ピアノレッスンフルコース

わたしがピアノ教室始めるに当たって、夢で憧れだったこと。それはグランドピアノを横並びにして、フルコースのピアノレッスンすること。

ここでのフルコースは()付きでハノン、エチュード、バッハ、曲をレッスン。

今となっては壮大な夢。叶いそうもない夢、見果てぬ夢になってしまった。だがそれはエチュード、バッハ、曲をいっぺんに持ってくる生徒がいつまでも育たないからでしょ?ではない。

それは叶うかもしれないじゃないか。そこまで打ち込んでくれる生徒が出てくる可能性はゼロじゃない。

叶いそうもないのはハード面のことだ。わたしの家ではグランドピアノを横並びに2台置く床面積がない。カワイの営業の人に部屋面積計ってもらったら互い違いにだったら2台置ける。

それも、壁面に置いてある家具を全て撤去しての話。どうしても2台横で置きたければ壁を抜いて今は台所になっているスペースまで広げなければ不可能。だが、この家は住居兼用なのでムリ。だいたい壁を抜くってのは家自体の強度の問題もあるのだからハウスメーカーさんに相談しなきゃならない。

家つまりレッスン室問題はそのようなワケでなかなか、ピアノ2台横置きの夢は叶いそうもないのだが、エチュード、バッハ、曲フルコースでレッスンする方はどうだ?

と、いうのも可能性としてはゼロじゃないにしてもキビシイことは厳しい。そもそもツェルニー30番相当まで到達する。でも、エチュードはイヤだ。という、ブルクミュラー18の練習曲でもピアノの練習ラジリテーで気が進まぬ。という。

ならば、バッハのインベンションをレッスンしましょう!っても、ツェルニー先生より皆様はバッハ大先生が嫌いなみたいなのです。もっとも、バッハのト長調やト短調のよく電話の保留に使われてる可愛い舞曲や、フランス組曲のカボット、更に硬派な平均律のハ長調のプレリュード辺りは率先して弾きたがるのだけれど。なんでそんなにインベンションを嫌うんだ。

要するにツェルニーと違ってバッハの音楽そのものが嫌われてるわけでもないのだが、ただ、インベンション嫌うのはわたしもわかる。これは伴奏、及び伴奏とおぼしきモノがないのだ。右も左もメロディーでそれがまたバロックバロックしている。

2声ならば右手のメロディー左手のメロディー別々に弾いて、それ合わせりゃいいんだから簡単じゃない。と、思うのだが、そうはいかない。だってメロディーあったらそれに合ったコード付けたくならない?なるよね。でもインベンションはそれがナシなのだ。

つまり何時までもマッチングしてくれない。なので苦労する。だけれど苦労した割にはベートヴェンのソナタやロマン派曲のような派手さがない。

なかなかフルコースのレッスンに到達してくれないのよ。

ならば、生徒はおいといてわたしがもういっぺんフルコースのレッスン受けてみたら?それはいい。実はここ2,3年も1度フルバージョンのピアノ練習して「どうよ!(^^)!」と、レッスンに持って行きたい願望はある。

だが、それも厳しいものさ。レッスン代もかかるし、練習する時間を確保しなきゃならない。

わたし昨日も学生の頃、神経病むくらいピアノが向いてないんじゃないか?って悩んだ。って書きましたが、そうよ。そんなことは本当になかったんだ。向いてなかったらこの歳になって、エチュードや平均律練習して先生探してみてもらいたい。なんて考える筈ないもん。

エチュード、バッハ、曲のフルコースはそれはそれ。うちでだってフルセットのレッスンはしております。それは、テキスト(つまりかわいいエチュード)好みの曲、セオリー(楽典ですぞ)音楽ノート(聴音)のセットです。

そのようなセットのレッスン行っておりますので生徒募集中です。と、言いたいとこですが、今のところ日々レッスンが埋まってきたのと、わたしがフルコースのレッスン受けるのはまだムリとしても多少はピアノ弾きたいのと、ブログを書きたいので、大々的な生徒募集は打ち切っております。

ですが、まだ多少の空きはありますのでレッスン希望の方はご連絡ください。

春の抽選会

昨日はあかいくつ劇の抽選に行ってきた。今年つまり2019年の10月から2020年の3月までの劇場使用権の予約をする。

ここは年に2回劇場使用権の予約会を行うのだ。第一希望日というのを提出するのだが、あかいくつ劇場を使いたく集まった人たちの希望が全くバッティングしなければ抽選は行わないらしい。が、普通そんなことはない。

今年の冬の予約は取れたことは取れたが、どうもこの12月あかいくつ劇場でのイベント多くて、希望の12月はそもそも取れない日が多いのだ。クリスマスの人形イベントでもするのかな?ここは12月は比較的取りやすかったのだが、、。

わたしは今回もくじ運悪く、集まった30人ばかりのあかいくつ劇場借りたい人々の中にあって、優先権27番目。つまり、26人もしくは26団体の人たちが先に希望の日に借りる権利を取得。わたしはその27番目にまだ空いている日にちを借り受ける事ができる。

でまた今回何故か12月希望する人多くって、えー!そうか?ここ3月の雛祭りにあわせて借りに来るとこが多かったんだけどな。

27番目のくじ引き取得権を有するわたしは12月の土日祭日は巡ってきませんでした。

決定は11月の終わり頃。11月では辛うじて秋。冬のピアノコンサートっていうイベント名にするのはなんだか変じゃないか?

なので今年の冬、いえ秋はあんまりクリスマスに因み過ぎないように選曲しよう。

ただ、ここまでは未だ仮予約。本予約は手付金を払い込んで契約が完了する。そうか、これもあるんだ。実は昨日はあかいくつ劇場の抽選会に行っただけじゃなく、5月頭の引き落としの通知書も届いた。

あのな。4月分ってこんなに支払い多いのかよ。所得税が差し引かれるのも4月だ。この上に秋の終わり頃のあかいくつ劇場への手付け、そしてうちは5月に調律も入れる。

昨日あかいくつ劇場から帰ってきて早速した仕事は(これだって全部仕事だ。)冬の(秋かも知れないけど)発表会の日取りが決定いたしました。皆様出演いたしましょうね。の配布文書を作成する。

あかいくつ劇場からの支払い通知書を待って、まずは7月の発表会。それが終わったら今回は11月の発表会にけてけてのけてイベント企画をする。

イギリス館のピアノがかわった!

どうにもやる気が出ない。眠い(-_-)zzzこれは良くない傾向だ。ウツ病になりそう(T-T)

3月の5週目休みを楽しんでイギリス館でノクターンを弾こうか?と、考えていたわたしだが、あまりにやる気が出ない。こりゃダメだ。ノクターンは7月に取っといて、今回イギリス館で催される研究会は演奏はパス。

もう、1日寝てようか?とさえ思ったが行きます!って言って昼食の予約も取って仕舞った後なのだか瀕死の重体ならばいざ知らず、ドタキャンするわけにもいかないだろう。

なのでわたし10時10分20系統のバスでイギリス館へ向かう。普段ならば10時半開始ならば10時頃に着くように向かうのだが、、。調子が出ないのだよ(T-T)

だが!みなとのみえる丘公園前で下車して、ピアノより今日は庭園巡りでもしたい気分ぢゃ。のノリでたらたらとイギリス館の扉を開けてホールに入った途端。わたしは半分眠りそうな瞳を見開いた。

イギリス館ピアノ替えたな(O_O)(またも裏切ったな💢)

イギリス館のホールです。新しいピアノはカワイのピアノ。

待て、今日は演奏披露はしないが、このピアノ弾かせてくれ!カワイに替わってるんだったら不出来でも、暗譜はさっぱり出来ていなくても楽譜が重くても持ってきて弾いたのに!あー、もったいなや、、。

わたし1曲通して弾くのはムリにしても、試弾。ところであのヤマハのSシリーズはどうしたんだ?あれ評判悪くって返品したのか?

どのピアノがいいかはピアニストの好みの問題。わたしはヤマハのSシリーズよりカワイのシゲルカワイの方が好き。

その日の研究会は滞りなく(つまりわたしひとりが準備出来てません。って、演奏しなくっても)終わった。

だが、わたしはつらつら考える。横浜市よ。わたしをあの手この手で閉め出そうたって、そうは行くか!横浜市民、5人用意すりゃイギリス館は借りられる。ゲリラ作戦を用いて権利を取得するのだ。

まずうちの家族は3人。水戸市民になっている息子は早ければこの5月に東京勤務になる。息子の住民票をこの家に移そう。それで3人。残るは2人。

なんとかして人集めをするんだ。

やっぱりイギリス館でコンサートをしたい。ミニ発表会もしたい。

その日、イギリス館となりのレストランで食べたお昼ご飯がおいしかったのでまさか、こんなことにはなるまい。と、思ったのだが、それは悪魔の如くやってきた。

どうも調子が出なかったはずだ。わたしは5週目休み楽しむどころかその後、38度もの熱出して寝込んだ。医者の見立てでは単なる風邪だ。ってこと。発熱以前に風邪の病原菌が体内で暴れる機会をうかがっていたのだ。

なお今回の病気は働き過ぎによるものらしいので、今年の春は生徒募集中のポスティングは見合わせることにした。

ブルクミュラー18の練習曲再び

なんでそんなにツェルニー30番を嫌うんだ!あまりの嫌われさ加減にわたしは諦めて、しばらくツェルニー30番はお休み!の処置を取る。

不思議な事に成人の生徒さんはそうはツェルニー30番を嫌わない。真面目、真面に見てきてくれる。

嗚呼少女に嫌われしカール・ツェルニー先生。(うちの教室ではツェルニー30番お勉強中の少年はいない。)

わたしの少女時代はどうだったかな?いや、一応わたしは高校から専門教育受けたので、嫌いだからヤメ。は、NGであった。嫌いな曲だって試験曲に選ばれることあるもんね。

だが、練習曲ハノンだけってのもね。よほど熱心にあのダダダダ、ダダダダやってくれるのならばいざ知らず、ハノンはハノンでハノン先生の自己申告ほど面白く作られてるわけでもないので、初見及びそれに近いくらいのノリで弾けるのをいいことに、そう熱心にダダダダと4オクターブのスケールをお復習いしてくるとは思えない。

ハノンはハノンであれはウォーミングアップ用、曲として練習してるんじゃないわい!のモードがあるので、(これはわたしとて同じ。)曲の仕上げの方が大事。ということになってるのか。

だが、やはり偉大なるツェルニー先生。エチュード練習した方が上達の早道。指動きの滑らかさ、アルペジオの手首の柔らかさへの上昇が今ひとつ今ふたつ。だが、この先生がそんなに嫌いならばそこまで嫌いにならない先生を探そう。

そこでわたし、大昔にいいわよ。と、知人に言われて購入したっきり、書棚の奥にしまい込んでいた。ブルクミュラー18の練習曲を使うことを思い立つ。

この18の練習曲の前編とも言うべき25の練習曲の途上、終わりの20番過ぎ辺りでいい加減に食傷して早く25番にたどり着きたい。だからなん曲か抜かしたい。のリクエストさえあるので、皆さんブルクミュラー先生には飽き飽きしてたのかと思ったよ。


楽譜はこれです。音楽之友社版、実になんの変哲もない。全音出版からも出てますが、これまた変哲ない。ヤマハミュージックメディア出版のお派手な楽譜とはなんという違いでしょう。

派手さはないが、値段を見てください。なんという安さでしょう!18曲なので本は薄い。

ツェルニー30番がそのように嫌いならば、ブルクミュラー18の練習曲で攻め直すことにいたします。

ブルクミュラー先生のファーストネームのほうはジョアンらしいのですが、そのあとにフリードリッヒ フランツと続く。長い名前だこと。1806ー1874。カール・ツェルニー先生が1791ー1857なので、ツェルニーの方がおじいさんではあるものの世代的には全くかけ離れてるわけじゃない。

わたしはブルクミュラー18の練習曲でレッスン受けたことがないので、これから18曲弾いて指導について思いを巡らせようと画策中だが、ブルクミュラーらしく、全てに表題がついている。エチュードでありながらペダルの指定、そして25の練習曲もそうなのだけれど、曲想記号が多く用いられている。

ブルクミュラー18の練習曲の練習曲どのような効果があるか?今日はこれから、春のポスティングに出てそのあとブルクミュラー18の練習曲を1曲づつ弾いて指導案を考査しよう。

ショパン ノクターン11番

3月の終わりと、7月の終わり頃。研究会、発表会でわたしはベートーヴェンソナタ弾くのやめて急遽ノクターン弾く事にした。

理由はこの夏のプログラムは古典派曲が多い。そしてベートーヴェンソナタ弾くかショパンのノクターン弾くか迷ってた生徒がソナタに決めた。多い!あまりに古典派曲が多い。

ショパンのノクターンとしてあまりに有名な8分の12拍子の2番じゃなく、11番ト短調。ノクターンは日本語訳では夜想曲。夜想曲♫なんと風情のある名前でしょう。明治から戦前の日本語訳のセンスの悪さに散々毒づいたわたしですが、夜想曲の命名はノクターンというより、雰囲気があります。でも、わたしが弾く時間帯は3月7月ともになんということか午前!

8月に近い7月のパワーみなぎる午前の時間帯。なのだから、夜想曲ではなくノクターンと言おう。

話逸れますが、ノクターンの夜想曲はいいし、アンプロンプチュの即興曲あたりは許せるとして、フーガの日本名は遁走曲なんですよ。なんだか笑わせてやろう、って意図さえ感じられる訳だけど、当時は大真面目だったに違いないこと考えるとよけい翻訳センスの悪さが光る気がする。

ノクターン弾くか、って段になって気づいたのはわたし、実はノクターン1曲も仕上げてないのです。すでに子供でも学生でもなくなった頃、その時の先生にノクターン何曲か仕上げたい。と、申し出たところノクターンなんざ初見でも弾ける。しかるにもっと大曲、難曲を持ってくるように。ハイ、わかりました。でもわたしノクターン初見で弾けるか?それにショパンのノクターンだって19曲あるんだから全部がずん部初見で弾ける難易度じゃないだろう?

意外にノクターンみたいな曲は厄介で、ショパン、リストのエチュードやスケルツオみたいにちょっとやそっと練習したって弾けない曲ならば、暗譜出来るころには体が勝手に覚えて(本当は脳が)くれて、頭が白くなっても指が動いてくれる。だが、ノクターンの様な曲は本番中でもアラ、次忘れた。は、本当に忘れてる。だから面妖なのよ。

先生、ノクターンで痛い目にあったのか?

急遽ベートーヴェンソナタからショパンのノクターンに切り替えよう。って気になったのもショパンの作品の中でもノクターンは難易度的には難曲、というわけではない。技術的には超絶技巧必須の他の曲に比べりゃ圧倒的に易しい。表現力が要るのよ!表現力が。って、言い出せば難しいのだろうけれど、譜面を追って行くのだけなら初見で仕上げられないにしても困難ではない。

だから、スケルツォやバラードじゃなく、更にはエチュードでもなく短時間でなんとか仕上げてしまおう。って、気になったのだ。それにノクターン11番は譜読みするのは全く始めてではない。高校生の頃、レッスンでみてもらったことはないが弾いたことはある。

ト短調で右手のメロディーは実にノクターン、ノクターンしている。これを思い切り歌わせる。遠慮なく歌わせる。うっとうしいくらい哀愁を込めるが如く弾いていく。装飾音符は多い。1番多いのは16も装飾音符がある。ドジなピアニストが変なところで左手と合わせないように9つめのAと左の4拍目を合わせよ。の点線のが入ってる。(この盛大な装飾音符が初見では弾けない。)

途中から長調になる。メジャーチェンジつて言うんだろうか?変ホ長調となり、コラール風。コラールでなんだよ?って、よくママさんコーラスとか、PTA合唱部がなんとかコラールとかいう名前だったりするので、合唱団のことかよ?ともおもいますが、コラールは合唱のことではありますが、賛美歌です。

で、コラールについてはもとはプロテスタントの賛美歌ですが、学説はとにかく、ノクターンは賛美歌ではなく、更に言えばピアノ曲で声楽曲ではないので、コラールそのものではなく、コラール風。

4声体の合唱曲が元であっただけあって、左手が1声体右手が3つの音の和音。その和音の羅列が続き、これまたここにもミョウてけれんな装飾音符が完備。うねうねのアルペジオ+小さい装飾音符ひとつ。この弾き方は1番下、下から2番目、1番上最後に上から2番目の順番で弾いていきます。

またまた話は逸れますが、これ合唱で演奏するより、いっぺんでたくさんの音が出せるピアノのほうがラクだろう。って、この手の合唱曲仕上げるのにまずは最初に移動ドで各パートで譜読みをする。世の中の人間は95%は相対音感型なので固定ドだと、正確に音高を取れない。それが出来たら次は固定ドで歌って、全パートを合わせて更に歌詞を入れる。ということを、さる音楽美学?!の先生から伺いました。

ピアノは移動ド唱法なんざ考えることもなく、最初っから4声体くらいなんのその。歌詞なんぞという厄介なものはついていない。

ノクターンに賛美歌がついてるわけないが、コラール風はやはり敬虔な気持ちになって端正に和音を響かせましょう。だが、表現表現とばかり言ってもいられない。この和音は本物の合唱のように1番上のソプラノ、次1番したのバス。そして内声は控えめに弾くという基本を忘れてはなりません。

3月の研究会はイギリス館そして7月の発表会はあかいくつ劇場。双方とも置いてあるピアノはヤマハ。当初、ベートーヴェンソナタの予定だったので丸ごとOKだったんだが、このノクターン弾くのならば、、。スタインウェイで弾きたい♡