発表会向け~現代、邦人作品より

ピアノ教室のコンサート

ピアノ教室のコンサート、つまりは発表会です。発表会といえども音楽会なのでそれにふさわしい選曲をいたします。

別に、今最も流行りの音楽がふさわしくない。と、言っているわけではありません。YouTubeで流行った曲でも、カラオケの定番曲でも、ふさわしくないわけではありません。

ちなみにうちはディズニー、ジブリ、米津玄師OKです。

どの範囲のジャンルの中から選べというのは、その主催者である講師のポリシーです。

つまりは、発表会は音楽会であるのでドミファソラソファミや、あまり音楽として魅力があるとは言えないツェルニー30番の1番とかは(試験や、コンペならばありうる。)ふさわしくないであろう。ということです。

ストリーボック、クーラウを超えて

ピアノの発表会の常連アーティスト、ストリーボック、オースティン、ランゲ、リヒナー、クーラウ、クレメンティ、その他。

これらのお子様発表会向け、それは時代を超えて残った発表会名曲集の面々ですが、現代子供にはもちろんウケないわけじゃありません。ですが、ウケは今一つ今二つ。

つまりは古臭い、時代遅れの感があり。

なので、現在ただいま存命の作曲家。それも日本人の感性にマッチした発表会向けピアノ曲ってどうよ?!

話それますが、この感性にマッチ^_~もさることながら、わたし一時ロシア式教授法を学んだのですが、そのロシアというか旧ソ連のいかにも東側Σ(゚Д゚)って感じの教本に日本語訳にこの歌はソビエト連邦のお子様ならば誰でも知ってる、、。

のくだり、あのうちの生徒そりゃ外国籍の生徒もYISに通う生徒もいますが、誰もこのお歌知らぬ。と。おもいますが(・・?

だが、ロシア式つまりは東側推奨の指導法を行うには、教材も東側じゃなきゃいけないのか?

先生に質問したところ、教本はバイエルでもヤマハでも日本式教本でもアメリカンでもなんでもよろし。とのこと。

ついでに、メトードローズのウリみたいなのに、フランスのお子様ならば誰でも知っている~~。っていうのがあるんだけれど、これまたうちは日本の南関東地区で外国籍の生徒やインターナショナルスクールに通う生徒はいるが、フランス人のお子様はいない。

コンクールにも採用されている曲目のこと

教材はバイエルでもメトードローズでもなんでもいいので、そのことはさておき(ただ、ソ連児童音楽学校の教本は推奨しない。)発表会のための、それも子供向けの古典ともいえる作品もいいのだけれど、やはり残念ながら時代遅れ感はある。

この曲集は以前に入会した生徒がコンクールの課題曲だった。というモノ、ではって言うんで購入しようとしたら、どこの書店楽器店にもない(´;ω;`)

探して手に入ったら知らせてくれ、のお達し出したらAmazonが探し出してくれました。


カワイ出版です。

これは楽天での購入方法ですが、うちで入手後、やはり購入希望者が多かったためか今はどこでも扱っていて在庫もあるらしい。

カワイ出版オンラインでもAmazonでもいくらでも売っています。あの時はなんで何処も在庫がなかったんだろう。

後藤ミカ氏作曲、生徒さんからコンクールの課題曲であったと紹介されたのが「夜の教室」うーん、これはオースティンやランゲにはない発想であろう。

4分の3拍子イ短調、テンポはAndanteから4小節目でAllegrettoにかわります。

まずは学校のチャイムの音から始まります。

難易度はブルグミュラー程度ですが、難易度当てはめは個人差があるのでその前後と考えればいいでしょう。

ですが、ここで言葉でこんな曲です。と言っても説得力ありません。近いうちに動画配信いたしますので、ご期待ください。

冬に効くピアノ~ゆきのふる日のオルゴール

若干季節を選ぶのがこのゆきのふる日のオルゴールです。4分の4拍子ハ長調途中でイ短調に転調、Andantino。

もっとも、発表会年に4回も開催する教室のほうが珍しいので、夏の時期に演奏するのも全く問題なし。

表題通りの情景が浮かんでくるようなしっとりした音楽です。当然要表現力、要ペダルワーク。湯川昭氏作曲。

難易度はブルグミュラー25の練習曲終わりくらいから、ツェルニー30番に入ったくらいか?

これも個人差アリ。

うちの楽譜では、この曲集の1番最後、グレードAというのはバイエル終了程度になっております。

バイエル終了というのもだいたいの目安です。バイエルというのは、入門初心者の教材の中でもむやみと難しいのです。

とりわけ、バイエル先生は泣くほどアルベルティバスを弾かせる。今時の教材は泣かせない配慮をしているのでアルベルティバスはほどほどしか出てこない。

これはバイエル時代ほど今はアルベルティバスが流行らない。という時代背景もあるんでしょうが、この発表会お薦めのゆきのふる日のオルゴールはアルベルティバスから始まるのです。

たしかにバイエルで鍛えていれば怖くないでしょう。

このピアノピースセレクション歳時記は今や廃版になっているらしく、どこにも売ってません。


この曲集の31番です。

こどものせかいからは、かながわ音楽コンクールの課題曲にもなっています。

残念、今はうちの教室はこの曲集はまだ完備していません。ぜひ、購入しなければなりません。

ですが、カワイ出版の立ち読みで31番確認いたしましたので間違いありません。

これも近々練習して動画も配信いたしますので、ご期待ください。