ブルグミュラー 18の練習曲

ブルグミュラー25の練習曲は、ある種通過儀礼の如く普通にバイエルの次ー。(うちはバイエルではない。)
に使われる。
2番のラシドシラッ、ラシドレミッは有名。
お子様向けも数多く出版されている超ロングセラーやさしい練習曲。

25の練習曲の作品番号が100なので、当然その前には99作品があるはずで、残念ながら100だけがロングセラーでその前の99は忘れ去られているのか、、。
そのようなことはおうおうにしてあることなので、特別にブルグミュラー氏が悲運の作曲家というわけではない。

この方は、1806年生まれ、1874年歿。お名前はヨハン・フリードリッヒ・フランツ。
長い。だが流石に19世紀の人なだけあってキラキラ☆彡ネームはひとつもなし。
感激的なくらいフツーのお名前の3つ羅列。

19世紀当初は99の作品もきっとヒットしていたのでしょう。

だが、今に残る作品としてその25の練習曲の続編がある。
続編というものはワクワクして待たれるものもあるが、2番煎じ的扱いを受けるモノもある。

続編18の練習曲Op.109については存在は大昔から知ってはいたが、2番煎じはいいわ。
いい加減「貴婦人の乗馬」あたりで食傷もピークに達するのだから、次は別の先生のエチュード探しましょ。
のようなスタンスで忘れ去っていた。

わたしも少女の頃から弾いたことはない。

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これがそのブルグミュラー18の練習曲。
わたしはこの音楽之友社の楽譜を所有している。

安い(^-^)
これもお子様向け、楽しい可愛いლ(╹◡╹ლ)ブルグミュラー18の練習曲というものはないらしい。
ついでにこの続編の12の練習曲というのはある。

急にこの18の練習曲とお近づきになったのは例のピシュナ(ピュリナではない。)を薦めてくれた方から18の練習曲が良い。
と同時推奨してくれたから。

したがって2,3年前ピシュナと共に買い求めた。
ピシュナよりもっと、このブルグミュラー18の練習曲には期待薄で、「貴婦人の乗馬」の続編かい。
モードでした。

全18曲これまた表題付き、それは25番と一緒。
音符並びの見た目はエチュードそのもの、1番の表題「ないしょ話」のドソミドソミシソファドソミはツェルニー30番の1番と似ていなくもない。

だが、このブルグミュラー18の練習曲は予測裏切ってくれた。
どの曲も25の練習曲の続編という感じはない。

表題とマッチした曲でグンと大人っぽく、発表会に演奏するのも良さそう。
全て2ページに収まっているのもいい。

だが、このエチュード途中からオクターブ奏が多くなって、流石お子様向けが無いだけあって手の大きさがまだ成長過程の生徒には必ずしも向かないと思う。

そして25番の続編と見せかけてる割には微妙に難しい。
ブルグミュラー25番に食傷してツェルニー30番に入ったものの、今度は絶対披露しない練習曲に煮詰まった時に良いのではと思う。