ちいさなピアニスト 第2巻

ちいさなピアニスト第1巻が終了、では第2巻へと進みましょう。

うちの息子の組は滞ることなく第2巻へと進みました。

最も、これ終わったら同シリーズの次バージョンに進まなきゃならぬ。
と、いう法律があるわけではありません。

第1巻で長足の進歩遂げてくれれば憂うことなくバスティンのベイシックスシリーズもしくはもう少し大きい子向けの教本を選ぶこともあれば、もしや??!こりゃまだ理解が追いついていかないかな?
の疑いを持てば、しばらくは足踏みをしてもらうこともある。

この本がちいさなピアニスト第2巻。

この本からいよいよ5線譜の勉強が始まるので見開きに、音符のシールが1ページ付いています。

息子が全て剥がしたシールの形跡。
ここの音符シールをはがして


こんな感じに貼り付けて、5線譜の勉強をいたします。

もうここではト長調、Gメージャーのお稽古が始まってます。
大譜表にシャープ1つの調号、タンタン、ターアンの譜割りにソシレ、ソシソ(シールはアルファベット)のシールを貼ってその位置を正確に覚えてゆきます。

最もまだ前半では5線は出てきません。
最初の頃は

シャープとフラットが出てきます。
グループ1の調として、ハ長調、ト長調、ヘ長調の5本指のポジションを弾いてみます。

これはヘ長調Fメージャーの5音の音階です。
移調の練習もそろそろ奨励します。

このへんではとなりあった音、1つ飛ばしの音。それをステップ、スキップとして鍵盤の絵を見て、アルファベットの音名で練習です。
バージョンアップした鍵盤の色塗りも出題されます。

いよいよ大譜表が出てくると、シール貼りの前に線音符と間音符の色の塗り分け課題が登場。
ト音記号へ音記号を書く練習もします。

シール貼りでない楽譜で弾く課題ももちろんあり、挿絵もついているのでうちの息子はやりませんでしたが、挿絵に色を綺麗に塗る生徒もおりました。

最後の方のシール貼り課題の曲です。

2巻の終わりでこれくらいまでの曲が弾けるようになります。
なかなか1人前になるものだ!
のご意見も、2巻めでこれくらいかよ?
のご意見もあるでしょう。

だが、このちいさなピアニストは表題通りちいさな子のピアノ入門なのです。
ここまで文字どうりかゆいところに手が届くような丁寧な指導をするのです。

かつての「なんでこんことがわかんないのよーー(`Δ´)!」ったってわかんないもんわかりません。
わからないから習いに来ているのです。

無理が通れば道理は引っ込む式の指導を小さな子供にしていたものだからピアノレッスンはとても嫌われる習い事だったのです。

それでこれ習得するのに何年くらいかかるのか?
は、ですね。個人差があるのでなんとも言えません。

ですが、わたしが息子の指導にはあまり熱心じゃなくかつ、ピアノのお稽古に精を出す息子でもなかったけれど、確か1年くらいでこの後の3巻まで終わりにいたしました。

この本に次は第3巻そして、それが終わればベイシックスシリーズ。
これになれば期待してください。
内容がグーンと高度になりますよ。

話元に戻して、この教本と併用していたのがちいさなピアニスト聴音と創作第2巻です。
それは明日以降更新いたします。





ちいさなピアニスト聴音と創作 第1巻

3歳mage-725″ />3歳から5歳までのピアノ導入レッスン教材、ちいさなピアニスト。
ちいさなピアニストの聴音と創作第1巻。

かつてわたしが息子にも使っていたちいさなピアニストのピアノのお稽古の本と併用して使っていました。
一時は絶版になったのかと心配しましたが、楽天元気に売っています。

この本です。
3歳児4歳児への聴音て、例のドレミ(先生)ハイ(先生)ドレミ(生徒)か?
それなら某ヤマハの教室にいた頃さんざんやったが、それとはなんとなく雰囲気違う。

それに、ドレミ、ハイならば生徒に教本配布しなくても出来る。


この聴音と創作1番最初はこれです。

なんだこれは!て、ぬり絵です。
だが、ただのぬり絵ではない。
左ページの4つの同じイラスト、このイラストで音高の高い低いを聞き分けるのです。
小さな子供にはこうでなくては!

どう聞き分けるるかというと、わたし(つまり先生)が2小節ばかりの曲をピアノで弾くのです。
この音は高い音かな?低い音かな?
高い音だったら小鳥さん。低い音だったらカエルさんに色を塗りましょう。

それ以前にピアノの高い音低い音について説明することは言うまでもありません。
場合によってはリトミック風の高い音と低い音の認識のレッスンをします。

なんだか、この息子が使ってた教本は小鳥もカエルも全部塗ってあるし、あんまり丁寧な仕事とは言えないのですが、とても丁重な作業をする子もいれば、音高とはあまり関係のない池や木、までぬり絵する生徒もおります。

高い音、低い音から始まって次は上がる音(例えばドレミファソ)下がる音(例えばソファミレド)に進みます。
次はいよいよ、音符の種類。

8分音符で構成された曲か2分音符で構成された曲か聞き分けます。
どうも1、は8分音符の音楽だったで8分音符をこのように書いて行きます。
2、は2分音符、3、は4分音符だったのでそれぞれの音符を書いていきます。

あまり綺麗とは言えませんが、綺麗な音符書ける生徒だって大勢いますよ。

そして2曲聞いて同じ曲だったか違う曲であったか当てる。
それらを学習していきます。

じゃあ創作なにやるの?
は、このような絵を見てこの絵に相応しい音楽を考えてピアノで弾いてみよう。
そしてそれが出来たらイメージどうりに色を塗ってみましょう。

このような絵を見てイメージして音楽を作っていきます。

出来るのかよ?
ですが、めちゃくちゃにしか聞こえないような楽曲になってしまう場合も、また明らかなよく知ってる曲の亜流だったりもしますが丸ごとOKです。

中には立派なOp.1とも言うべき作品を作曲してくれる幼児だっています。
そんな時はきちんと採譜してお渡しいたします。

採譜が、シューマンの謝肉祭より、暗譜するより、アルペジオより、リストのエチュードより苦手なわたしだってなんとか採譜出来ます。
採譜できないくらいの大曲作曲しちゃったらどうすんのさ!

のようなケースはipadで録音して採譜の専門家に任せて、ゆくゆくはピアノより作曲を専攻するようにお薦めいたします。

作曲後の色塗りですが、うちの息子はこの嵐と犬の吠え声を黒の力強いタッチで表現しております。

なかなかの力作です。ただ、あまり美しいとは言えません。
もちろん大変美しい絵画の如く仕上げる生徒もおります。

おりますが、この場合も音楽より絵画的センスを発揮して熱中するあまりピアノのほうに気持ちが向かなくなる。という弊害も生じます。

どの場合も、楽しくかつ、大変創造的レッスンです。


全28ページの最後です。
聴音と創作1巻の集大成。高い音、低い音、そして速いテンポか遅いテンポか。大きい音小さい音聞き分けてリズム通りに音符を黒塗り棒を付ける。2つつなぐ等を学習します。

ピアノの方も1巻を終えたらいよいよ2巻に進んで行きます。
記念すべき最初の合格本です。





FAZIOLIよりの招待状

去年暮れ、FAZIOLIから魅惑的な書簡が届いた。
金色のFAZIOLI社のパンフレット。

さぁ!ここのピアノ幾らかな(値段)?

↑これがFAZIOLIピアノのラインナップ。

なんてことないフツーのグランドピアノ。当たり前だけれど、標準仕様のピアノはそうオドカすような仕様ではない。
ピアノは標準規格があるのだから妥当。

ちっちゃめのグランドピアノからコンサートホールに置いてある1番大きなグランドピアノまで6台。
ここはグランドピアノしか作ってないのかいな?
って、思ったが多分グランドピアノしかないのだ。

そこにイタリア魂を感じるわ(*´∀`*)

でだでだ!!値段だ?買えそうか?

この金色に輝くピアノの絵とは別に価格表が入ってた。

買えそうにない・゜・(ノД`)・゜・


↑これです。モデル名F308。1番大きなグランドピアノ。

だが、この会社ピアノの生産年間130台。
あのう、、。それじゃ儲からないんじゃないか?

ピアノって商売すること考えればアップライトピアノが1番売れるんでしょう?

現在日本でいくらピアノのお稽古が水泳に抜かれたとはいえ、習い事上位はキープ。
新規にピアノ購入するったってそのほとんどはアップライトピアノ。
さらに言えばアコピよりデジピのほうが面倒がなくていい。という価値観。

(多分)このグランド6台しかラインナップがないとは、、。

再度言うがイタリア魂を感じるわ。

そして魅惑的なプローポーザルは写真のピアノ見てたって良さは分からないと思うので是非試弾に来てください。

金額の問題は置いといて試弾に行こうか?
年間130台しか作らないんじゃそう高価とは思えない。わたし的には高価だけれど。

そのような悩みともに年は暮れて明けた。
この年末年始は息子が帰省していた。

息子が車で帰省したので、今は車のない生活を送っているうちにも車ありになって機動力は息子滞在時は増加した。
猫の動物病院通い。米10kg買う。猫のトイレの砂ふた袋買う。
このようなことが効率よく車があると運ぶ。

そこでふと思い立ち、息子に質問。
「高性能ベンツって幾らくらいするんだ?」
「2000万円くらいじゃない。」

おおおぉぉぉーー!そうよ。高級車とおんなじくらいの値段じゃない。(わたしが期待しているピアノはそこまで高価じゃない。)

息子は2日からデパートの初売りの取材があるとかで車ごと帰っていった。
息子は新聞記者だ。

車は安物でいい。動物病院と米、猫のエサ、ペットボトルその他食料品や日用品を効率良くまとめ買いできればいい。

街でベンツ、ポルシェ、その他高級車に乗ってる人見るたんびに、ホラあの人だって高い車買ったんだからわたしだって1520万円のピアノ(わたしが狙うはこれくらいのタイプ)買ったっていいじゃないか。

と、思う。
さて、試弾してこのピアノが気に入ったら頭幾らくらい貯めて、毎月幾らくらい払ったらいいかな?





ちいさなピアニスト

3歳から4歳になったばかりの初心者?!にはわたしは今はバスティンピアノパーティーという教材を使っている。
何故なら、3歳児と5歳児は別物。
さらに言えば4歳児と6歳児は一緒ではない。
8歳児と12歳児も違う。

だが、20歳と28歳になると別は別でもそうは大きくは差異はない。
あるとすれば年齢からくるものよりは個人差。

なので4歳途上や5歳近くでピアノパーティーは子供っぽ過ぎる。
4歳、5歳でも十分に小さい子供でまだまだ子供の時間は長く、もしかしてこの時代の子供にとっては人生は永遠であると言えるくらい膨大な子供時代をこれから過ごす。

3歳から5歳への成長は目覚しい。
5歳だとそのまんま、バスティンメソードのベイシックスで始めてもいいのだが、それだとちょっとの背伸び感は否めない。

だが、わたしはこの年齢の子に(4歳から5歳)長らく使っていたメソードがもう廃盤になってたと思ってた。
そしたらちゃんといくらでも売ってるじゃない。

これです。

3歳でこのちいさなピアニストから始めるのは相当な背伸び、ただこの年代とはいえ個人差というものは結構なものがあるのでそこはその人に合わせて決めてゆきます。

これは、学童と幼児のそのまた中間年齢にお子様にはスグレモノ。
うちの息子はこの教材で保育園時代ピアノのお勉強をしたので、その実践の足跡がうちにはの残っているのです。
入門状況はこんな感じで5本の指の指番号を覚えてゆきます。

そんなの1回言えばわかるでしょ。
のような自己責任による教授法は12歳以降の少年少女限定(もしくは大人)。
幼稚園児、保育園児または就学前児には色塗りをして覚えます。

大昔の息子の作品。
最初の頃はこのように大きな手のイラストに番号を入れたり、色別に塗り分けたりいたします。

さぁ、これで指番号を完璧に覚えましょう。
この頃はクレヨンがうちにあった。

今は色鉛筆しかないから仕入れたほうがいいかしら?

そして、ちいさなお子さんには大事な最初の認識。ピアノの2つの黒い鍵盤と3つの黒い鍵盤。

等身大のピアノの鍵盤に見立てた絵に本当の黒い色を塗ります。

ピアノパーティーではもっと感覚的にわかりやすいイラストが出てきますが、4歳5歳になればこれで理解出来ますね。
音符と音名のお稽古をします。


このちいさなピアニストは3巻まであってこの濃いピンクの教科書は1巻。
1巻ではまだ5線は出てきません。

出てきませんが1巻の終わりには

「せいじゃがまちにやってくる」まで弾けるようになります。
わたしはこのちいさなピアニスト併用の聴音と創作第1巻使ってましたが、聴音といっても5線に「ハイ、8小節4分の4拍子、ハ長調。4小節づつ弾きます。」
みたいな聴音じゃありません。当たり前だ。まだ5線教えてない。

聴音と創作はまた次回にいたします。
そして2巻以降、5線が出てくると小さなシールを貼って5線の音高を理解して行きます。

ついでに2巻青、3巻緑です。





ピアノ演奏攻略法~ショパン編

わたしは以前にこのブログであったかサイトのほうであったか、英雄ポロネーズについて記述したことがあったはずだ。
ショパン作曲ポロネーズ6番Op.53.別名英雄。

この景気のいい出だし、どう頑張っても1週間では弾けなかった。
そもそも1小節めを弾けないという体たらく、インフルエンザになったことにしてレッスン休もうかとさえ考えた。
だが、なんと先生は1週間でこのポロネーズを譜読みしてきたわたしの健闘を讃えてくれつつ呆れてくれ、「すみません。出だしが弾けないんです。」
のわたしの謝罪に「そんなもん誰だって弾けないから!」

そんな!だってみんな弾いてるじゃない。

この赤丸印がついているところがわたしが弾けない弾けないと唸り続けた箇所です。
ちなみに左手の方は初見でこの通りに弾けます。

ところが、この右手の4度の羅列、12、13、24、15、24、15、24指使い何度弾いてみても揃ってくれないのです。
他の4度の連なりはどうにか攻略できたものの、1小節めが弾けないってなんなのよ。

このわたしのショパンポロネーズの楽譜は大昔の春秋社版です。

次いでわたしが手古摺ったショパンの名曲はこの2個の赤丸印。

エチュードです。ショパンエチュード12番、Op.10.Nr.12ハ短調、革命のエチュード。
この4つの山型が何度弾いても正確に打鍵出来ない。

他の16分音符は見かけより往生際よく?攻略出来たのに作曲家が意地悪しているとしか思えないくらいこの4つの山は踏破出来ない。
終いに、そもそもショパンはここ弾けたのか??!!
と、喚きたくなったが、弾けなかったワケないだろうが、だってピアニストたちはみんな弾いてる。

わたし、このエチュードは好きで今でもよく弾くのですが、レッスンに持っていって、、。
えーー、引き続きアルペジオ弾くのが下手な生徒ですみません。
と、心の中で詫びつつ最後までとにかく弾いた。

然るに、あなた(つまりわたし)は左の1の指を弾きすぎる。だから1の指の返しがうまくいってない。
でもこの曲は仕上げてあるから上がり。次、練習してきて、、。

上げてくれたのか?!ちっとも出来てない気がするのだが、とにかくだ。
1の指乗せ過ぎない、弾きすぎないテンポの速い曲はそれでスピードアップを図ろう。

今持ってるわたしのショパンエチュードは

これです。ヘンレ版。

音楽の友社のショパンエチュードを以前は使っていたのだけれど、あまりにボロになったので捨てました。

そしてショパンの作品ではなく、シューマンの謝肉祭、リストのエチュードあたりをこれまたさるレッスンで「弾けないんですー。」
と、泣き言言ったら。

「弾けないことあるかー!弾けるわ。」
ははぁあーー。申し訳ありません。弾きます。泣き言は申しません。
もー、怖いんだから・゜・(ノД`)・゜・

このレッスンでは、つまりは技術的な問題、手首の使い方、肩や腕に力が入りすぎている。指力が不足している。動かない指、開かない手その他いろいろ。
何処かに問題があって弾けないのは技術的な困難を克服しなきゃならないが、あなた(つまりわたし)これらはクリアしている。
(いえいえ、ちょっと前までは問題ありだったのですよ。)
だから弾けないことはない。

それで、英雄ポロネーズの4度の連なり、または革命のエチュードの4つの山。踏破したのか?
って言えばしました。
先生の「弾けないことあるか!」は正しかったのです。

他にもショパン作品で困難な場面というのはいろいろあるのですが、あんまり泣き言書いてると1万字にもなってしまうのでこの2曲を選出いたしました。

どうやって攻略したかというと、大抵はそれでも100回弾けば弾けるようになるのです。
じゃ、100回でダメだったら諦めるのか?ということはありません。
1000回弾けばいいのです。

わたしのこうすれば弾けます。の解は100回でダメなら1000回弾きましょう。です。
「弾けないことはない。」ということは、それくらい練習するのは努力と言わずに当たり前の言葉が正しい。

ショパン攻略法、ピアノを練習する時間を強引にでも確保いたしましょう。
ツェルニー大先生の仰せられるとうり、反復練習は名人を作るのでしょう。(わたしが名人という意味ではない。)