ブルクミュラー25のやさしい練習曲1番

今は中断しているが、わたし勝どきに午前中通っている時期があった。最近のことだ。

勝どきまではうちの最寄り駅根岸線の山手駅から、浜松町まで行く。浜松町で京浜東北線を下車して大江戸線の大門に行って大門から勝どきまで行く。

その大江戸線の車内で流れるのが、このブルクミュラー25のやさしい練習曲の1番なのだ。何よ!これブルクミュラーの1番じゃないよ。大江戸線、なんでこの曲選曲したのかしらん?(著作権が切れてるからか?)

それは切れてますよ。ヨハン・ブルクミュラー先生は1806年生まれ、お亡くなりになったのは1874年。どこどう叩いても著作権はとっくの昔に切れてます。大江戸線車内だろうと京浜東北線だろうと、どこでブルクミュラー先生の作品奏でても「わたしヨハン・ブルクミュラーの子孫だけど著作料払ってくださいよ。」とは言われません。

わたしブルクミュラー25の1番と言いましたが、ブルクミュラー25のやさしい練習曲は表題付きなのですが、この表題の日本語翻訳に統一性がない。

わたしの持っているのは古いものでもう改訂版が出てしまったこれまた違う表題がついているらしい。


音楽之友社のブルクミュラー25の練習曲、安い(^-^)出版社が違うと表題は違いますが曲は一緒です。

まだ、小さいお子様の頃ブルクミュラーまで進んだらドレミ出版の挿絵入り、の版がおすすめです。


可愛いでしょう(•’╻’• ۶)۶パステルカラーの綺麗なイラストです。少し値段は高いですが880円です。たかが知れてます。

うちの蔵書でも、音楽之友社のが1番は「正直」そしてドレミ出版の方は「素直な心」英語のお題はArtless mind1番大きく書いてあるフランス語ではLa candeurそうかそうだったのか?!いや、フランス語なんてさっぱりわからない。ドイツ語の題はOffenen Sinnesドイツ語ぽいのはわかるがこれまたどんな意味かはわからない。

この人名前からしてドイツ人ではあるまいか?と、思うのですが、何故かフランス語の表題がメジャーであるように記述してある。フランスで亡くなってるから、途中っからフランスで暮らしていたらしく、その影響であろう。

エチュードには珍しくこのように題名つき、日本語題の統一性はない。だが、まぁいい。だいたいのイメージがつかめればそれでいいのだ。原題はこんな意味よ!ってのは、わたしには期待しないで欲しい。

なので(* ̄□ ̄*;某ECCジュニアに告ぐ、わたしに英語の先生しろって暴挙はもういい加減にして欲しい。2度と営業に来ないでくれよ。わたしが英語教えるなんていうのはそれを称して詐欺という。

表題はとにかく、ブルクミュラーに入ると、このエチュード曲想記号が多くなる。ときとして、あら(´・∀・`)これどんな意味だったっけ?というのがおうおうにしてあるのが困るので、、。ここでちゃんと整理しようとしている。

その栄えある大江戸線テーマ曲の1番に出てくる記号はdolceドルチェと読みます。(@^▽^@)ははは、これならば楽典の教科書引っ張り出さなくてもよくわかる。ドルチェは柔らかく柔和に。というような意味。ガンガン弾いてはなりません。

あとはpoco riten.ポコ リテヌート。ポコは少し、リテヌートは少し遅く。少しが×2でついているので本当に少しだけ速度を落とします。

次なるイタリア語はa tempo元の速さで、速度を落とせとか、速くしろとか言われた後に大抵は出てきます。強弱の指示もそれまでの全くのビギナー向けに比べりゃ沢山出てきますので、強弱をちゃんと付けて演奏いたしましょう。

ネイルアート出来ない職業

今日からはわたしの教室は夏休みに入る。
夏休み初日、まずわたしがしたかったことは家の掃除なのだが、まぁそれはいい。
掃除はレッスンのある日でも出来ないことはない。

なので、家の裏手にあるいつの間にか生息していた大木になりかかっている木を切り倒すことにした。
これはレッスンがあると出来ない。
手を怪我するから?ではなく、切った木を解体してゴミ袋に収める作業を駐車場で行うためだ。

まず、うちは息子が赴任先に車を持っていったので今のところ車はない。
ないが、うちの周辺で下水工事をしている。
その工事監督に駐車場を貸している。

工事も今はお盆休みに入ったので駐車場は空いているし、午後になると駐車場は日陰になる。
したがって、駐車場か空いている+午後レッスンがない。今日はそのチャンス!

時々、ピアノの先生がそういうことして大丈夫なの?手を痛めない?
と、親切に聞いてくれる人いますが、大抵のことは大丈夫です。
多少切り傷が出来てもピアノの鍵盤に当たる内側の指先切ったり裂傷作らない限りピアノは弾けます。

木の切りたおし作業とともにこの休みに行いたかったことはマニキュア(#^.^#)
マニキュアするとピアノ弾けないの?
ってことはありません。弾けます。

ですが、真面目ピアノの練習に取り組んでいるとマニキュアしてるとソッコーで指先からマニキュアが剥がれる。
そしてこれまた、指の形や爪の形にもよるんだろうけれど、わたしは爪は長いほう。
かなり深爪して爪を切る。
ひどいときはせっかくのマニキュアした爪、爪切りで切る。

なので、マニキュアをわたしはやめました。
タマにマニキュアしてるピアニストいるけれど、わたしは諦めました。

更にわたしは第二関節が反る指なので指輪もしない。
これはオクターヴの多い曲だと、指輪がガチガチと鍵盤に当たってうっとうしいこと山の如し。
というか、ガチガチ音が気になって仕方なく、もしやして指輪したまま本番迎えたらこのうっとうしい音が客席まで聞こえるんじゃないか、ってくらい耳障り。
その都度外せばいいじゃないか。とも思いますが、その都度なくすような気がするので指輪もしない。

ですが、でかい石がついてるんじゃないような指輪はしたまま弾いてるピアニストは多々おりますので、これまた人によって違います。





腕時計や小さなブレスレットは全然気にならないでのするときはします。

教室の夏休みは1週間だが、小学校は一月夏休み、その期間中少女たちはマニキュアのお洒落をしてレッスンに来る。
ネイルサロンに行ったのか?うーーん!うらやまし過ぎる。
だが、まだ少女の身ではネイルサロンではなく、自前でマニキュアをして楽しんでいるらしい。

わたしもこの時期はマニキュアするつもりで今日何色かをスーパーに行って買ってきた。
本気モードでピアノの練習するのは夏休みが終わってからにして休みの間は派手目のマニキュアをしよう。
1度ネイルサロンに行って爪飾りをつけてみたいのだが、その夢はまだ果たしていない。

このネイルアートこそ、ピアノとはなかなか両立しない代物なのだ。
長い爪と爪飾りつけてたら、ピアノは弾けない。
あのキラキラの飾りが鍵盤の隙間に挟まったらどうするんだ?
音が出なくなる。
だいたいのばした長い爪じゃピアノは弾けない。

教えることに徹して自分が弾くのはヤメたらどうよ?
とも思いますけれど、長い爪に盛大な装飾施したピアノの先生って信頼できますか?

少なくともわたしは日常的にネイルアートしてるピアノの先生って知りません。

ネイルアート出来ない職業というのはいろいろあれど、ピアノ休むときはいっぺんしてみたいな!
と、思うわたしです。

わたしはプリンセスになってお姫様ドレス着たい!
という夢をもつまだ幼児の女の子の生徒に「ピアニストになればお姫様ドレス着られるよ。」
と、言って夢を持ってもらいましたが、ピアニストになるにはネイルアートは諦めな。
とは言わなかった。

夏休み、爪は伸ばさないけれど派手目のマニキュアして夏を楽しもう。





速度記号とフェルマータのこと

速度記号のレッスンはうちの教室で使ってるバスティンベイシックスのレベルⅠのセオリーでテンポが遅い順にAndante、Moderato、Allegretto、Allegroの4つの記号が出てきます。
これらをランダムに並べて、遅い順に1から4までを並べましょう。
というような問題も出てきます。

作曲者の意図を汲み取れるよう、速度記号には注意を払って覚えましょう。

わたしのメトロノームは昔ながらのゼンマイ仕掛けのやつと、コルグのデジタルメトロノーム。
アナログ式の方は1番てっぺんがGraveで最も遅く、1番下はPrestissmo最も速い。
デジタルメトロノームはは何故か1番上が遅い記号になっている。
最も速いPrestissimoは速度208。

だがデジタルメトロノームでは252という速度まである。
ちなみにGraveは40だが、デジタルメトロノームでは30という速度がある。

その数字は何さ?
というのは、1分で何回カウントするか?という数値です。
ですから速度=60は秒速と一緒です。

速度60は速度記号で表記するとLarghetto、意味はラルゴより速く。という意味。

なんのことだ?と、思いますよね。
ちなみにセオリーで出てくるModeratoは中くらいの速さで、そんなの主観の問題だわ。
って言われりゃそのとおり、Moderatoは96くらい。




古典派曲はAllegroって書いてあるような速度表記多いけれど、最近の作曲家は数字で表すことが多いみたい。
こっちのほうが合理的な気がするしね。

テンポの感覚が掴めなかったらメトロノーム使うのがいい。
ゼンマイのでもデジタルでもいいけど、デジタルメトロノームの欠点は電池が切れると使えなくなることだ。
その点アナログはいい。

これがうちのメトロノームと同機種のコルグのデジタルメトロノーム。

この窓のところの数字は左側がテンポ、右側がビートつまり拍数を表している。
真ん中の丸いのを回すと速度の表示が変わるので希望する速度にこのマルで合わせる。
右上の白っぽい出っ張りが、1拍目が赤く、2拍以下が緑に発光して視覚的にも拍動を感知できるようになっている。

使いやすくてコンパクトで軽量。優れものですが、前にも書いたように欠店は電池切れ起こすと動かなくなる。
教室主催していると、電池切れの頻度は増す。
子供たちはメトロノームが大好きだ(*´ω`*)

アナログを甘くみてはいけない。NIKKOの振り子式メトロノーム、ゼンマイ式も酷使に耐えて今日も正確な拍動を古式ゆかしいチン、カチ、カチで刻んでくれる。
うちのもう1つのメトロノームはこれです。

酷使には耐えていますが、どことなく薄汚れてきたので台所洗剤で洗った(外側だけですよ!)ら新品同様に生まれ変わった。

これら、イタリア語の速度記号+数値の速度指定で音楽は成り立ちそこに、ゆっくりしろとか少し速めにしろ、それをもとのテンポの戻せ、せき込んで弾け、テンポは正確にまたは適当に速くしたり遅くしたりして良い?!

とか、色々なヴァリエーションが生じてきてその記号が(だいたいイタリア語)その数だけあるのですが、それはそれで、また後ほどにいたします。

今回は半目の目玉みたいなフェルマータfermataという記号。
ただいまデジタルカメラのカードがいっぱいになって、いらぬ画像は消去して場所開けてもらったが、次に猫や空き地を撮影したらまたまたいっぱいになって、仕方なしに次のカードを先ほど楽天に注文したところ。
到着次第、どのようなモノか撮影して披露いたします。(といっても大したものはありません。期待しないでください。)

これは、バスティンベイシックスのこれまた青の本レベルⅡで出てまいります。
この半目型の記号が音符の上についていたら、この教科書ではほどよく伸ばすの記号です。

なのですが、小学校の教員採用試験の模範解答は2倍から3倍に伸ばす。が正解なそうです。

もっとも、わたしと同世代の友人が教員採用試験を受けたのは遥か昔の話なので今はどうであるかはよくわかりません。

このフェルマータ、音をのばせというよりはここで時空が一旦停止する。
したがって音符の長さより長く伸びているように聴こえる。
が、正しいと思われます。

だいたい、どれくらいのばせもしくは止まれ。っても、その音符のもともとの長さによっても違う。

その音符が例の速度記号がlargo、46くらいの速度で全音符だったら2倍も3倍もならばどれくらいの間とどまってなきゃならないんだ。
かと言って、高速の4分音符だったら1.2,3倍だったらテヌートしたのと大して変わらない。
テヌートtenutoって何よ?というのは音符の上に横棒付いてたら音いっぱいに演奏せよ。ということで、それじゃ横棒なしだったら適当に短く弾くのか?
というと、それではノンレガートになってしまって、これまた良くなくlegatoで弾けったらレガートで弾く。

このように楽譜というものはわけが分かるようなわからないような記号や用語がぎっしり詰まっているのです。

このフェルマータ、曲の終わり締めにこれで終わった\(^^)/さあ、余韻を楽しんでくだされ!
のノリで付いている場合。これはその演奏者の解釈とスタイルに合わせれば良い。

だが、あるときこのフェルマータで思い切りそこで余韻に浸ってから指を鍵盤から離し、ペダルを離せば良い。
と、指導したら「何秒?」はああああぁーー。

そのような感じ方もあるのか?!
演奏者がここで何秒伸ばすと、決めたほうが良い演奏が出来るのであれば決めたほうがいいか?
では、この曲は4分音符が70つまり秒速より速い。
それで最後の全音符が本来の全音符ならば、えええっーーー何秒になる?
計算しようとするとパニック起こしそうになる。

なので計算するのは断念。良さそうな長さ。時計の秒針見て決めようか?





ワルトシュタイン~Prestissimo

Graveの出だしのベートヴェンピアノソナタ「悲愴」
では最も早い速度記号とされてるPrestissimoの曲ってあるの?

よく演奏される名曲でありますよ。
それはこれ、
Prestissimo
ほら、ちゃんとPrestissimoの表示あるでしょう?
鉛筆で丸が付いてるのはこれ、私ちゃんと練習してレッスンしたのよ。
(恐れ入った?)

このPrestissimo曲の正体は、ベートーヴェンピアノソナタ21番Op.53(あら、ベートーヴェンソナタ2巻の方は春秋社版なのでオーパスの表記が違う。)ハ長調。
ワルトシュタイン第3楽章終わりの方、形式はロンド形式。

このテンポになるとメトロノームかけるとカチカチ音の感覚とアナログ型のメトロノームだとあの逆振り子の振りが半端なく速いので、は~~恐れ入りました(^_^;)
モードになりますが、焦ることはない。
たとえ、VivaceだろうとPrestissimoだろうと譜読みの原則はGraveより遅く、シっかと一音ずつ丁寧に弾く。

ただ、現実問題として流石にPrestissimoなだけあって、音符玉の数は少ない。
ただでさえ長大なソナタ、セオリーどうりとはいえそんなにのんびり少ない音符玉の譜読みしてたら10時間もかかりそう。
だから、ま、適当に遅く一音ずつ捕まえてゆきましょう。

音符玉数は少ないので弾けるようになってきたらこの2拍子ノリで弾ききりましょう。
この音符の玉の数々見てるとツェルニーのエチュード練習しなくては!
の気分になりますね。

指を最速で動かしてあと、4ページ半弾ききってしまましょうね。
ツェルニー先生が何故膨大なエチュード作曲したか、その気持ちわかります。

わたしはワルトシュタインがとても好きなのですが、難曲指定はされていると思われるものの、あの1小節めからして弾けなくて困る英雄ポロネーズと違って第1楽章のとっかかりはとてもいい。

ワルトシュタイン
この8分音符の繋がり、初見でもある程度弾けてしますますね。
(*´∀`*)ほ楽勝だわ(^-^)

と、思うとそうは行くかガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
まかり間違ってもベートーヴェン後期のソナタそんなに簡単に許してもらえる筈ないじゃないか。

この第1楽章いつまでたっても終わらないんです。
もういい加減先見えるだろうと思ってもまだまだ続く、繰り返し弾いてたら夜中になっても終わりそうもないので飛ばして弾く。
わたしの春秋社版のソナタ2巻では、14ページあります。
全楽章ではありません。第1楽章だけでです。

演奏家は体力がいるのがわかります。

長大ながらも譜読みしやすくって、出来上がればとても映える是非ともYAMAHAのフルコンサートグランドで弾いてみたい骨格のしっかりした曲です。
第2楽章その反動か1ページ2段(春秋社版では)短めです。
8分の6拍子でとても重厚。

で、この曲の何よりの難曲指定はその次に待っているのです。
第3楽章がprestissimoだからではなく、。

ワルトシュタイン第3楽章
これよこれ、悪い冗談はやめてくれって(゜д゜)
これどうやって弾くのよ。

どうやって弾くって右手1と2の指でトレモロ弾いて5の指で指定通りにソーソーミレーソードーミ♪゚+.o.+゚♪゚+.o.+゚♪j弾くしかないんですがね。

わたし手が小さいんだから、、。
トレモロ+ソプラノメロディーの攻略法。

ソプラノG音つまりソを弾いてる時は内声のトレモロ飛ばせ。
そのような指導をわたしは受けました。

確かに、これ全部弾いてソプラノGが来るたんびに膠着してたら音楽にならない。
このテンポならトレモロのひとつやふたつ抜かしっ!したってわかるもんか(≧∇≦)

更に、第3楽章、1楽章に負けずに長い。
どれくらい長いかっていうと17ページ半。
そして手を変えて例のトレモロ+ソプラノが出てくる。

この頃から、ピアノ曲というものは長大かつ超人的ピアノ技巧求められるようになり、後世の人間はエンエンと苦しめられるようになったのです。




Graveと128分音符

楽譜の左上に書いてるAndanteとかAllegroこれを速度記号といいます。
Andante,Moderato,Allegretto,Allegroの4つの速度記号は初心者向けのセオリーという教本に出てきます。

正確にこのイタリア語文字を書けるようにしましょう。
と、までは指導しませんが速度記号の観念は覚えましょう。

音符のお名前も〇だけは全音符、棒つき〇は2分音符棒つき黒丸は4分音符、旗付き黒丸8分音符、ふたつ旗付き黒丸16分音符。
各横に点付き付点何分音符。徐々に覚えていきましょう。

速度の観念はハイ、これがAndanteゆっくり歩く速度。
かたつむりをイメージした曲を弾く。
あっ、そうなの、、。的ノリになって今ひとつ興味薄い雰囲気。

だが、生徒の皆さんが速度記号に関心薄いか?
というと、そんなことはありません。メトロノーム使うのは大好きな生徒は多いです。

うちは息子が残していったデジタルメトロノームと昔からわたしが所有しているゼンマイ式メトロノームがあります。
メトロノームには数字の速度も示してあるので、数字は1分間に何度拍動するかです。

わかりますか?少女の頃のわたしはわからなかったです。
つまり60が時計の秒針と一緒。

だが、メトロノームに書いてある速度記号はたったの4つではない。17ばかりある。
1番遅いのはGrave速度40.
Graveの曲ってあるの?ありますよ。

すごーくゆっくりなの?
それが必ずしもそんなわけではない。

確かにとても遅いテンポだけど、緩急つまり溜め込むようにゆったりした音と細かい音符が現れる。
驚くなΣ(゚д゚lll)その曲は128分音符が出てくるのだ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

詳しく説明すると、16分音符の倍の刻みになるのが32分音符旗3つ、その倍が64分音符旗4つ、64分音符の倍が128分音符旗5つ。

128分音符部分はひどく難しいの?の答え、半音階が弾ければ弾ける。
だから半音階をきちんと練習すること。

で、この曲はなんだ?
ベートーヴェンピアノソナタ8番Opus13「悲愴」ハ短調、第一楽章。
ただしGrave部分は片側1ページ11小節。次の12小節目からはAllegro di molto e con brio相変わらずハ短調。

曲の途上で時々またGraveに速度が変化して最初の動機が現れる。

では、速度についてAndanteから勉強してるみなさん、Graveと128分音符の出てくるベートーヴェンの名曲ピアノソナタ「悲愴」目指して励みましょう。
ハ短調の1の和音CmフォルテのGrave4分音符+付点16分音符のずし~んーー、とした音響を楽しんで次に続くエキサイティングな音楽の流れを期待致しましょう。

11小説目の128分音符流れるような半音階、いったんフェルマータで停止して溜め込んでAllegroになだれ込みます。(フェルマータも覚えようね。)

時には、速度、音符の楽典のお勉強でこんなレッスンもいたします。
楽理を名曲で解説するのは幼き少年少女であっても説得力あると信じます。

うちのメトロノームはこれ、速度記号覚えましょう。では活躍致します。

デジタル式はコルグのこのメトロノームです。

デジタルピアノだと、メトロノームを別に買わなくても標準で搭載されています。