがたかったんだわ。

7月7日が終われば、横浜市は七夕を川に流すことはおろか、炊くことを禁止されているので用済みの笹はゴミに出すのです。

で、毎年のことなのですが水に挿していてもそうは長く笹はもたない。
ダメかよ~(;_;)のたんびに再度笹を切り出しに行きます。

さらにいくら季節の行事が好きだ。
と、いっても息子がもう大人になって家から出てしまった今、音楽教室をやっていなけれど七夕は卒業していただろうな。
と、思います。

ただ、音楽教室的にはクリスマス.。.:*・゚Merry-X’mas:*・゚。:.*との大きな違い。
クリスマス曲集というものは、賛美歌からお子様向けの歌、その他古典、現代ものいくらでもあるのですが、七夕は少ない。

七夕さまと7月7日晴れくらいしか思いつかない。

天の川お星にお月様、短冊飾りの笹はビジュアル的にはとても美しいのだけれど、音楽は少ない。
七夕さまは歌いやすくてよく知られた曲なので夏休み前くらいまで歌うことあります。

だが、7月7日晴れはむちゃくちゃ難しい。

以前に7月7日にイギリス館で発表会開催したのですが、ではみんなで歌いましょうは、、。

七夕の曲って何かあるか?
お子様向けじゃないけど7月7日晴れどうだ?
ううっ、(´;ω;`)歌えないわ(;_;)

梅雨期って季節のお歌って、でんでんむしむしかたつむり~♪゜・*:.。. .。.:*・♪やうーみーはひろいなおおきいな♪゜・*:.。. .。.:*・♪
になってしまう。

クリスマスならいくらでもあるんだけれどねー。

だから発表会はクリスマスシーズンに行うことにした。

それで、7月7日の発表会は晴れたかっていうと、、。
土砂降りでした。
7月7日って本当に晴れない。

今年は7月7日晴れますように。
うちからは見えない天の川と恋人同士のロマンティックな物語に思いを馳せましょう。




mormorendo 曲想記号のこと

いちばんやさしいピアノ連弾集、及びうちではバスティンシリーズが終わった頃。
次なる教本は、例えばブルグミュラー25のやさしい練習曲。

ここでもやさしいというものの、いちばんはやさしくない。

ははは、習う方だってそうだが、教える方にだって時に膠着状態に陥らせてくれるブルグミュラー25の練習曲。
それまでと違って、グンと大人になり曲想記号がむやみと出てくる。

全部覚えるのよ!とは、言いませんが(実はわたしが覚えたなかったのがあるのだ!)曲想記号を理解して作曲家がこのように弾いて欲しい。
の意図を理解するお稽古をしましょうね。

ブルグミュラーの曲想記号、何ともはや油断も隙もなくて、何だよこれ(゜д゜)こんなのあったかよΣ(゚д゚lll)
な記号がおうおうにして出てくる。

わたしがイタリア語がわかれば、音楽記号としてでなくなんとなく理解できるんでしょうが、イタリア語なんてアルファベットもわからない。
最初の曲に出てくるdolceこれよく出てきますからね。覚えましょうね。

読みドルチェ、ハーゲンダッツのアイスクリームのことではありません。お菓子の名前でもカフェの店名でもゲームのことでもありません。
(なんでドルチェってこんないろいろあるんだ?)
ブルグミュラー先生が意図したのはやさしく、柔らかく弾いてね。
ということです。

ソミレドソミレドをドタバタとならないように、柔らかーく弾いていきましょう。

2番は超有名なアラベスク、ここで出てくるのはleggiero,読みはレジョーロ軽快に軽やかに。
なので最初のイ短調のⅠの和音Amからして手の形は固めて指の先で捕まえてすぐ放す。
ラシドシラは握ってパッと放すイメージで2拍子をよく意識しましょう。

3番dolce cantabileドルチェカンタービレ、ドルチェは1番といっしょ柔らかくやさしく、カンタービレはのだめカンタービレで有名になりました。
歌うように、8分の6拍子のメロディーを歌うように弾いて左手の和音は丁寧にメロディーぶち壊しにしないように控えめにここでもやさしく弾きましょう。

4番は特になし、5番graziosoグラツィオーソ優雅に。




ここではいい。

ここでは良かった。問題は次の次、7番「清い流れ」シソレシソレの3連符を流れるように弾いて行く練習曲です。
ここの記号mormorendoモルモレンドね。
では意味はね。
なんだったっけ?

ブルグミュラー25番の7番なんて1度しかやってないからもう忘れたよ。
と、言ってられる立場かわたし。

いや、だいたいだ。自分がレッスン受けたのは1回でもレッスンしたのは何10回もあったはず。
その都度説明したはずなのになんでモルモレンドの意味が不明なんだ?

だが、意味不明だからテキトーにやろうね。て、ワケにいかない。
そのような場合はどうするか。調べる。

わたしはトリルや装飾音符の説明は楽典書を一緒に見て説明するようにしているので大昔、わたしの高校の楽理の先生が著した本は常備している。
だがガ━━(;゚Д゚)━━ン!!記載されてないのよ。
先生なんで載せてくれなかったのよ!!

つーか。なんでわたし何度も通った道なのに忘れてるのよ。

とにかくだ。徹底調査開始だ。
もう1冊の楽理本も調べる。
だが、完璧おんなじ文字列なし、大体の意味はわかるがこのさい徹底調査をするのだ。

なのでipadで調べた。はははipad買ってよかった。
mormorendoの意味はまんま、囁くように。

ピアニッシモだしね。3連符がダダダ、ダダダにならないようにね。指先の細いところで弾いていくようにして、、。
高等技術だわな。

モルモレンド、アイスクリームやカフェ及び美容院の店名にはなりそうもない曲想記号。
囁くように、ブルグミュラー7番で出てきます。

覚えましょう。でなく、わたしがちゃんと覚えます。
なので、ブルグミュラー25番とはいえ甘くはないので、試験に出たあと早速忘れた。もしくは最初っから覚えてなくて野性のカンで弾いていた。
楽典的な記号その他は、ちゃんと勉強いたしますm(_ _)m