夏の発表会の練習

7月の発表会そして、次は12月の発表会。

そしてだ。どうも神奈川県、県立のコンサートホールは1年前の抽選であるらしい。
ならば来年は県立目指して今年の12月に申し込みを行おうか。

7月にしても12月にしてもわたしの教室の発表会はあっけないくらい劇場側との打ち合わせは簡単に終わる。
特に7月は発表会というよりおさらい会のイメージで行うので、会費もナシなかわり平日の午前中に開催する(平日午前中、入場料の徴収無しは1番安く貸してくれる。)そして、お花、記念品、業者さんによる撮影は行わない。

時々、ハンドベル演奏や、簡単なオペレッタ、ミュージカルのような催しはないのですか?
と、聞かれるのだけれどわたしは女の割には脳がマルチタスク脳でないため、いっぺんにいくつものことは出来ないのです。

したがって、楽器の搬入、大道具の搬入搬出はなく、大音響も出さず、照明の打ち合わせも照明専門のスタッフ雇うわけでなく、ピアノ以外の音源は使わず、MC用のマイクが必要なくらい。
別の日のリハーサルもない。

クラシックスタイルのピアノの発表会はこういった場面では楽だ。費用もあまりかからなくて済む。
なので年に2回行うことにした。




だが、ちっともラクだとは思えないのはピアノの練習の方でピアノの練習時間確保というのは厄介な問題。
わたしもここで何曲か暗譜して仕上げようとすると、日中の時間がたちまち消え失せていく、ピアノは徹夜で練習するわけにはいかない。
夜間しか練習出来なければデジタルピアノで練習するしかないが、うちは今はデジタルピアノがない。

1週間のうちピアノの練習ができない日というものが必ずある。
出歩くのをやめればいい。
趣味を諦めろ。というのはある意味いい考えなのですが、日々極力外に出ないでピアノの練習にボットーしていたことが過去にあった。
だが、根が頑健にできていて病気しないはずのわたしが見事にぶっ倒れてしまったので、それ以降は趣味や遊びで(夜遊びしないけどわたしは昼遊びする。)外出する日程も組み入れて練習スケジュールを立てることにした。

だが、それは生徒たちとて同じこと。
子供は学校に通って学校行事に参加する。
それだけで、1日の半分以上は終わる。
子供は睡眠時間だって大人に比べれば長い。習い事だってピアノだけとは限らない。

社会人は1日の大半を仕事をしている。主婦は家事、育児、雑用に追われている。

実は、うちの車なきあとの駐車場に美しい花を植えたプランターを設置したほうが良い。
という案件がふってわいた。
それは困る。明日は生徒たちに渡すお知らせを全てプリントアウトして、歌の練習(発表会でもみんなで歌いましょう。くらいのオプションは付ける)の曲目も発表する。
夕刻レッスンが始まるまでの貴重な、やっと長い時間が確保できた明日、一気にアニトラの踊り暗譜して歌伴仕上げちゃおうと考えていたのに、、、、。

もー、構うものか半分土の入った大きめの植木鉢置いておいて、花植えますヽ(*´∀`)ノの意思表示をするのだ。
とにかく、花がなくてもそれでボロは隠せる。

明日半日がかりで美しい花苗を植える代償として夏のコンサートが立ち行かなくなったら誰が責任とるんだ(`Δ´)!
練習時間確保は戦いだ。
ただでさえ世の中にはわたしの練習時間を奪おうと虎視眈々と構えている奴がゴマンといる。

明日は練習する。とにかく練習する(キッパリ)





指使いのこと

わたし、ピアノ経験ゼロの人に音符についている数字ってなに?
って、言われて指番号よ。

指番号って何?
だからね。ピアノ弾く場合、親指が1の指、人差し指2の指、中指3の指、薬指4の指、小指5の指。
と、このように指に番号が割り振られている。
音符についている番号はこれのどの指番号の指で弾けという指示。

「面倒だね。」多分、、。

ハ長調のスケール右手、123ここまで来たら3の指の下を1の指くぐらせてファから1234、1オクターブで終わり及び引き返す時は次は5。
2オクターブ以上弾くときは4の指の下をくぐらせて1。

左、54321、ソまで来たら上から3の指を持ってきてラを弾く21でシド。

シャープ系だと、シャープ4つの長調までこれで間に合う。
だが、フラット系だとフラットひとつのヘ長調からしてイレギュラーな指使い。
右手1234、4の指シのフラット弾いてその下から1の指でドを弾く。

フラット二つだと右手はわたしシのフラット2の指で出発して、21231234の指使いで弾く。

フラット系のスケールの方が指使いが複雑なのでフラット系は難しい。
と思い込むこともあるけれど、曲はまたスケールとは違う。

親切に1番良いと思ったに違いない指使い書いてくれてる作曲家もいるが、全く指使いには触れていない楽譜もある。





だが、この指使いも油断ならないのはいくら作曲家か編曲家がいいと思っても人によって手や指の形、指の開き加減や大きさも違う。
したがって、指定の指使いを変更したほうが良いケースもある。

だが、時たま張り切って練習してきてくれたのはいいが、曲芸みたいな指使いしてて、、。
どうやったらあんな風に弾けるんだ。って。

なおさなければなりませんね。
楽譜の指番号はよく見ましょう。

そして1度決めた指使いは変更しないようにしましょう。
それはなぜかというと、、。

もういい大人になった頃のわたしが受けたレッスン。

先生「あなた、ミスタッチ多いでしょう?」
わたし「((◎-◎;)!!なんでわかった?)ハイ。」
先生「原因は何だと思う?」
わたし「性格です!」
先生「違います。指使いが合理的でないからよ。理にかなった指使いをすればミスタッチは減るはずです。」

わたし「(そうだったのか?!!)」

じゃ、理に適った指使いってどうなんだ?っていうと、曲はハノンの如くワザと弾きにくい指使いで弾かせて全指の強化を図るのが目的じゃないので、無駄な動きを失くし弾き易い指運びを心がける。

ただ、これまたピアノで実践しないとなんとも表現しにくい。

だいたいそれまでだって、黒鍵の1オクターブは1,4の指使いで弾け。という先生もいたし、1,4のような指使いは腱鞘炎になる(わたしは腱鞘炎にならない。)から全て1,5の指使いで弾け。

両方の指導受けました。
わかった。弾くのが楽な指使い選択しよう。
わたしは1,4で弾く方がいい。そして絶対の決まりは気まぐれに指使い変えない。
わたしは手は小さいし指も細いのだけれど、意外や意外指はけっこう強い。

英雄ポロネーズの出だしは1,5の方がいいか?
とにかくだ。英雄ポロネーズ仕上げたくなったらどっちかに決める。
そして変更しない。





アニトラの踊り

7月の発表会でわたしが弾く曲を決めた。
大曲でなく(今回そのような演奏をする余裕はない。)映える小品を選別。

直感的に「アニトラの踊り」に決めた。
今回コンサートホールが人形の家、「アニトラの踊り」は人形の家を作曲ならぬ執筆したイプセンの音楽劇「ペールギュント」の第一組曲から、こじつけながらもいい洒落になる。

「ペールギュント」作曲したのはエドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ1843年~1907年、ノルウェー人です。
「山の魔王の宮殿にて」も、ペールギュント組曲の中の1曲。

作曲したのが、ノルウェー人のグリークだけれども「アニトラの踊り」はTempo di Mazurka4分音符4分音符8分音符ふたつ、タンタンタタのリズム打ちのこの3拍子はワルツではなくマズルカ。

1拍めじゃなく2拍めか3拍目にアクセントをつける。
譜読みしてりゃマズルカの指定見なくても直感的にわかる。

だが、作曲家はノルウェー人のグリーク、マズルカはポーランドの民族舞踊、したがってショパンは多くのマズルカを作曲。
じゃ、マズルカってポーランドの盆踊りなのか?

もうすぐ、盆踊りの季節だな。
小粋な浴衣をひとつ新調したい。




だが、マズルカはバレエの如くリフトがあり、1拍目リフト、2拍目及び3拍目に着地。
なので、アクセントは本来の弱拍につく。

どーも、フォークダンス、盆踊りよりも高度なダンステクニックを駆使した民族舞踊みたいだ。

音楽だけじゃないダンスのマズルカだと、思いつくのはコッペリアのマズルカ。
実はわたしはこの踊りと威勢のいい音楽が好き。
チュチュとトゥシューズでなく民族衣装ぽい衣装もいい。

だが、コッペリアのマズルカみても踊りは高度だけれど(バレエ団だからか?)フォークダンス、盆踊りの雰囲気がないでもない。

とにかく「アニトラの踊り」はグリークが作曲してもマズルカ。
譜読みは出来たが、これを仕上げて暗譜しなければならない。

当面、生徒のレッスンは別として、優先順位特◎最優先で暗譜したあと、100回は弾かなくてならない。

目覚めきれなくて意識がモーローとした状態でもマトモに弾けるまで練習する。

3月のイギリス館のミニコンサート出演は猫の負傷の通院言い訳にあっさりパスしてしまったが、人形の家コンサートは意志を持って臨む。
意志を持って臨まなければ、まっ、いいかヽ(*´∀`)ノのノリで、テキトーに弾いてて楽しければそれでいい。
で済ませたくなって、それで済ませれば演奏会で弾くというのは危険極まりなく、余程の幸運に恵まれなければ悪夢のような瞬間がやってくる。

悪夢を回避したければ、日々のタイムテーブルを見直してとにかく練習する時間を確保する。
不運やコンデションの不良という要素もあるけれど、努力は人を裏切らない。

練習しよう。





みんなで歌いましょう

今日は夏至、土砂降り。
湿度は高く、本日のうちのピアノのコンディション最悪。
なので、少しでも環境良くしようと空調のドライかけたがそうすると今度は人間のほうが寒くなってくる。

今日はレッスンはないのでピアノの練習を強化するが、決めなくてはならないのはわたしの夏の発表会の曲目とみんなでうたいましょう。
の曲。

うちの教室の発表会はハンドベル使ったり、ミュージカルをしたりはないのですが、歌を最後に歌うことは行ってます。
冬の発表会ならばクリスマスシーズンなので、クリスマスにちなんだ歌を選曲するのですが、今回のミニ発表会は夏。

どうも昔、7月7日に発表会開催した時に七夕のうたが極度に少ないことを発見したように、、。
夏の歌って、何がいいか。

でんでんむしむしやうーみーはひろいなおおーきーなー。
では芸がないというか、あまりにも小さなお子様向けって気がするし、、。

今日の午後はそのような選曲に費やしました。

探せば良さそうな夏休みに相応しい歌というものがたくさんある。
発表会の季節感は大事にしたい。

この曲集から今回は選びました。

ほいくえん、ようちえんでうたう~というコピーですが、編曲がお洒落、保育園児、幼稚園児というよりもう少し大きい子向けかな?の歌もはいってます。

候補として2曲。
ひとつめ、「うみの そこには あおい うち」作詞/立原エリカ 作曲/湯山昭
次、「なみと かいがら」作詞/まど・みちお 作曲/中田喜直

今日はわたしが演奏するピアノ曲の選曲には至らなかったのですが、まずは歌の練習もしましょう。

わたしは歌わないのだけれど、同じメロディーで繰り返し、つまりは何番もある歌だとある程度歌詞の方を把握しておかないと何回繰り返したか忘れた(◎-◎;)!!
と、いうような冗談みたいな事態に遭遇することとて有り得ないわけではないのです。
(今回は外しましたが、「おばけなんて ないさ」なんかはその危険性大。)

それ以前にピアノの練習も必要。アララ、初見で弾けたからほっとこう。
のようなノリは禁物です。
初見で弾けちゃう曲こそ危険を孕んでいて、一瞬の固まりが命取りとなるのです。

いくらも弾かないで本番に臨むということは、つまりはその曲はからだが覚えててくれない。
ということを意味し、視線の動きが外れたりすると勝手に指が動いてくれない。結果、伴奏が途中で止まるという絶対に避けなければならぬ事態に陥る。

どのような可愛らしい曲もけして甘く見てはならないのです。
明日は晴れる。

ピアノの機嫌も良くなってくれるだろうな。
七夕飾りはやっぱり家の中、ピアノの後ろに置くことにしました。




いちばんやさしいピアノ連弾

こんな楽譜が欲しかった☆ミ
あるとき、突然出会いはやってくる。ってことはある。

大人の生徒さんがこんなの弾いてみたいんです。
という感じで持ってきてくれた。

リアルこの楽譜。

文字どおり「いちばんやさしいピアノ連弾」

話は何10年か前に戻って、ピアノが女の子の習い事の王座に君臨しながらもとても嫌われて、ピアノ嫌いの少女を量産していた時代。
なんでそんなにピアノが嫌いなのさ?

の要因ひとつやふたつではなく、10や20はあり、最終的に最も解決不可な要因はそもそも楽器のお稽古ということが合わない体質だ。
ということ、このような方はなん10人にひとりずつくらいは分布しているので、我慢して続けるにしても見切りつけるにしても事象解決非常に困難。

そのような適正問題は別として、ピアノが嫌われていた要因の大きなひとつ。
それは習い始めてから早くて2,3年、長ければ5年以上も面白くない曲ばかり弾かされる。
好きな曲を弾きたい。と要望を出すと10年早い。と、却下される。

却下した方だって、今はドミドミソミソミドー♪ばかりだけれど、あと何年かで素敵な曲が弾けるからね。
って、思っていたって、言われた方はあと何年かは永遠に近いくらい永い・゜・(ノД`)・゜・

だが、今や昨日今日入門したばかりでも、少女憧れのディズニープリンセスシリーズが弾ける。

どうも、簡単だバイエルで弾ける。と、銘打っても、これ編曲した人、バイエルくらいなら簡単に弾ける人対象に編曲したんじゃない?
って感じ、わたしが再度編曲しなおさないとやはり入門級者には困難が多かったのです。

でもこのディズニープリンセスシリーズ、本当に昨日今日ピアノ習い始めた人でも弾ける。
やさしく弾きやすく編曲してあったって憧れていた曲が弾ければ楽しい。

もっとバージョンアップした編曲で弾きたくなる。
そのためにはどうしたら良いか?練習すればいい。

練習して上手になれば更に難関曲だって弾けるようになる。
このような、正の連鎖が生まれてくるのです。

更に、この曲集連弾なのがいい。
ソロ弾こうっていっても入門クラス段階だとどうしたってあまりにも簡略版なのが目立つ。
だが、連弾になれば音数が増えて華やかになる。

このシリーズはヤマハミュージックメデイアから出ています。
ヤマハミュージックメディアらしい美しい表紙絵です。

横に広い形で右ページがプリモピアノ(これは大抵そうです。)左がセコンドピアノ。
プリモピアノが入門クラス、セコンドピアノが初級クラスになっています。

内容は10曲、白雪姫(わたしは白雪姫が大好き(*^ω^*))から「いつか王子様が」「口笛吹いて働こう」。
シンデレラ「ビビディ・バビディ・ブー」「夢はひそかに」。
眠れる森の美女「いつか夢で」。
リトル・マーメイド「パート・オブ・ユア・ワールド」「アンダー・ザ・シー」。
美女と野獣「美女と野獣」。
アラジン「ホール・ニュー・ワールド」。
塔の上のラプンツェル「輝く未来」。

いずれもプリモピアノつまりはメロディー部分を受け持つパートは入門級で演奏可能。

わたしが次に狙うは、このシリーズのジブリ。
体験レッスンに来たその日からジブリの曲を弾きたい。の希望者は多い。

これまた可愛らしいイラストで楽しいピアノのお稽古へと誘ってくれています。

このような楽しい連弾シリーズをレッスンしつつ、、。
基本3和音、スケールの指くぐらせ、アルベルティバス、調性感からカードを使った読譜のレッスンしていきましょうね。
そしてさらにさらにバージョンアップして、名曲にチャレンジしていきましょう♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦