ワルトシュタイン~Prestissimo

Graveの出だしのベートヴェンピアノソナタ「悲愴」
では最も早い速度記号とされてるPrestissimoの曲ってあるの?

よく演奏される名曲でありますよ。
それはこれ、
Prestissimo
ほら、ちゃんとPrestissimoの表示あるでしょう?
鉛筆で丸が付いてるのはこれ、私ちゃんと練習してレッスンしたのよ。
(恐れ入った?)

このPrestissimo曲の正体は、ベートーヴェンピアノソナタ21番Op.53(あら、ベートーヴェンソナタ2巻の方は春秋社版なのでオーパスの表記が違う。)ハ長調。
ワルトシュタイン第3楽章終わりの方、形式はロンド形式。

このテンポになるとメトロノームかけるとカチカチ音の感覚とアナログ型のメトロノームだとあの逆振り子の振りが半端なく速いので、は~~恐れ入りました(^_^;)
モードになりますが、焦ることはない。
たとえ、VivaceだろうとPrestissimoだろうと譜読みの原則はGraveより遅く、シっかと一音ずつ丁寧に弾く。

ただ、現実問題として流石にPrestissimoなだけあって、音符玉の数は少ない。
ただでさえ長大なソナタ、セオリーどうりとはいえそんなにのんびり少ない音符玉の譜読みしてたら10時間もかかりそう。
だから、ま、適当に遅く一音ずつ捕まえてゆきましょう。

音符玉数は少ないので弾けるようになってきたらこの2拍子ノリで弾ききりましょう。
この音符の玉の数々見てるとツェルニーのエチュード練習しなくては!
の気分になりますね。

指を最速で動かしてあと、4ページ半弾ききってしまましょうね。
ツェルニー先生が何故膨大なエチュード作曲したか、その気持ちわかります。

わたしはワルトシュタインがとても好きなのですが、難曲指定はされていると思われるものの、あの1小節めからして弾けなくて困る英雄ポロネーズと違って第1楽章のとっかかりはとてもいい。

ワルトシュタイン
この8分音符の繋がり、初見でもある程度弾けてしますますね。
(*´∀`*)ほ楽勝だわ(^-^)

と、思うとそうは行くかガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
まかり間違ってもベートーヴェン後期のソナタそんなに簡単に許してもらえる筈ないじゃないか。

この第1楽章いつまでたっても終わらないんです。
もういい加減先見えるだろうと思ってもまだまだ続く、繰り返し弾いてたら夜中になっても終わりそうもないので飛ばして弾く。
わたしの春秋社版のソナタ2巻では、14ページあります。
全楽章ではありません。第1楽章だけでです。

演奏家は体力がいるのがわかります。

長大ながらも譜読みしやすくって、出来上がればとても映える是非ともYAMAHAのフルコンサートグランドで弾いてみたい骨格のしっかりした曲です。
第2楽章その反動か1ページ2段(春秋社版では)短めです。
8分の6拍子でとても重厚。

で、この曲の何よりの難曲指定はその次に待っているのです。
第3楽章がprestissimoだからではなく、。

ワルトシュタイン第3楽章
これよこれ、悪い冗談はやめてくれって(゜д゜)
これどうやって弾くのよ。

どうやって弾くって右手1と2の指でトレモロ弾いて5の指で指定通りにソーソーミレーソードーミ♪゚+.o.+゚♪゚+.o.+゚♪j弾くしかないんですがね。

わたし手が小さいんだから、、。
トレモロ+ソプラノメロディーの攻略法。

ソプラノG音つまりソを弾いてる時は内声のトレモロ飛ばせ。
そのような指導をわたしは受けました。

確かに、これ全部弾いてソプラノGが来るたんびに膠着してたら音楽にならない。
このテンポならトレモロのひとつやふたつ抜かしっ!したってわかるもんか(≧∇≦)

更に、第3楽章、1楽章に負けずに長い。
どれくらい長いかっていうと17ページ半。
そして手を変えて例のトレモロ+ソプラノが出てくる。

この頃から、ピアノ曲というものは長大かつ超人的ピアノ技巧求められるようになり、後世の人間はエンエンと苦しめられるようになったのです。




Graveと128分音符

楽譜の左上に書いてるAndanteとかAllegroこれを速度記号といいます。
Andante,Moderato,Allegretto,Allegroの4つの速度記号は初心者向けのセオリーという教本に出てきます。

正確にこのイタリア語文字を書けるようにしましょう。
と、までは指導しませんが速度記号の観念は覚えましょう。

音符のお名前も〇だけは全音符、棒つき〇は2分音符棒つき黒丸は4分音符、旗付き黒丸8分音符、ふたつ旗付き黒丸16分音符。
各横に点付き付点何分音符。徐々に覚えていきましょう。

速度の観念はハイ、これがAndanteゆっくり歩く速度。
かたつむりをイメージした曲を弾く。
あっ、そうなの、、。的ノリになって今ひとつ興味薄い雰囲気。

だが、生徒の皆さんが速度記号に関心薄いか?
というと、そんなことはありません。メトロノーム使うのは大好きな生徒は多いです。

うちは息子が残していったデジタルメトロノームと昔からわたしが所有しているゼンマイ式メトロノームがあります。
メトロノームには数字の速度も示してあるので、数字は1分間に何度拍動するかです。

わかりますか?少女の頃のわたしはわからなかったです。
つまり60が時計の秒針と一緒。

だが、メトロノームに書いてある速度記号はたったの4つではない。17ばかりある。
1番遅いのはGrave速度40.
Graveの曲ってあるの?ありますよ。

すごーくゆっくりなの?
それが必ずしもそんなわけではない。

確かにとても遅いテンポだけど、緩急つまり溜め込むようにゆったりした音と細かい音符が現れる。
驚くなΣ(゚д゚lll)その曲は128分音符が出てくるのだ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

詳しく説明すると、16分音符の倍の刻みになるのが32分音符旗3つ、その倍が64分音符旗4つ、64分音符の倍が128分音符旗5つ。

128分音符部分はひどく難しいの?の答え、半音階が弾ければ弾ける。
だから半音階をきちんと練習すること。

で、この曲はなんだ?
ベートーヴェンピアノソナタ8番Opus13「悲愴」ハ短調、第一楽章。
ただしGrave部分は片側1ページ11小節。次の12小節目からはAllegro di molto e con brio相変わらずハ短調。

曲の途上で時々またGraveに速度が変化して最初の動機が現れる。

では、速度についてAndanteから勉強してるみなさん、Graveと128分音符の出てくるベートーヴェンの名曲ピアノソナタ「悲愴」目指して励みましょう。
ハ短調の1の和音CmフォルテのGrave4分音符+付点16分音符のずし~んーー、とした音響を楽しんで次に続くエキサイティングな音楽の流れを期待致しましょう。

11小説目の128分音符流れるような半音階、いったんフェルマータで停止して溜め込んでAllegroになだれ込みます。(フェルマータも覚えようね。)

時には、速度、音符の楽典のお勉強でこんなレッスンもいたします。
楽理を名曲で解説するのは幼き少年少女であっても説得力あると信じます。

うちのメトロノームはこれ、速度記号覚えましょう。では活躍致します。

デジタル式はコルグのこのメトロノームです。

デジタルピアノだと、メトロノームを別に買わなくても標準で搭載されています。