夜明けあるいは逃げていく時間

今日のレッスンは午後4時から、明日も4時から。
午後4時はゴールデンタイムと言える。最も希望者の多い時間帯だ。

全くもって、16時開始のレッスンというのはある意味ありがたいけれど、違う意味ではありがたくはない。

有難いのは、16時くらいからだと掃除や雑用その他と、なにより自分が練習する時間が確保出来る。
っても、それでではではわたし7時間練習しましょ。
というのは、キビシイ。

きびしいがなんとしても練習する時間は確保したいし、家の内外も教室経営のためにはまたは精神衛生のためにも綺麗に掃除しておきたいのだ。
だが、日中の時間は限られ、いくら買い物は夜してブログも夜書く事に決めても掃除すれば練習する時間がなくなり、生徒が午前からもしくは午後早い時間にレッスンに来れば教室維持のためにはありがたいけれど演奏活動のための時間は短縮せざるおえない。

では、早い時間からレッスンを開始したい事象と、わたしのピアノの練習時間を取得したい事象と双方を満足させるにはどうしたら良いか?
1番いいのはかたっぽうを諦めること。
だがこれは今のところ適応無し。




そこで思い出したのは、大昔高校生の頃の視唱(変換しない。)だったか聴音だったかの先生の(自慢)話。
つまりは先生、勉強するのに苦戦して(苦学というのか?)学校の先生を勤めながらも懸命に勉強した。

苦学するといってもそこは音楽の勉強、すきま風の入る風呂なしトイレ共同、電話呼び出しのアパートで小さな電気炬燵で必死に辞書めくっていたような勉強光景ではない。
勤めていた学校のピアノで日付が変わる頃まで練習に励んだそうで、わたし、学校がピアノ使わせてくれてよかったじゃないか。と、半ば冷笑的に聞いておりました。
生意気だったのです。

だが今のわたしにはこの手は使えない。
まず、わたしはひとりで暮らしてるわけではない。
そして独立した音楽室があるほどうちは広くない。

なので生徒が帰ったあとの夜の練習は絶望的。
銀行(いまはATMがある。)買い物は夜に行うことで解決はついたが、掃除とピアノの練習のため昼の時間を引き伸ばさなきゃ、音楽教室の充実とわたしがピアノ演奏が出来る先生になる。
の両立が覚束無い。

で、かつての視唱か聴音の先生が時間を後ろ倒しにしたのならば、わたしは前倒しにすればいいんじゃないか?

なんだか一時流行った朝活みたいだけれど、今のところそれが1番良さそうだ。
では( ̄^ ̄)ゞ早速実行。

わたしは未明に起きるということが苦手でどうしても夜が明けてから起床したい。
なので日の出とともに起きよう。
日々、わたしのガラケーのタイマーを横浜市の日の出の時刻に合わせるのだ。

そこで調査したところ今日、つまり2018年1月17日の日の出は6時49分。
そんなに遅いのか?!
いつもの7時起床とたいして変わらないじゃないか!

まぁ、良いわ。これからだんだん日の出時刻は早くなる。
1月のおわりには6時42分まで早くなる。

このペースで早起きをして、芽吹く頃の仕事。
つまり草むしりや庭木お花の手入れ、外の掃き出しは朝早くやっつけてしまえばいいのだ。
そして心置きなく朝8時からピアノの練習をする。

朝8時って、早くないか?なことないさ。
小学生たちは8時15分ころ登校していく、私立に通う子はもっと早く、工事車両は7時ころやってくるし8時に家を出て出勤するのは遅い方じゃないか?
土日は朝7時から、わたしの練習ではなくてレッスンしたっていい。

(@^▽^@)いい考えだ。
なのでここ何日か本当に夜明けの時刻に起きているが、、。
どこまで続くか?
夏になったらどんなに早く起きなきゃならないんだ?!

いや続けるんだ。
6月の5日頃から夏至の頃までは横浜は日の出の時刻4時26分。
こんなに早く起きるのかよ!

起きるんだわたし。4時46分に起床してみい。
朝7時まであらかたの雑用家事はカタが付いてるわ。
ただでさえ、最近は猫の動物病院通いという仕事が増えたのだから甘い考えは許されない。

なので徐々に日の出が早くなる今の時期、2月からの春の生徒募集、3月の研究会の演奏に向けて早く起きて時間前倒しして練習もレッスンも頑張るのだ。





戌年の聴音と楽典パーティー B

3歳もしくは4歳のお子様にお薦めピアノパーティーシリーズ、4歳5歳の方にお薦めのちいさなピアニストより可愛らしくてまだ字を覚えきれてない幼児に最適。

こちらはその2番目の教科書B。ABCDと4冊揃っています。

ピアノのお稽古にはピアノパーティーですが、音感と楽典のお稽古には聴音と楽典パーティーを併用しています。

この聴音と楽典パーティー表紙の絵はぞうさんですが、今年戌年に相応しい犬さんモチーフがあるのです。
それはそれは可愛くてまだ5線譜が理解できなくてもちゃんと聴音のお稽古が出来ますよ。

ほーら、なんて愛らしいワンチャン▽・w・▽たちでしょう!

ただ、全員洋犬ですね。和犬はいません。
もとはアメリカで制作されたからでしょう。ついでにわたしが用意した1月用の出席シールは柴犬ちゃんです。

アメリカでも干支ってあるのか?(たぶんないと思う。)

さてこの4匹の犬さん、どんなワンちゃんがうちの犬だったらいいかな?4番目のワンちゃんは前髪?!結んだほうがいいね。

この聴音と楽典パーティーは表題通り聴音と楽典の勉強をいたします。このような会話では終わらず、お腹に抱いた鍵盤で聴音をいたします。

好きな犬さんが4番目の前髪犬だったら、、ホラお腹の鍵盤にC(ド)があるよ。
このワンちゃんなんて鳴くかな?
ピアノで鳴いてみませるね!

ハイ、ワン!ワン!ワン!(ドミソ)
もう1度ハイ、ワン!ワン!ワン!次にドレミで歌いましょう♪
ドーミーソー。

もう1度ド、ミ、ソ。ワンワンワン。
ドミソだった!ドミソの鍵盤を好きな色に塗ってみよう。

次は白いプードルはどうかな?
白い犬さんのお腹の鍵盤はソ。
今度のワンちゃん鳴いてもらおう。ピアノで弾くから聴いてて!
ハイ!ワン!ワン!ワン!(ソミド)
ワン!ワン!ワン!
次、ドレミではソ!ミ!ド!
ソミドだった。

ソミドで歌いましょう。ソミド♪
ハイ、ソミド鍵盤塗りましょう。

公平を期すためか?この聴音、ねこさんシリーズも出てきます。
ちいさなピアニストと同様の同じ音と違う音のぬり絵版もいくつかありです。

AからDまでですが、このBつまり2番目の聴音と楽典パーティーでト音記号とへ音記号を書く練習が出てきます。
大譜表でのお稽古の開始です。





今年の演奏活動とセンター試験

明日はセンター試験だ。
まだ息子が中学生位の頃わたしはセンター試験ってなによ??
と、思った。
何故なら、センター試験とか偏差値とかは縁のないところで生きてきてしまったから、、。

だが、その後息子は県立普通科高校に進学し、高校球児になって1浪して総合大学の大学生になった。

偏差値やセンター試験とは縁がなかったわたしにもセンター試験とご縁が出来た。

そして息子のセンター試験にご縁があった時期わたしは演奏活動は全然していなかった。
普通に受験するのも大変なことだな!と、センター試験を受けに行く息子を労った。

その思い出と共に、、。
今年あたりから本気になってピアノを弾く。1年のうち何回かはきちんと曲を仕上げて発表をしようとと決意した去年から今年にかけて。

今年は、非公開ながらも春と秋に演奏を発表し、教室の発表会にも講師演奏をして若くない世代の専門教育を受けたクラスのコンクールを探して受けにいこうか、、。

日々、時間を見つけてもしくは強引に時間を割いてピアノの練習をしているわたしにセンター試験のキーワードが降りかかる。
そりゃ受験の苦労は大変だ(ここだけの話だけれど、大変だ辛い。と言いながらもうちの息子は受験マニアじゃないか、実は受験が好きだったんじゃないかとの疑いもある。)ということはわたしも本人ではないにしろ関わったからわかる。

しかし演奏活動しよう。ってのもこれ、常時受験してるようなもんじゃないか?



それに加えて、わたし例のファツィオリピアノにもやはり試弾させてもらいに行こうかな?
と、考えている。

試弾してどうしても気に入ったら、まずは頭をどれくらい用意していくらぐらいの分割かを真剣に考えなきゃならないのだが、試弾するのだって弾ける曲がなきゃ話になりません。

そりゃうちは下手な人には売らないんですよ。とは言われないだろうけれど、ねこふんじゃった弾くのかって?!(そんなわけにはいかない。)

そのため、最近は昼間しか練習できないので夜買い物に行くことにしている。

外で会うお友達はSPという名の地域猫だけ。

次の演奏発表予定は3月。用意しているのはエチュード2曲。
うちわの研究会なので平服で弾く。

機会作ってコンサートホールでお姫様ドレス着て演奏する日が来るかな?

わたしがいつぞやドレス屋に行って、ぼちぼち正装の洋服も揃えようかな?
と、店の人に相談持ちかけたところ、わたしのような中年の既婚女は寒色系で控えめなドレスが好ましい。
そうだ。

わたしは寒色系似合わないし、地味にするの(>_<。)嫌いだって! だが、普通ドレス着るのは披露宴。 主役はお嫁さん、それに次ぐ花形は若い未婚のお嬢さん。 中年女なんて引き立て役にもならない。とまでは言われなかったけれど、そうなのかいな。 ならば、わたしがピアニストとしてコンサートで弾くのだったらどうよ? 暖色系の派手なドレスでOKですか? それはもう、いっくらでもOKですぜ。 何故なら、中年だろうと婆さんだろうとコンサートでは演奏家が主役。 主役なのだから上から下まで満艦飾に飾り立てりゃいいんです。 (*´∀`*)ほ演奏家の特権だわ。 明日の南関東は最低気温は氷点下ながらも降水確率10%晴れ。 センター試験は南関東でも雪がつきものなのに、このあたりの今年の受験生はラッキーヽ(*´∀`)ノ



ちいさなピアニスト 第2巻

ちいさなピアニスト第1巻が終了、では第2巻へと進みましょう。

うちの息子の組は滞ることなく第2巻へと進みました。

最も、これ終わったら同シリーズの次バージョンに進まなきゃならぬ。
と、いう法律があるわけではありません。

第1巻で長足の進歩遂げてくれれば憂うことなくバスティンのベイシックスシリーズもしくはもう少し大きい子向けの教本を選ぶこともあれば、もしや??!こりゃまだ理解が追いついていかないかな?
の疑いを持てば、しばらくは足踏みをしてもらうこともある。

この本がちいさなピアニスト第2巻。

この本からいよいよ5線譜の勉強が始まるので見開きに、音符のシールが1ページ付いています。

息子が全て剥がしたシールの形跡。
ここの音符シールをはがして


こんな感じに貼り付けて、5線譜の勉強をいたします。

もうここではト長調、Gメージャーのお稽古が始まってます。
大譜表にシャープ1つの調号、タンタン、ターアンの譜割りにソシレ、ソシソ(シールはアルファベット)のシールを貼ってその位置を正確に覚えてゆきます。

最もまだ前半では5線は出てきません。
最初の頃は

シャープとフラットが出てきます。
グループ1の調として、ハ長調、ト長調、ヘ長調の5本指のポジションを弾いてみます。

これはヘ長調Fメージャーの5音の音階です。
移調の練習もそろそろ奨励します。

このへんではとなりあった音、1つ飛ばしの音。それをステップ、スキップとして鍵盤の絵を見て、アルファベットの音名で練習です。
バージョンアップした鍵盤の色塗りも出題されます。

いよいよ大譜表が出てくると、シール貼りの前に線音符と間音符の色の塗り分け課題が登場。
ト音記号へ音記号を書く練習もします。

シール貼りでない楽譜で弾く課題ももちろんあり、挿絵もついているのでうちの息子はやりませんでしたが、挿絵に色を綺麗に塗る生徒もおりました。

最後の方のシール貼り課題の曲です。

2巻の終わりでこれくらいまでの曲が弾けるようになります。
なかなか1人前になるものだ!
のご意見も、2巻めでこれくらいかよ?
のご意見もあるでしょう。

だが、このちいさなピアニストは表題通りちいさな子のピアノ入門なのです。
ここまで文字どうりかゆいところに手が届くような丁寧な指導をするのです。

かつての「なんでこんことがわかんないのよーー(`Δ´)!」ったってわかんないもんわかりません。
わからないから習いに来ているのです。

無理が通れば道理は引っ込む式の指導を小さな子供にしていたものだからピアノレッスンはとても嫌われる習い事だったのです。

それでこれ習得するのに何年くらいかかるのか?
は、ですね。個人差があるのでなんとも言えません。

ですが、わたしが息子の指導にはあまり熱心じゃなくかつ、ピアノのお稽古に精を出す息子でもなかったけれど、確か1年くらいでこの後の3巻まで終わりにいたしました。

この本に次は第3巻そして、それが終わればベイシックスシリーズ。
これになれば期待してください。
内容がグーンと高度になりますよ。

話元に戻して、この教本と併用していたのがちいさなピアニスト聴音と創作第2巻です。
それは明日以降更新いたします。





ちいさなピアニスト聴音と創作 第1巻

3歳mage-725″ />3歳から5歳までのピアノ導入レッスン教材、ちいさなピアニスト。
ちいさなピアニストの聴音と創作第1巻。

かつてわたしが息子にも使っていたちいさなピアニストのピアノのお稽古の本と併用して使っていました。
一時は絶版になったのかと心配しましたが、楽天元気に売っています。

この本です。
3歳児4歳児への聴音て、例のドレミ(先生)ハイ(先生)ドレミ(生徒)か?
それなら某ヤマハの教室にいた頃さんざんやったが、それとはなんとなく雰囲気違う。

それに、ドレミ、ハイならば生徒に教本配布しなくても出来る。


この聴音と創作1番最初はこれです。

なんだこれは!て、ぬり絵です。
だが、ただのぬり絵ではない。
左ページの4つの同じイラスト、このイラストで音高の高い低いを聞き分けるのです。
小さな子供にはこうでなくては!

どう聞き分けるるかというと、わたし(つまり先生)が2小節ばかりの曲をピアノで弾くのです。
この音は高い音かな?低い音かな?
高い音だったら小鳥さん。低い音だったらカエルさんに色を塗りましょう。

それ以前にピアノの高い音低い音について説明することは言うまでもありません。
場合によってはリトミック風の高い音と低い音の認識のレッスンをします。

なんだか、この息子が使ってた教本は小鳥もカエルも全部塗ってあるし、あんまり丁寧な仕事とは言えないのですが、とても丁重な作業をする子もいれば、音高とはあまり関係のない池や木、までぬり絵する生徒もおります。

高い音、低い音から始まって次は上がる音(例えばドレミファソ)下がる音(例えばソファミレド)に進みます。
次はいよいよ、音符の種類。

8分音符で構成された曲か2分音符で構成された曲か聞き分けます。
どうも1、は8分音符の音楽だったで8分音符をこのように書いて行きます。
2、は2分音符、3、は4分音符だったのでそれぞれの音符を書いていきます。

あまり綺麗とは言えませんが、綺麗な音符書ける生徒だって大勢いますよ。

そして2曲聞いて同じ曲だったか違う曲であったか当てる。
それらを学習していきます。

じゃあ創作なにやるの?
は、このような絵を見てこの絵に相応しい音楽を考えてピアノで弾いてみよう。
そしてそれが出来たらイメージどうりに色を塗ってみましょう。

このような絵を見てイメージして音楽を作っていきます。

出来るのかよ?
ですが、めちゃくちゃにしか聞こえないような楽曲になってしまう場合も、また明らかなよく知ってる曲の亜流だったりもしますが丸ごとOKです。

中には立派なOp.1とも言うべき作品を作曲してくれる幼児だっています。
そんな時はきちんと採譜してお渡しいたします。

採譜が、シューマンの謝肉祭より、暗譜するより、アルペジオより、リストのエチュードより苦手なわたしだってなんとか採譜出来ます。
採譜できないくらいの大曲作曲しちゃったらどうすんのさ!

のようなケースはipadで録音して採譜の専門家に任せて、ゆくゆくはピアノより作曲を専攻するようにお薦めいたします。

作曲後の色塗りですが、うちの息子はこの嵐と犬の吠え声を黒の力強いタッチで表現しております。

なかなかの力作です。ただ、あまり美しいとは言えません。
もちろん大変美しい絵画の如く仕上げる生徒もおります。

おりますが、この場合も音楽より絵画的センスを発揮して熱中するあまりピアノのほうに気持ちが向かなくなる。という弊害も生じます。

どの場合も、楽しくかつ、大変創造的レッスンです。


全28ページの最後です。
聴音と創作1巻の集大成。高い音、低い音、そして速いテンポか遅いテンポか。大きい音小さい音聞き分けてリズム通りに音符を黒塗り棒を付ける。2つつなぐ等を学習します。

ピアノの方も1巻を終えたらいよいよ2巻に進んで行きます。
記念すべき最初の合格本です。