シニアの童謡・唱歌集あるいは短調に満ち満ちた唱歌

本日、わたしの演奏予定は悪天候により流れた。
野球の試合じゃあるまいし、そんなことあるのかいな?

とも思うけれど、流れる時は流れる。
わたしコンサート予定が中止になったことは始めてだけれども、シニア向けの童謡伴奏のリクエストが入ったそのことから予想されるように年配の方の多い会合でのピアノ伴奏及びソロの演奏のリクエストであった。

なので、悪天候におけるアクシデントを予想して中止にしてしまった。との主催者からの連絡が入った。

わたしはこの演奏依頼について深く反省していることがある。

行われなかった演奏の反省があるものか!ですが、実はわたしこの中止になった会合における演奏リクエストについては深く反省しているのです。
話が来たとき、春の小川の伴奏以外2曲くらい想定して、今日までにもっていけそうな曲を無難に選んだ。

これなら、そう準備に手間取らないで弾ける。
と思って選んだのが「アニトラの踊り」とモーツァルトの「トルコ行進曲」このような小品が良いであろう。でも。

これが、きっと失敗したに違いない。
そう、悪天候で中止になるようなイベントなのだ。だからして、年配の方が好まれるような選曲をすべきなのだ。
おそらく、アニトラやトルコ行進曲はこのイベント的には重い。

もっとライト、かつシニア的ポピュラーな曲そして、期日に間に合うくらいの難易度のものを探すのだ。

準備したこの曲集の中から、シニアの方々がみんな知っていて「アラ懐かしいわ。」と、思われる曲。
女性ならば、今時のJKならぬ女学生とその年頃の少女が呼ばれた時代、きっと美しい女声合唱で歌われたであろう(男子と女子は別学出会った時代の話です。)外来種の「のばら」ウェルナーのほう、「峠の我が家」「埴生の宿」「サンタルチア」「アニーローリー」。

男性であれば、「故郷を離るる歌」これはわたしの父親から聞いた話だが、卒業の歌の定番だったそうだ。「とうだいもり」「故郷」「かあさんの歌」あたりが、良かったと思う。

童謡や唱歌にシニア向けもジュニア向けもあるのかいな?と、わたしも昔は思いましたが。あるのです。
このシニア向けの童謡唱歌、「春の小川」でさえ知らない小学生はけっこうおります。
「こいのぼり」「茶摘み」「証城寺の狸囃子」「たなばたさま」「たきび」くらいはほぼ、現代少年少女もクリア。
今でも歌われているらしい。

だが、うちは横浜であるのに「赤い靴」知らぬ。という小学生も存在。この歌はハ短調、なんだか暗くない?と、言われたが暗い。そして微妙に怖い。
「青い眼の人形」に至っては知ってる少年少女皆無。
若い世代には若干支持者あり。

「黄金虫」は歌ったことがある。という小学生もいたが、感想は暗くない?!暗いね。ニ短調。
「花嫁人形」も知ってる小学生は調査の限りではいなかったが、♪き~んら~んどーーんすうーの♪の歌詞の華やかさからかけ離れて、これも暗いト短調。

「絵日傘」という歌に至ってはわたしも知らない。この曲も歌詞の華やかに比べ微妙に暗い。イ短調。
題名からしてこれはわたし知らない曲だわ。
と、思ったは「美しき天然」これまたハ短調。

試しに「美しき天然」弾いてみたのだが、、!!
おんや!この曲は知ってる\(◎o◎)/!
もーなによ。チンドン屋の曲じゃないよ。
チンドン屋のあの派手な風体にしちゃ、これまたどことなく暗いけど、間違いないかつてはこの曲で商店その他は宣伝活動を行っていたのだ。

だが!チンドン屋そのものを今時の若い者は知らないに違いないのだ。
やはり、シニアのためにはシニア世代にやさしい曲選びをすべきなのだ。

今回は曲目選びの失敗が中止によりバレずにすんだが、このような依頼は来るときは来るのだ。
準備は怠りなくしておこう。

これで思い出したけれど、昔老人ホームでコンサートしたときはやはり、シニア向けの童謡を弾いた。
明日の夜明けは5時8分。ずいぶん夜明けが早くなった。

早い夜明けに合わせて朝練習はシニア向けの童謡を練習しよう。
そしてジュニア向けコンサート依頼が来るかも知れないのでジュニア向け唱歌も怠らずに練習しよう。