ちいさなピアニスト聴音と創作 第1巻

3歳mage-725″ />3歳から5歳までのピアノ導入レッスン教材、ちいさなピアニスト。
ちいさなピアニストの聴音と創作第1巻。

かつてわたしが息子にも使っていたちいさなピアニストのピアノのお稽古の本と併用して使っていました。
一時は絶版になったのかと心配しましたが、楽天元気に売っています。

この本です。
3歳児4歳児への聴音て、例のドレミ(先生)ハイ(先生)ドレミ(生徒)か?
それなら某ヤマハの教室にいた頃さんざんやったが、それとはなんとなく雰囲気違う。

それに、ドレミ、ハイならば生徒に教本配布しなくても出来る。


この聴音と創作1番最初はこれです。

なんだこれは!て、ぬり絵です。
だが、ただのぬり絵ではない。
左ページの4つの同じイラスト、このイラストで音高の高い低いを聞き分けるのです。
小さな子供にはこうでなくては!

どう聞き分けるるかというと、わたし(つまり先生)が2小節ばかりの曲をピアノで弾くのです。
この音は高い音かな?低い音かな?
高い音だったら小鳥さん。低い音だったらカエルさんに色を塗りましょう。

それ以前にピアノの高い音低い音について説明することは言うまでもありません。
場合によってはリトミック風の高い音と低い音の認識のレッスンをします。

なんだか、この息子が使ってた教本は小鳥もカエルも全部塗ってあるし、あんまり丁寧な仕事とは言えないのですが、とても丁重な作業をする子もいれば、音高とはあまり関係のない池や木、までぬり絵する生徒もおります。

高い音、低い音から始まって次は上がる音(例えばドレミファソ)下がる音(例えばソファミレド)に進みます。
次はいよいよ、音符の種類。

8分音符で構成された曲か2分音符で構成された曲か聞き分けます。
どうも1、は8分音符の音楽だったで8分音符をこのように書いて行きます。
2、は2分音符、3、は4分音符だったのでそれぞれの音符を書いていきます。

あまり綺麗とは言えませんが、綺麗な音符書ける生徒だって大勢いますよ。

そして2曲聞いて同じ曲だったか違う曲であったか当てる。
それらを学習していきます。

じゃあ創作なにやるの?
は、このような絵を見てこの絵に相応しい音楽を考えてピアノで弾いてみよう。
そしてそれが出来たらイメージどうりに色を塗ってみましょう。

このような絵を見てイメージして音楽を作っていきます。

出来るのかよ?
ですが、めちゃくちゃにしか聞こえないような楽曲になってしまう場合も、また明らかなよく知ってる曲の亜流だったりもしますが丸ごとOKです。

中には立派なOp.1とも言うべき作品を作曲してくれる幼児だっています。
そんな時はきちんと採譜してお渡しいたします。

採譜が、シューマンの謝肉祭より、暗譜するより、アルペジオより、リストのエチュードより苦手なわたしだってなんとか採譜出来ます。
採譜できないくらいの大曲作曲しちゃったらどうすんのさ!

のようなケースはipadで録音して採譜の専門家に任せて、ゆくゆくはピアノより作曲を専攻するようにお薦めいたします。

作曲後の色塗りですが、うちの息子はこの嵐と犬の吠え声を黒の力強いタッチで表現しております。

なかなかの力作です。ただ、あまり美しいとは言えません。
もちろん大変美しい絵画の如く仕上げる生徒もおります。

おりますが、この場合も音楽より絵画的センスを発揮して熱中するあまりピアノのほうに気持ちが向かなくなる。という弊害も生じます。

どの場合も、楽しくかつ、大変創造的レッスンです。


全28ページの最後です。
聴音と創作1巻の集大成。高い音、低い音、そして速いテンポか遅いテンポか。大きい音小さい音聞き分けてリズム通りに音符を黒塗り棒を付ける。2つつなぐ等を学習します。

ピアノの方も1巻を終えたらいよいよ2巻に進んで行きます。
記念すべき最初の合格本です。