かっこうワルツ

ピアノ発表会向け人気曲、というのも流行り廃り(著作権が切れているくらいの年代曲。)があるらしい。
うちの教室だけの現象かもしれないけど、わたしが少女の頃もらってとても嬉しかった曲。

なのに何故か今さっぱり人気がない曲というのがある。

そのひとつが「かっこうワルツ」これこそ3拍子の拍動がはっきりした。ボールルームダンスのワルツ!!
それでいてお子様が弾いて楽しい軽やかなメロディー。

わたしかっこうという鳥のことはよく知らないのですが、よく知らないながらもカッコー♪゜・*:.。. .。.:*・♪カッコー♪゜・*:.。. .。.:*・♪の鳴き声、綺麗に表現されています。

アウフタクトでミッドッ休符ミッドッ休符ミソオミドミレ、(ハ長調)多分知ってる人はよーく知ってるあのワルツです。

いいと思うのですがね。何故かここのところ不評で発表会演奏率0%更新中です。

わたし小学生の少女の頃、この曲を練習するにあたってこれは名曲なのだから作曲者の名も覚えるように、と母親に命令されました。

誰が作曲したのよ?
ところがそう命令した母親が作曲者は知らない。だが、ここは母親の権威を示さなければならぬ場面。
母親苦心惨憺して作曲者調べ上げる。

作曲者はヨナーソン。誰だそれ?(だいたいカタカナに変換しないよ。)

でだ。ヨナーソンさん。どのような方かというとスウェーデン人です。
生年1886年没年1956年。
本当か?もしやして最近著作権切れたばっかりか?

生まれた頃こそ19世紀だが、立派に20世紀の人じゃないか?
フルネームはヨハン・エマヌエル・ヨナーソンもちろん作曲家で音楽家です。

ただ、「かっこうワルツ」以外はあんまり知られた曲はないみたいです。

珠玉の小品でやはりかっこうの鳴き声を主題にした発表会お薦め曲は、こちらは著作権全く気にしなくってOKな人。
ルイ・クローネ・ダカン(1694~1764)の「かっこう」ホ短調バロック時代の作品です。

わたし的にはこの曲の16分音符の流れのカゲにカッコーが聞こえるのとても好きなのですが、これまた今のところ希望者はナシ。

少し啓蒙したほうがいいのかしれない。

双方ともコスパのとても良いピアノ名曲110選に入っております。

もう一つ発表会お薦めカッコー曲は「かっこう鳥の歌」作曲者はウィルヘルム・ポップ (1828-1903)この人、フルート曲のほうがメジャーならしい。

わたしが持っている楽譜は大村典子ピアノ・ピースセレクション歳時記A。
ですが、これはもう廃版になっているらしい。

だけどわたしなんとなく煮詰まっていて、つまりこのように文字列と写真だけじゃ音楽は伝わらない。

どんな曲よ?
と、言って、このような曲よ。って、リアル音楽で伝えるのが1番分かりやすい。
上記3曲は、弾いて見せるからあと半年待っててよ。
と、言うほどの難曲ではけしてなくピアノを習い始めた少年少女、初めての名曲。的難易度。

わたしがピアノ弾いてこんな曲よ。
と、示すのが一番早い。

そうよ。そうだわ。i-padを買おう。

これが欲しい✩(≧∇≦)/

実は使い方さっぱりわからないけど、わからなからってここにいつまでもソーミ、ソーミレドレドー。やってるんじゃ芸も進歩も無さすぎ。

ではでは($・・)))/今年は必ずや、この手のデジタル機器手に入れて推奨曲お目にかけますわ。
とりわけ、ダカンの曲是非弾いて披露したいわ。

この方の作品こそ「ダカンの子孫ですが著作料払ってくださいよ。」なんてくるはずないんだから。