君の名は~平均律

昨日到着した楽譜。
年明けてから楽譜買いすぎか?

だんだんと、家が楽譜に埋もれてゆく。

だが、新たな音楽が生産されてる。と、いうことはそれだけ楽譜リストは膨張していかなければならない計算になる。

したがって、この事象は仕方ない。
と、諦めることにした。

みんなで揃って平均律のフーガのお稽古していれば楽譜購入のコストパフォーマンスは良くなるに違いない。
ニ短調3声のフーガ半年以上かかってレッスンしてたことあったな。

投げ出さずに仕上げたのは立派。
わたしだって、ハ長調の4声のフーガ1年以上も持ってる。

これ焼き直しだし、わたしどっちかというと、、。いえいえ、凄く焼き直しに強いんだけどいつになったら仕上がるか検討つかない。

だけど、現時点では私を野球につれてってもハリーポッターもやめる気ないので更に平均律はモチ続けることになる。

これが新たにうちの所蔵楽譜となった君の名は、ヤマハミュージックメディア、相変わらず絵が美しい。

わたしのほうが、この映画も音楽も知らない。

あんまり知らないで良い。ということにはならない。
アナ雪が流行った時と同様、映画を観に行けるかどうかはとにかく、音楽は把握しておいたほうが良い。

前前前世という歌が入っているが、何人かの生徒はメロディー聴いて弾いてしまっているので、仕上げるかどうかは別問題として楽譜を見せたほうがいい。

これがわたし所有の平均律、春秋社版です。

春秋社版お薦めですか?というわけではない。わたしの大学のピアノの先生がこの版を使っていたのでそれに倣った。
箱入りなのでなんとなく高級感があるような気がしてたが、結構邪魔。

わたしのバッハの平均律はとっくに箱はなくなり元は白だったのが薄汚れ綴じ部分が危うくなってきている。
そろそろもう1冊買おう。

コストパフォーマスには優れているバッハ平均律ではあるが、違うパフォーマンスとしてのノリの良さは今ひとつ今二つ。

パフォーマンスのノリとしては前前前世の圧倒的勝ち。
最初題名聞いたときはなんだそれ?!って、目がテンになりかかりましたがね。

アナ雪同様、再来年あたりには映画音楽の古典となってると思われます。

2年前が古典だったら、300年も昔のバッハの立場はどうなるのよ!?

2年前だろうと、300年前だろうと過去は過去。
次から次へと音楽は生産され続け、生産され続けても愛される音楽は残ってゆくのです。

そして、フーガはノリいいとは言い難いけど、バッハだってノリいい曲はありますよ。
いっくら今時流行らないダンス系だって、流行らないのは踊りの方で音楽は300年近く(もしくは丸ごと)たった今でもヒットしています。
ジーグのノリ体得するのになかなかどうして苦労しましたわ。

*ジーグはダンス系。





楽しいツェルニー50番

ツェルニー50番は子供のツェルニー50番というのはない。

では、ツェルニー50番は成人版で子供が弾くものではない。と、いうことは全然ない。
ついでに子供のツェルニー40番というものも多分ない。

子供扱いしてもらえるのは30番くらいまでで、40番以降は可愛いイラスト入りだったり、原曲にはない表題をつけてイメージ膨らませようよ(^-^)
のような親切心は最早不要。

40番からはもう、たとえ社会的には子供でもピアノレッスン的には大人扱いさせてもらいますわよ。
の気合が伝わってくる。

ましてや50番はピアノレッスン的には弾ければもう立派な大人扱い。

わたしはツェルニー50番音楽之友社の旧バージョンのでレッスン受けましたが、あまりにボロボロになってついでに家、建て替えあったのでその時捨てました。

新たなツェルニー50番はこれ全音出版です。

ご存知、全音出版の今バージョン、ブルーに作曲家の名前が書いてあるだけのシンプルな楽譜。

30番まではいたれりつくせりの楽しい、可愛いムード演出しても40番(このバナーは50番だけど40番だって一緒)からはこの手のひら返し。

これじゃあ、ツェルニー30番までは小学生でも通過出来ても40番になったら嫌にならない?

それがね。嫌にならないんですよ。
もう、50番くらいまで辿りつけば、ツェルニーこれはこれでベートヴェンソナタやショパンバラードとは違う楽しさがある。

それはね。典雅な様式感を持って軽やかな音で弾けるようにしなければ、、。
とか、思い切り華やかに歌って、あえかな音の響きに気をつけて、、。

のような音楽表現の喜びとはまた別で。

エチュードはエチュードらしく、とりわけツェルニーはテンポ揺らさないで力の限り猛スピードでミスタッチするな!

そうです。微妙な音楽表現がどーの。よりもツェルニー50番の練習ってある種スポーツ的快感になってくるのです。
指定のテンポで指が動いてくれると頭爆発するほど嬉しい(((o(*゚▽゚*)o)))

わたしピアノ日和の方で2番のアルペジオが下手だった。
って、書きましたけど、このアルペジオAllegro Vivaceで弾ききってしまう達成感たらないです。

もっとも、エチュードとは目的となるテクニック繰り返し弾いて上手になるためのモノなので、苦手テクニック曲はやはり楽しいどころじゃないですね。

3度の出てくる10番、34番、オクターブの33番、ご丁寧に3度とオクターブ組み合わさってる49番あたり嫌いです。

現在形なのは今でも時々ツェルニー50番は練習するからです。
好きなのは5番、変ホ長調のスケールからシラソラシラソラが続く、指先全神経系統が目を覚まします。

あとわたしは指がよく転がるので、13番と26番が好き。
出来たらひと月くらい続けていたかったのにすぐに上がってしましました。

ただ、エチュードなのだから、嫌い!な曲はその音楽が嫌いなのではなく、そのテクニックが下手なことを意味している。
だから!本当はせいぜい嫌いな49番練習すればきっと3度もオクターブも上手になるのでしょう。





会館探し

昨日からわたし近来希なる落ち込み致しました。
夏休みの開催計画のミニコンサート見事、横浜市に振られました。

抽選で外れたんじゃありません。
門前払いくらわされたんです。

詳しく言いますと、わたしが開催しようとしていた横浜市所有のイギリス館予約システムに登録致せば、抽選で借りる事が出来る。

いままでそのようにしてわたしは過去20年以上もイギリス館でコンサートを行い。
去年までは同じく横浜市の関内ホールで発表会を行いました。

それが、昨日抽選について問い合わせたところ、団体登録には5人構成員が必要で全員の身分を証明するものを持参せい。
と、このようなお達しいただきました。

なんでも去年そのように変更になったそうだ。

5人揃えるのは無理です。
音楽家仲間いないのかよ?

って、きっと横浜市言うんでしょうけれどそりゃいますよ。
でもこれってタイミングの問題もあって、コンサートホールやサロンをシェアするようなお仲間は今は全員横浜市在住、在勤じゃないんですよ。

今は息子すら横浜市民ではなくなっている。

そう、時と場合によっては喜んでみんなでシェアしようよ(^-^)の仲間はいる。

でも個人事業主は公務員ではない。
同僚がいるわけじゃないのよ。

いない時はいない。

では( ̄^ ̄)ゞ個人登録してください。
ったら、個人登録者には関内ホールもイギリス館も借りる権利ありませんよ。

ひどくないか?
横浜市様わたしごときには公共の会館使わせないっていうの?

わかったよ。もう市民税払ってやんないから(`・ω・´)
あのな、相手市だからね。そんなわけにもいかないじゃない。
差押に来られるよ。

なので今日、市民県民税最後の分払いに行きましたよ。
高価だもんなー。横浜市の市民税。

その市民税マトモに払ってる市民にこの仕打ちかい?

だが、ここで気を取り直して。
行動すべきこと。

生徒たちとその保護者に侘びを入れる。

次、横浜市の所有でない会館探す。

ふふふふ(o^^o)♪わたしだってシロートじゃあない。
それに横浜市に振られたって中区の区民だぜ。

ターゲット(☆∀☆)キラッ開港記念会館、ここは中区の公民館的な役割のある歴史的建造物。
関内ホールより素敵だわ。

開港記念会館は開催予定の6ヶ月前に来てください。大勢きたら抽選しますから。
方式の古式ゆかしく、古き良き時代の貸出方式とってくれてる。

ありがたや。

ミニコンサートはここで開催に予定変更。

次のターゲット、ゲーテ座。
民間。ゲーテ座のピアノ素晴らしい。スタインウェイも貸してくれる。

本発表会はゲーテ座を狙う。

その次は県立のホールだが、県立はみんな予約1年前。
まぁ、次の次は考えよう。





30の小さな物語

わたしの中学生の頃の友人で、幼き頃には一緒にピアノを習っていた者がいた。
その人、ピアノレッスンとは縁無き人生を送ってきた少女がソナチネって何?

の問いに、ピアノの練習曲!と、自信持ってお答えしていて、、。
えΣ(゚д゚lll)あの?それはちと、いえ、全然違うんじゃないか?

だが、彼女の見解、つまりはソナチネのように面白くもない曲はエチュードと分類していたに違いなく、それじゃ平均律は究極のエチュードなんだろうな!?
で、ショパンエチュード3番、別名別れの曲、またはラ・カンパネラはエチュードには分類されない。

このように信じていたのではないかと思われる。まぁ、当たらずとも的を得てるような気がしないでもない。

だがだが、間違いなくエチュード、それもエチュードの王道、絶対的エチュード。
といえばカール・ツェルニー大先生の30番、40番、50番のそうそうたるラインナップ。

にも関わらず、あるいはそのためか、けしてピアノを習う少年少女または成人男女に愛されているとはいい難い作品群。

そうです。この文の最初に登場いただいた友人の面白くない曲=エチュードじゃん。をマトモ行ってますね。

だがだ!特にまだ小さい子に分類されるお年頃でツェルニー30番まで進んだ優秀なる少年少女のために可愛らしい表紙、挿絵、表題解説にて、一気にエチュードって楽しいヾ(@⌒ー⌒@)ノというような高みに持って行ってもらいたい。
そのような愛すべきツェルニーがないものだろうか?

そこで見つけた

これです。お子様のために上巻下巻に分かれてわかりやすい解説もついております。上巻はピンク。

下巻はブルー、可愛いლ(╹◡╹ლ)可愛すぎる。

きっと、皆さんエチュードが大好きになってくれるに違いない(*≧∀≦*)

ここで補足、ツェルニーとカタカナ表記されることの多いカール・ツェルニー先生ですが、この版ではチェルニーになってます。
これはどってでもOK、どっちかというと日本語の口語ではチェルニーのほうが近いけれど伝統的にツェルニーとカタカナ表記されていた。

西ヨーロッパ表記はCarl Czerny です。

この30の小さな物語は本来のツェルニーの1番から始まってません。
6番から始まって表題は楽しいつりぼり、ソファミレドッ♪、ファソラシドッをお魚釣り上げるのイメージして軽やかに指の先を使って弾いて、ほら赤四角で気をつける指使い書いてあるでしょう。
どうやったら上手に弾けるかも書いてあって、なんて楽しいイラストでしょう!

本の後ろのほうにはオーケストラのことやツェルニーがどんな人だったかも載っているのよ(*´∀`*)

ですが、大抵の方のご感想。
絵は可愛いけど曲は可愛くない。と。

はは(≧∇≦)そりゃ言えるわ。ともわたし言ってられない立場なので、そーか困ったな。エチュードというのは存外、やってるうちに楽しみが見出されるようになる。
エンエンと続くこの16分音符や32分音符の連なり、絶対間違えないで指定のテンポどうりに弾いてやる。見てろファイト♪。゜+.o((◕ฺ∀ ◕✿ฺ))o

のテンションになってくると、エンエンと同型のパッセージ弾き続けるのが自虐的快感になってきてね。

だが、そこまでどうやってたどり着かせるか??

少年少女に関わらず、人というのは時と場合によっては驚くべき集中力を発揮するのです。

この曲が好き、この曲弾きたいからピアノ習う(^-^)
そのような音楽があると、なんとかして弾いてしまう。

わたしだってそう。
ワルトシュタイン全楽章弾いたのだって、英雄ポロネーズの最初の1小節が弾けないといって嘆きつつも1週間でなんとかみてしまったのもわたしのテクニックや音楽性がそれら上回ってたからじゃありません。

どうしても弾きたかったからです。

なんとかして技量以上の曲、注意すべき点や編曲し直さなければやっぱ無理(ヾノ・∀・`)ムリムリ箇所が多々出てきてしまっても、これくらいまで弾ければツェルニー30番そう難しくは感じないと思うんだけどねー。
のケースはよくあるのです。

それにだ。エチュードというのは同パターンの繰り返しなのだから、良いですか。これ(例によって楽しく、喜びに満ちた曲)弾けるなら絶対ツェルニーはそうはひどく難しくはない。
このパターンの繰り返し練習すれば、更に上達し楽しい曲、それが難曲でもモノともせず弾けるようになる。

また、エチュードというのはインテンポつまり一定の速さで、テキトーに編纂していけない。
正確に弾いて指使いは合理的に、仕上げは表題のイメージを音楽で表現する気持ちでね!

表題がまたいい。

例えば、子うさぎのさんぽ、リスさんの木の実ひろい、おしゃべりなハチ。

とにかくせっかくツェルニー30番まで続けて面白くないからエチュード辞めよう。
は、もったいなさすぎる。
上達するためのエチュードなのです。

ただ、タマにあまりエチュード必要としない。というタイプの人というのもいるのですが、そういった方にかぎって何故かエチュードが好き。

いままでヤマハミュージックメディア版多かったのですが、この30の小さな物語は東音企画です。





相対音感

わたしの母親はその手のレッスン受けたことがないにも関わらず、相対音感がありました。

その相対音感は、聞いた楽曲のメロディーを古式ゆかしい足踏みオルガンで、うちにYAMAHAのピアノが登場してからはピアノで知ってる歌を弾いてみるものでした。

ちなみにうちの母親はピアノが弾けるというわけはありません。
ですが、指1本で弾いて最初の音さえ掴んでしまえばあとは音の繋がりを感知出来たのです。

わたしの息子も相対音感が3歳児にしてありました。

この血縁の継がりで先天的な相対音感がないのはわたしだけです。(ついでに絶対音感もありません。)
ついでに、この球技の才能のある親と子に挟まれてわたしだけその素質ありません。

息子の相対音感をわたしが認識したのは、絶対音感は3歳児からなら身につく。
という書籍に巡りあったからです。

例の大手の音楽教室でうちは絶対音感です。
ではありません。あれは固定ドでソルフェージュやってるくらいの意味で週1回のレッスンだけで後天的絶対音感は身につきません。

本の感じ変わってしまいましたが、たしかこの本です。

仮にこの訓練惨憺たる失敗に終わっても、まぁ自前の子供?!なら親はわたしなんだから!?

とにかく、自分の子で実験的に行ってみようと試みたのです。

惨憺たる失敗はいたしませんでしたが、ほどなく断念。
断念理由は、息子3歳児にしてソラシドレがドレミファソに聞こえていたのです。

つまり、もう相対音感ができていたのです。

相対音感リセットして絶対音感に置き換えるのはこりゃ無理だ。と、確信したのでヤメた。

だが(`Δ´)!怒った!

絶対音感だろうと相対音感だろうと先天的に音感ある人はいいわよ。
でもだ!なんで先天的に音感無いわたしにソルフェージュつまりは主に相対音感の訓練してくれなかったのよ!

そのせいで、どれだけ聴音や視唱で苦労したか。
いくつになっても練習効果の出る相対音感のレッスンだけれどなにも14歳になるまでほっとくことなかっただろうがって!
あの頃の(わたしが子供の頃の)大人って何考えてたんでしょ(><)

幼き子供に怒ってばっかいてピアノ嫌いの子供量産した暗黒史の時代ですから。

その暗黒時代から幾歳月、更にわたしは絶対音感ではなく相対音感のメソード取り入れて幾歳月。
世の中はあの暗黒時代の反省から、幼少期は耳の訓練中心です。

で、全くいい世の中になったものなのですが、、。
わたし、経験値からこれは先天的だ!って、予測付きますが、ピアノ教室に入会してきたその時から訓練による相対音感ある少年少女多数に推移。

全員幼児教室上がりだからではありません。音楽のレッスン初めてです。の方たちのことです。

これは、再生機器の普及と精度の向上の賜物であるとわたしは予測いたします。

音楽を聴いてそれをそのまま歌ってみる。あるいは、音楽が身近にあるというのはそれだけでその年頃は立派な相対音感訓練となるのです。




こんな曲弾きたい。こんな曲弾きたい。
で、なんという題名で誰が作曲したかわかる?

わからないけどこんな、、♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
メロディーの1部ピアノで弾いてくれます。

わたしだって、いくら音感なくても30年選手に近いのですからそれでだいたい予測は付きます。
分からなければ、大体の予測付けて探します。

検索かければ、普通楽譜はみつかります。

楽しくピアノレッスン出来る世の中になったものです。