ピアノレッスンデジタル化

ピアノのレッスンをデジタル化する。
と、言ってもデジタルピアノでレッスンしよう((*≧ω≦*))ノ★
と、いうわけではありません。

ピアノそのものは標準規格のアコースティックピアノ。
気候や湿度によって微妙にあるいは過激に音が変わる横に弦を張ったグランドピアノ。

年に2回出来れば季節の変わり目ごとに調律してコンディションを整えたい集合住宅の嫌われ者。

そしてデジタル型の音感より、アナログ型の音感を推奨するわたし。

だが、いくら楽器が超アナログ、ソルフェージュレッスンもアナログ音感目指そうともそれを取り巻く環境はジワジワとデジタル化の波が押し寄せてきている。

何もピアノレッスン自体古式ゆかしく携帯電話すら使わない(固定電話で用をすますのだ。)お知らせのワープロも使わない(パソコンがなけりゃ仕方ない。)手書きで生徒の人数分はコンピニでコピーする。
なぜならプリンタも用いないからだ。

それでもレッスンは出来る。

よく、ホームページは24時間365日働いてくれる優秀な営業マン。
というコピーあるけれど、その触れ込みの営業マンに働いてもらうより、手書きのチラシを印刷してもらって新聞の折り込みに入れたり、幼稚園や小学校で門配したほうが生徒募集に効果があることだってある。

なので世の習いというよりは、デジタル化するのはわたしの好みなのだけれど、デジタル化も一種の魔物で1度始めるとやめられなくなる。

まずは生徒さんからの電話は固定電話でもかまわないのだけれど、携帯電話を推奨している。
家から離れていても通話可能だからだ。

携帯電話でのやり取りよりもメール交換で欠席や補講については連絡が多い。

今回はパソコンを使い始めて早18年変えなかったメールアドレスが変わる。
(少し緊張している。もー、うまくいかなかったらどうしようΣ(TωT)あ–。)

きっかけはiPad問題、フラッシュカードアプリというものを見て是非使いたくなったのだ。
だが、わたしのパソコンはデスクトップ型ピアノの上に置いてアプリ使うわけにもいかないだろう。

携帯電話はガラケー、だがスマホにしても画面が小さい気がする。
ノートパソコンかiPadが欲しい( `皿´)キーッ!!

と、思ってたところ大人の生徒さんがアプリ入りのiPad貸してくれたのだ。
やはりデジタル化は優れものだ。
紙媒体のフラッシュカードと併用して使えば学習効果が飛躍的に向上するに違いない。

さあ、お借りしたipadは返して自前のを手に入れるのだ。

だがだ。わたしiPadの仕様が今ひとつよくわからない。
そのような場面で役立つのは息子の存在。

5月連休明け、休暇が取れたので帰省したのだ。
で、とりあず本牧原のソフトバンクに行くことを勧められた。
車で本牧原まで送ってもらった。





その場でわたし専用のiPadもらって(買って)プロバイダーはソフトバンクに変わる。
成り行きですよ。

明日から変わる。ソフトバンクの人が言うにはメールアドレスは前のをそのまま使うことができる。
ということだけど、変えることにした。
引越しするのだし、18年たったのだからこの辺で変更してみよう。

再び、緊張してきた。

そしてデジタル化でわたしはもうひとつ違うことをしてみたい。
せっかくデジタル化して自前のブログも作ったのだから、楽譜や作曲家の紹介だけでなく動画もここで配信してみたくなったのだ。

いくら文章で書いても音楽は伝わらないじゃないか!

(*´∀`*)ほピアノ練習しなきゃ、そのほうが録画方法の習得や配信方法の習得より時間かかる。
エリーゼのためにや乙女の祈りならば、多少の練習で鑑賞に耐える仕上げにしてみせるけど、英雄ポロネーズ弾きたくなったら仕上げに半年はかかるわよ。

このようにデジタル化は手間もお金もかかる。
だが、楽しいo(^∀^)o タノシイ♪それに、あらゆることに楽が出来る。

つまりは楽な思いo(^∀^)o タノシイ♪思いするには最初に苦労しなきゃならない。
本気になってipad使うのが凄く楽しみ。





きらきら星変奏曲

きらきら星変奏曲ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲K.265ハ長調、人気クラシック曲です。byうちの教室、及びわたしの好み。

テーマからなんとⅫヴァリエーションまであり、物凄い大作ってわけでもないかな?
短いヴァリエーションは24小節くらい。ほとんどが1ページ分。

テーマは24小節で途中繰り返しあり。ドドソソララソソファファミミレミレドレミ(装飾音符)ド。
なによ。キラキラ光るお空の星よ。じゃないよ。

そうです。童謡のきらきら星、英語ではTwinkle Twinkle Little Star。
元はといえば18世紀フランスで流行った歌、Ah! Vous dirais-je, Mamanだそうです。

ドードーソーソーラーラーソーはモーツァルトが作曲したのではありません。

更に元のフランス語の(フランス語わたしアルファベットの読みもわからないのよ。)言語題は「ねえ!言わせてお母さん。」
はあ?!あまりにきらきら星とは雰囲気違う?

だが、モーツァルトの変奏曲も日本語題こそ「きらきら星変奏曲」だが、原題はAh! Vous dirais-je, Maman。
歌付きじゃないから問題はないけど、「きらきら星変奏曲」とはかけ離れてる気がする。

わたし所有の楽譜はモーツァルト集ではなくドレミ楽譜出版のピアノ名曲110選グレードA。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

楽譜 ピアノ名曲110選 GRADE A(0412/バイエル後半〜ソナチネ程度)
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これです。

バイエル後半からソナチネ程度、となってますが通過儀礼で弾く曲でなくちゃんとレパートリーとなる変奏曲。
テーマのドドソソララソーで、楽勝さ(^-^)
と、考えるとヴァリエーショ1ですぐさまモーツァルト的困難がやってきます。

ヴァリエーション1、右手の16分音符のモーツァルトらしい連なり、次ヴァリエーション2はそれが左手。
なにを秘そうわたしはこのモーツァルトの16分音符の羅列が(ハノンやツェルニーとは違ってね。)ゾクゾク、ワクワク((o(´∀`)o))ワクワクするくらい好き。

かつて高校のクラスメートがモーツァルトが嫌い(>_<。)鑑賞するのは好きでも細かい音見ただけで固まる。 あなた(つまりわたし)がモーツァルト好きだ(弾くのが)というのは手が小さくて指が細めだからだ(゜д゜)(な筈ないだろうが、、。) 筈ないだろうが、わたし手が小さくて指が細めなせいか音は硬質。


ヴァリエーションⅧは唯一ハ短調。
ヴァリエーションてこの辺で息が切れてくる。
だが、先も見えてくる。

ヴァリエーションⅪがアダージオ、16分音符に装飾音符付き、次は32分音符。
最後ヴァリエーションⅫは4分の3拍子アレグロで(さぁ、早く終わりにしようぜ。)なんだかツェルニー40番ぽくないか?
だが、焦って弾くと本当に早く終わりにしたくて急いでるみたいに聴こえるのでとりわけツェルニー40番ぽい両手16分音符の3拍目、端折ったみたいな弾き方にならないように気をつけましょう。

全ヴァリエーションで7分弱。
童謡きらきら星のキーラーキーラひーかるうーテンションは忘れて、モーツァルトらしく古典曲らしく典雅に繊細に演奏しましょう。





ピアノの調律

今日は年に2回のピアノの調律の日。
ピアノは鍵盤楽器だけれど弦で音が出る。
したがってその弦の張り具合を調整しなければならない。

ヴァイオリン、ギターの弦の調整は(チューニングとも言う)演奏者本人、及びレッスン時に先生が行う。
ギターの弦は6本、ヴァイオリンとそのお仲間は弦4本。

慣れりゃチャチャってすむ。
だが、ピアノ鍵盤は88鍵、それじゃ弦が88あるのか?というとそういうわけにはいかない。
もっとある。
多いところでは3本ある。
ウナコルダ(ウナコーワではない。)という左側のペダルを踏む奏法では、ピアノ鍵盤がガッタンと右に移動する。
そして3本弦を2本弦にして音を弱々しく柔らかくしようという狙い。
ただしこのパフォーマンスはグランドピアノだけ。

つまり1つの音出すのに3本も弦があるのだ。
それなので一桁数しか弦がない楽器のように演奏家本人が行わず調律師という専門家に調律は依頼する。
そして、それは2時間近い大作業となる。

その時、ピアノの中身も明かされる。
ピアノの弦
これがグランドピアノの中身、このピンを締め上げてもらって、緩んで唸りを発してきたのが調整される。
製造番号

ピンのアップとわたしのピアノの製造番号何故か赤鉛筆でいたずら書きしてある。

鍵盤を引き出す
ピアノの鍵盤の下のビスを外して鍵盤を引きずり出したところ、この鍵盤の下から今日は赤鉛筆1本、鉛筆1本クリップ1個にちぎれたどれみっちの「し」が出てきた。
半年も経つと埃もたまるので掃除機を用いて掃除もする。
鍵盤からハンマーまで

鍵盤からハンマーまでこんな感じに繋がってます。
弦だけでなく、この辺の調整もしえもらいます。

真ん中のラ、つまりAの音を音叉で合わせるらしい。(デジタルチューナーも使うのか?)
具体的にはどのように調律を行うかは未だに謎。
高度な専門分野です。




ピアノ音が狂ってくるのがわかるんですか?
って、音の唸りでもわかるし弦が緩んできた手触りというか指先触りでもわかりますよ。

ピアノの音の唸り、調弦の狂いにはとても敏感な人、というのがいて「音がヘン、おかしい!」と、生徒から言われることおうおうにしてあります。
待て、あとひと月で調律するから、湿度が下がれば少しはマシになってくる。
音感いいんでしょうね?
という意見出されますが、わたしの経験値では音感とは直接一致しません。

実言うと、わたし音感ないのに微妙なピッチの狂いには敏感で神経質に調律するほうです。
(だが、年がら年中調律するのは経済的負担大きすぎて無理。)

大雨がふって湿度、気温ともに高い日。鍵盤まで汗かいてる感触。
「音がヘンじゃない?」
「ヘンだよ。だが、高温多湿のせいだ。晴れれば持ち直す、アコピというのは呼吸するらしいからね。」
大雨の暑い日ごとに調律してたらうちは破産するよ。

↑の製造番号でも分かるようにわたしのピアノはYAMAHA一時スタインウェイが欲しい。
と思ったことあるのだが、スタインウェイはコルベットの新車の如く値段が高い。

それも「湿度が60%超えると音でなくなりますよ。だから1年中除湿機かけとかなきゃなりません。」
ホントかよ。って。
国産ピアノ強し(^-^)

とにかく、ピアノ調律してすっきりした気持ちのいい音になった。
これから、湿度60%越えの季節。

国産ピアノとはいえ高温多湿は良くないはず。
梅雨時期をメいっぱい空調のドライかけて乗り切ろう。





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こねこのタップダンス

「こねこのタップダンス」って曲誰の作曲でどんな曲だ??
そんな曲あるのか?って、わたし最近まで知らなかった。

「こねこのタップダンス」なんという可愛らしい曲でしょう。聴いたことなくてもイマジネーションが刺激される可愛らしさ。
ピアノを習う少年少女のために、ピアノで可愛らしさを表現するために近年作曲された珠玉の名作。

と、思いきや、、。

ツェルニー30番の12番3連符、スタッカートのエチュードソソソ、ソソソ、ラララ、ラララ(全部スタッカート)に新たに設置された表題。
30の小さな物語・下巻より。

「こねこのタップダンス」って、弾いてみたい。
そのような気持ちを起こさせる。
更には、こねこのタップのごとく小さなスタッカートがイメージ出来る秀逸な表題です。

この曲集にカスタネットで軽い連打を練習してみましょう。
と有り。
カスタネットで連打してみる。みないはとにかく、連打音(読んで字のごとく連なった同音を弾くこと。)
は、ハノンで超高度テクニックを身に付け編、つまりは最後の方にでてくることでわかるように、2ページそのほとんどスタッカートの連打するのは結構高等技術です。

ひとつ間違えるとひとつの鍵盤連打でなくて、指が変わってるだけで抑えたまんま。という事態に陥りかねない。
それじゃ(゜-^*)/っていうんで、頑張ってソッソッソッをあたかもまりつきをするが如く弾み付けると、1ページ持たないで息切れ起こす。

なのでちっちゃく3連符の最初の音だけ弾みつけて(あくまで小さく。)残り2つは手のひらの方にしまうように更に小さく引っ掻くイメージ。
そう、小さい素早い猫パンチ指先版。(ううん秀逸な表題です。)

指使いは321を必ず守りましょうね。
そうでないとレばっかりが4小説続く2ページ目の拍動がめちゃくちゃになりかねません。



ツェルニー30番12番だけでなく、下巻は動物の表題が多い。
解説も丁寧でアナリーゼについても上巻とおなじく説明してあります。

そして上巻とどこが違うかというと曲が多い。
上巻10曲下巻20曲の編成で、これが終わればツェルニーのエチュードは終わりなの?
は、考え甘く、これからがツェルニーエチュードの本領発揮40番50番と増えていくのですよ。

人によってはそれほどエチュードを必要としないタイプもいれば、ツェルニーより相性のいいエチュードがあればカール・ツェルニー先生は振ってしまっても良いのです。

相性のいいエチュードって例えばピシュナとか?わたし的にはツェルニーのほうが100倍マシだけどな。
ですが、この「こねこのタップダンス」他20曲あげた暁にはツェルニー40番が待ち受けているケース多し。

ベートーヴェンソナタが弾けるようになるわよ。
の気合を持ち続けて、こねこのタップもしくは猫パンチをイメージして連打音のお稽古に励みましょうね。





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ピアノ絵本館

わたしの所有する楽譜で何冊か、イラスト、楽譜、お話がセットになっているものがあります。
近年、ツェルニー30番とてイラスト付き、イメージ膨らませる表題付きになってはいるので、素敵なイラストの入った楽譜は多い。

その中でも本当に絵本とセットになっている楽譜、ピアノ絵本館、わたしが持っているのはチャイコフスキー作曲(もとはバレエ曲なのでオーケストラ曲)くるみわり人形「れんだん」
楽しいクリスマスの夜のパーティーとそれに続く少女クララの夢。

ドイツの街のクリスマス。降り積もる雪(素敵だわ(*≧∀≦*)南関東はクリスマスはほぼピカ天雪が降ったためしナシ。)クリスマスツリーに部屋の飾り、暖炉の焔、リボンの付いたクリスマスプレゼント。
それに続く、くるみ割り人形のストーリーが鮮やかなイラストと文章で綴られて、かの有名なくるみ割り人形の音楽(つまり楽譜)がピアノ連弾で演奏できるようになっています。

これです。

素敵でしょう。
ピアノ絵本館、このくるみわり人形だけではありません。
白鳥の湖、これも連弾。眠れる森の美女(連弾)チャイコフスキー以外はサンサーンスの動物の謝肉祭(連弾)マッチ売りの少女(ピアノソロ)マザーグースや浦島太郎に至るまで出版されています。

次、うちの蔵書にぜひ加えたのは

モーツァルト作曲魔笛(オペラです。)のピアノ連弾版。パパゲーノが表紙です。

ピアノ絵本館、出版社は全音楽譜出版社。やったねv(=^0^=)v全音。
こんなお洒落で夢のある楽譜を作ってくれるている。

どこ切ってもおんなじ顔ヽ(*´∀`)ノが出て来る金太郎飴みたいなのばかりが全音の楽譜ではありません。

少女の頃、こんな本が欲しかった☆彡
楽譜としてでなく純粋に絵本としても楽しんでもいい(’-’*)

2ページ分のイラストと文章の絵本部分から入って、序曲、行進曲の超有名なくるみ割り人形から、次がちと渋い。
ドロッセルマイヤーおじいさん、お客様たちのおどり、静まりかえった大広間の連弾曲が続き、その間にもイラストと物語が続く。

雪が降り始めた、、。お菓子のお城のイラスト(*´∀`*)
ここからおかしの国の楽譜が始まって、次からはあのお菓子の精の踊りの連弾曲が続く。

その間にもイラストと物語は続き、最後は花のワルツの連弾。
そののち、なんともあえかで美しい色使い、くまさんとベッドで眠るクララに月の光が射し込んでいます。

この本の序文には美しい音楽を聴いて感動する心を、との記述。
夢の世界、お菓子の妖精の世界で思い切り音楽の美しさ、バレエ音楽の躍動感に感激するハート。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。を育ててゆきたい1冊です。

難易度は、初心者から結構上達してるの!のクラス向けまでパート、曲目により上手に編曲されています。

うちの教室は発表会が12月もしくはその前後なのでクリスマスバレエ曲のくるみ割り人形はぜひプログラムに取り入れたいですね。






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