桜の季節~ピアノの卒業

桜が開花した。
今日柏葉公園に視察に行ったが、1輪咲いていた。そして明日にも花開きそうな気配の蕾多数。

桜の季節になった。
桜の開花予報を聞くとワクワクしてくるが、桜の季節は別れの季節。
そして出会いの季節でもあるのだけれど、別れの季節。
そしてピアノレッスン卒業の季節でもあるのだ。

ピアノに(祝´∀`)ノ.+:。卒業おめでとーって、あるのか?
って、音大じゃありませんから何年次まで履修して卒業演奏で合格点クリアしたら卒業証書差し上げます。
というタイプの卒業は街のピアノ教室の場合ありません。

ありませんが、小学校卒業と同時にピアノも自主卒業する方は大変多いのです。

昔は中学生になってもピアノ続けている人は本当に好きな人だ。
と、言われたこともあります。
でもこの意見もなんだか的を得ていない。

それじゃ、ピアノ習ってる小学生の大多数はイヤ(/ω\*)だけど、ヤメたいというと怒られるから仕方なし泣き泣きつづけてる。って、ことか?
ピアノって、そんなに嫌いな子多くてイヤな習い事か?
と、いうことになる。

大昔はそう言われても仕方ないところあったけど。

また、ピアノは最初に切り捨てられる習い事。
だから、ピアノが好きになってくれるよう、指導する側は努力しなければならない。
とのことで、それでもまぁ、わたしはそうは身も引き締まる思いはしなかった。

それはなにもピアノだけじゃなく、今やピアノにとってかわり女の子の習い事の王座を勝ち取った水泳だってピアノと一緒に切り捨てられてる。と、思うよ。
うちの息子も小学校卒業で水泳はやめた。
もっともピアノはもっと早くヤメた。



中学生までは続いても高校生になって敢え無く、卒業。ということもありうる。

生涯に渡って多少の切れ目はあるにしても殆どをピアノレッスンとともに過ごした。
人にほうが、少ない筈なのだから何処かでたいていは自主卒業する。

中学入学とともに卒業する最大の原因は学業と部活の両立だけでいっぱいいっぱいでこの上、ピアノや水泳や書道に通ってたら溢れる(;_;)
それはわかる。

うちも息子は運動部だった。
中学はまだ良かった。何故ならうちはシニアリーグではなく市立中学の野球部だったのでそんなに硬派なことはない。
だが、高校は義務教育じゃないので受験する。
受験のための塾はうちは息子が自分で探して決めてきた。

部活と塾通いで1週間が埋まったので、YMCAの水泳にそろばん塾は辞めざるおえなかった。

うちの場合だけれど、高校生になったら更に絶望的。最初っからうちの息子はピアノレッスンに通って練習する気はなかったものの、仮にピアノレッスン受けたい。
と、思ってもまず無理。

県立高校とはいえ、硬式野球部の部活は週1日だけが休み、朝練習は週に2日。土曜、日曜、祭日は必ず練習試合もしくは公式戦。
不思議なことにそれでも通える塾というのがあって、これまた自分で探して決めてきた。

塾に行かぬ日はスパイクの泥落として手入れする。グローブの手入れする。懲りずにうちに帰ってまでバットを振る。
練習着はわたしが洗濯してやって、日々わたしがドカベンと大量の食事を作った。
楽しかったけど大変だったよ。

もっともぬるい部活だとピアノレッスンとの両立も可能。

いろんな考えのあるところだけれど、わたしは学業でも部活でもはたまたピアノ以外の習い事でも多大な時間や労力を割いて挑戦することはいいことだ。
と、思ってる。

ここまでやってきて投げ出したらなんにもならないの!!
みたいなオドシはわたしはしない。

ピアノより面白いこと、好きなこと、やり甲斐感じること。
見つけられちゃったら潔く身を引きますよ。

それに小学生の頃何年か学習したことって、自主卒業したからって無駄になるか?
小品のひとつも弾けるようになっていれば、保育士の学校に行ったら凄く楽出来る。
子供の頃は仕方なしに習ってて、何年かでやめたけど大人になって弾いてみたら改めてハマった。

なので、大人になってから再度ピアノレッスン受けて発表会が楽しみヾ(@⌒ー⌒@)ノ
になることもある。

なので、ピアノレッスン。
桜の季節の節目とともに、心置きなく去る人は去って。
続ける人は、これまた心置きなく続けましょう。

わたしはやめさせない先生じゃありません。