革命のエチュード攻略編

ここ2、3日、右手の薬指、つまりのは右4の指の付け根あたりから右手首が痛い(>_<)手首を捻ると痛い。フライパン持つと痛い(T~T;。)イターッ!!

もーヤダo(TヘTo)腱鞘炎になりかかってるのかな?わたしは腱鞘炎にはなりにくく、今まで深刻な腱鞘炎はやったことない。なので放置しときゃ、自然治癒するんだろうが、腫れてきたら医者に行こう。

それというのも、このところピアノが練習出来る廻り合せになってきた。なので、いっぺんきらきら星☆彡の第2バリエーションくらいまでモノにして録音、または録画してみようか?と、いう気になった。

やるにはピアノを練習しなければ弾けない。きらきら星変奏曲といえども舐めてかかってはいけない。

そこで、週に4日から5日くらい、1、2時間ならば運がよければ3時間練習出来そう。では、、、。と、ちゃんとハノンから練習し始めました。

そしてエチュードはもう時間ないのでツェルニーとかピシュナはやめてショパンを弾く。生涯10回目くらいとなる革命のエチュードの攻略と、木枯らしをこっちは譜読みから始める。

これヽ(´o`;はじめると、(^O^)!ほやはりきらきら星はぬるく感じるな。そのためのエチュード、かつ革命、木枯らしならば攻略しちまえばレパートリーとなる。ファツィオリの試弾(相変わらず変換しない。)に行くか。

ハ短調2分の2拍子

どこかでも書いたのですが、ハ短調の革命のエチュード華麗なるフルバージョンの属七(これも変換しない。)5つもの和音のコードネームで言えばG7で幕開け。属七はハ長調もハ短調も共有してコードG7。えええーーっΣ(゚д゚lll)音5つ。ビビるなって、指は5本あるんだから弾ける。

Bつまりはシ、ドイツ音名ではH。これがナチュラルになっているのは和声的短音階は第7音が半音上がる。つまりハ短調では7音は本来ならばフラットになってるシなのでナチュラルにして半音上げます。

この華麗なる出だしの属七は間違いなく和音なので和声的短音階の適応となりますね。華やかなる属七、ピアノを叩いたり腕に力入れたりしないですファルツアンドつまりはいきなりフォルテ(強く)で弾きます。

ほら、続くダダダダダダという感じの左手のパッセージもちゃんとハ短調らしくシがフラットになってます。

2番目の右手属七

出だしの属七の攻略は指は片手5本なんだから弾けるさ。で、済んだものの、困りものは音数こそひとつ少ないものの、さらに見かけは易しそうに見えるものの、わたし及び手の小さめな人には困りものは、この2番目に出てくる右手属七です。

これ、わたし上から掴めません。レッスンにこの曲持って行って、1番下のレ抜いちゃっていいですか?正統派の丸い指で弾くの無理(T_T)上が無理なら下から攻略せよ。って、ハイ。これくらいになると、良い子は真似してはいけない指の形もOKとなります。(だってそうしなきゃ弾けないもん。)

2番目の属七攻略中

こんな感じで右手の属七を弾きます。5の指がやっとの思いで届かせております。これこの和音弾く事そのものより、この指の使い方で弾くと前の16分音符とのつながりが超悪い。難曲の証なんでしょうかね。とにかくわたしは1小節目と2小節目の隙間で苦労します。

出だしの左手ラソファレミレは、今まで何100曲も弾いてきたエチュード練習歴の賜物で結構調子よく繋がる。(@^▽^@)革命のエチュードらしくなってきたじゃないか。

だがそこで楽勝とはいかないのが、ショパンエチュードの面妖ならしむところ。有名なパッセージドソドレミレドソも少女の頃からムキになってエチュード弾き続けた修練の賜物。なんとかなるさ。で乗り切ったものの。

赤鉛筆で丸付けたところから2小節の恐怖(╬゚◥益◤゚) 

15小節と16小節目、ゆっくり弾けばなんとか弾けます。だが、少しでもテンポを速くすると癪に障るくらいとなりの鍵盤を触る。

では、そのような場合の攻略法スタッカートにしたり符点にしたりして丁寧に弾いてだんだんテンポ上げる。だが、なんどやっても鍵盤2つ弾いてしまう場面となる。こんなところ英雄ポロネーズの出だしと一緒で誰も弾けやしないさ。と開き直るも、開き直り続けても100年たっても仕上がらないこととなる。なので再度、15小節目に立ち戻ってシシレソレソレシに挑戦する。

鍵盤2つ分押さえがマシになってきた頃次に進むが、これで絶対ケリがつかないのが流石に難曲。

これよこれ!!

28小節目からわずか7小節、調性が何で何の和音でなんて言ってる場合かヽ(`Д´)ノなんだこれは( ゚д゚ )いや、メゲるでない。この部分は技術的困難さより、この音符の羅列を一つずつ例えるなら微細なビーズ粒をピンセットでひとつづつ拾っていくような作業が出来りゃ、弾ける。多分わたしは前の15小節16小節より、この手のオドシに強いのだ。

だが、この音符ひとつづつ拾い出していくと、、、。┐(´∀`)┌ヤレヤレホント仕上がるの100年後じゃないかって心配になるよ。

ここまで攻略し、あとは暗譜するだけさ。暗譜して100回弾けばコンサートで弾ける。そうです。難曲の良さは暗譜するのが初見で弾けてしまう曲より容易なことです。だが、ここでまたとんでもない陥穽が待ち受ける。

36小節目から何度弾いても間違える。音大生だったらさぞや先生にド叱られるであろう外し方を派手にする。なんでだよーー。原因は超わかりやすい事象。この2段は曲全体からしたら簡単に弾けたのです。だから、ひどい時はこの2段を飛ばして練習していた。

このように練習不足のツケは必ず来るのです。練習は裏切りません。

このところ、なんとか練習時間を取るべくピアノを弾いているのです。右手に痛みが来た時は革命の属七が悪い!と、思ったのですが、、。いやいや、曲者はここのところタラタラと弾き始めた木枯らしの右手のせいじゃないかと?とりあえず、革命のエチュード、右手が腱鞘炎でも左手は無事なので、左手だけでも練習しようかと、、。考え中です。

イギリス館の新しいピアノ

3月30日の午前、わたしは山手町へと向かう。
この日は研究会の発表の日。
目指すは港の見える丘公園に隣接するイギリス館、横浜市が自慢する洋館のひとつ。

ここでは1階のサロンを借りてコンサートを催すことができる。
ホールといっても舞台があるわけではないのでサロンコンサートの形式をとるのが普通。

コンサート開催中は1階のピアノの部屋は関係者以外立ち入れないが、建物の見学はすることが出来る。
風格のある古い洋館。
なんとなく小説に出てくるみたいな、ゾゾッとするほどブリリアントな雰囲気がある。

普通のうちの倍も横幅のある階段の踊り場からの風景。

窓からこれまた西洋風の薔薇が主役の庭園を望む。
本物のお嬢様になった気分を味わえる。

昔は厨房(20年くらい前)も貸してくれて、お茶、お菓子付きのコンサート、コンサートの後はお食事会も出来た。
これが元はといえば個人の邸宅の台所、お弁当屋さんや旅館の厨房じゃありません。

館の半分位は(それでも半分なのですよ!)見学出来るが、この日はイギリス館見物に来たわけではない。
わたしはピアノを弾きに来たのだ。

なので、屋敷の見物庭園見物はほどほどにして1階サロンのピアノへと向かう。

向かうが、イギリス館ピアノ替えたな!
確か去年の秋は以前のセミコンサートグランドのままだった。


これが新しいイギリス館のピアノ。

なんだかここのところヤマハのこのシリーズに縁があるな。

9人くらいの研究会で半年仕上げた曲を披露する。
わたしの演奏曲目はフレデリック・ショパンのエチュード12番Opus19Nr.12革命のエチュード。
さぁヤマハS4わたしの魅力を引き立たせておくれ。
期待してるわよ。上手くいったら兄弟ピアノ買ってやるから、、。

だが、見事期待裏切りその日の出来は最悪。
落ち込んで予定している食事会に行っても食欲さえわかず、食べ物の味のわからなかった。
なんてことは全然ありません。

わたし、喝采の瞬間はしつこく覚えていても悪かった演奏は終わった途端に忘れる。
という特技を持っているので、立ち直りは超早い。

立ち直りが早いのだって芸のうち。

それにわたしの演奏よりもっと期待裏切ってくれたのはヤマハS4と、横浜市のポリシー。
雪の日に指弾したヤマハのSXシリーズはそんなこともなかったのに、今度のイギリス館のピアノ凄い弾きにくい。
このピアノわたしの打鍵に反抗するのだ。

もー、言うこと聞けって(`・ω・´)
悪い子なんだから(;_;)良いピアノというものは打鍵の先読みして動いてくれるんじゃないか?
ってくらいレスポンスが良いものだ。

奇妙に鍵盤は重く。音がくぐもぐっている。
いえ、ピアノのせいにはいたしませんが、わたし的には以前のセミコンサートグランドのほうが良かった。

ピアノは選べる時は選べるがイギリス館にはこれしかピアノがないのだから選びようはなく。
次回の研究会もこのピアノ弾くので、感度の悪いピアノの癖はよく覚えておこう。

そしてだ!びっくりすることには、このピアノ様には注意書きがあって、
その1ピアノ動かすな。
(これは納得)
次、忘れたがこれも納得は出来た。

その次が意味不明??
大きな音で弾かないでください!

この注意書きに気がついたのは弾いてしまったあと。
フォルテで弾くなってことか?
ハハハもう遅い。

思い切りフォルテシモで弾いてしまったわよ。
悪く思わないでくれ。(何考えてんだろう?横浜市)

演奏の出来は悪く。ついでにピアノまでわたしとの相性は非常に悪かったが、外は春爛漫。美しい庭園を散歩して、エリゼ光でお食事。
お洒落なお店で食事するのは去年の発表会の打ち上げ以来。

お料理は美味しかったし、窓から見渡せる外人墓地の景観も良かった。

メゲずに、次からはもっとクラシックの演奏家らしくドレスアップして多少性格悪いピアノ相手でも見事に弾く。
次、イギリス館でピアノ弾くのは9月。

そして革命のエチュード次弾くのは7月、この時のピアノはカワイSK6このピアノとの相性はいい。





ピアノ演奏攻略法~ショパン編

わたしは以前にこのブログであったかサイトのほうであったか、英雄ポロネーズについて記述したことがあったはずだ。
ショパン作曲ポロネーズ6番Op.53.別名英雄。

この景気のいい出だし、どう頑張っても1週間では弾けなかった。
そもそも1小節めを弾けないという体たらく、インフルエンザになったことにしてレッスン休もうかとさえ考えた。
だが、なんと先生は1週間でこのポロネーズを譜読みしてきたわたしの健闘を讃えてくれつつ呆れてくれ、「すみません。出だしが弾けないんです。」
のわたしの謝罪に「そんなもん誰だって弾けないから!」

そんな!だってみんな弾いてるじゃない。

この赤丸印がついているところがわたしが弾けない弾けないと唸り続けた箇所です。
ちなみに左手の方は初見でこの通りに弾けます。

ところが、この右手の4度の羅列、12、13、24、15、24、15、24指使い何度弾いてみても揃ってくれないのです。
他の4度の連なりはどうにか攻略できたものの、1小節めが弾けないってなんなのよ。

このわたしのショパンポロネーズの楽譜は大昔の春秋社版です。

次いでわたしが手古摺ったショパンの名曲はこの2個の赤丸印。

エチュードです。ショパンエチュード12番、Op.10.Nr.12ハ短調、革命のエチュード。
この4つの山型が何度弾いても正確に打鍵出来ない。

他の16分音符は見かけより往生際よく?攻略出来たのに作曲家が意地悪しているとしか思えないくらいこの4つの山は踏破出来ない。
終いに、そもそもショパンはここ弾けたのか??!!
と、喚きたくなったが、弾けなかったワケないだろうが、だってピアニストたちはみんな弾いてる。

わたし、このエチュードは好きで今でもよく弾くのですが、レッスンに持っていって、、。
えーー、引き続きアルペジオ弾くのが下手な生徒ですみません。
と、心の中で詫びつつ最後までとにかく弾いた。

然るに、あなた(つまりわたし)は左の1の指を弾きすぎる。だから1の指の返しがうまくいってない。
でもこの曲は仕上げてあるから上がり。次、練習してきて、、。

上げてくれたのか?!ちっとも出来てない気がするのだが、とにかくだ。
1の指乗せ過ぎない、弾きすぎないテンポの速い曲はそれでスピードアップを図ろう。

今持ってるわたしのショパンエチュードは

これです。ヘンレ版。

音楽の友社のショパンエチュードを以前は使っていたのだけれど、あまりにボロになったので捨てました。

そしてショパンの作品ではなく、シューマンの謝肉祭、リストのエチュードあたりをこれまたさるレッスンで「弾けないんですー。」
と、泣き言言ったら。

「弾けないことあるかー!弾けるわ。」
ははぁあーー。申し訳ありません。弾きます。泣き言は申しません。
もー、怖いんだから・゜・(ノД`)・゜・

このレッスンでは、つまりは技術的な問題、手首の使い方、肩や腕に力が入りすぎている。指力が不足している。動かない指、開かない手その他いろいろ。
何処かに問題があって弾けないのは技術的な困難を克服しなきゃならないが、あなた(つまりわたし)これらはクリアしている。
(いえいえ、ちょっと前までは問題ありだったのですよ。)
だから弾けないことはない。

それで、英雄ポロネーズの4度の連なり、または革命のエチュードの4つの山。踏破したのか?
って言えばしました。
先生の「弾けないことあるか!」は正しかったのです。

他にもショパン作品で困難な場面というのはいろいろあるのですが、あんまり泣き言書いてると1万字にもなってしまうのでこの2曲を選出いたしました。

どうやって攻略したかというと、大抵はそれでも100回弾けば弾けるようになるのです。
じゃ、100回でダメだったら諦めるのか?ということはありません。
1000回弾けばいいのです。

わたしのこうすれば弾けます。の解は100回でダメなら1000回弾きましょう。です。
「弾けないことはない。」ということは、それくらい練習するのは努力と言わずに当たり前の言葉が正しい。

ショパン攻略法、ピアノを練習する時間を強引にでも確保いたしましょう。
ツェルニー大先生の仰せられるとうり、反復練習は名人を作るのでしょう。(わたしが名人という意味ではない。)