ピアノと家の防音

今現在、わたしの教室は特別な防音設備はしていない。最初から、つまりこの家を建てた時からグランドピアノは(例のヤマハC3です。)入れるつもりだったのでピアノを置く場所の床は補強した。

ピアノというのは途轍もなく重たいからだ。

うちの家の工法は2by4、つまりは木造住宅だが、ハウスメーカーさんが、うちの仕様は常識的な時間帯に弾くのであれば防音室を別途用意する必要はありません。

と、言われたからです。北アメリカ仕様で超機密性はいい。なので、ピアノ弾くとガンガン音が外に漏れてしまうことはない。これは本当で嘘偽りありませんでした。

だが、失敗は別のこと、やはり音楽室を独立して作れば良かった。

更に別のハウスメーカーからもお話伺いましたが、うちは標準で窓が2重なので防音効果は自信持ってお薦めします。中に防音室を入れるような必要は絶対に必要ありません。

とのこと、ここは北ヨーロッパ仕様のハウスメーカー。そりゃいいわv(=^0^=)vと、思ってこのメーカーさんに飛びつきそうになったのだが、欠点は坪単価が高い。すみません。m(_)mとても費用をお支払いできそうもありません。

そして、今を去ること30年前、古い在来工法の日本建築の家にグランドピアノ入れた頃は、ヤマハのアビテックスちゃんと購入しました。古風な日本的建築の場合。普通は防音効果はあんまり期待できない。と、見ていいと思います。

家の周りが森で1番近いお隣の家が1キロは離れている。っていうような条件の立地ならいざ知らず、また、どのみちピアノは生活音のある時間帯に10分くらいしか弾かないのならいいでしょうが、まとまった時間ピアノ弾いて、更に夜間の時間帯に練習やレッスンがあるのならば、やはり家の防音効果は考えざる負えません。

一押し防音効果抜群です!って、言っていたのは、ハウスメーカーさんじゃなく。息子の友人の音楽家のご家族のお話。この方たちの家、もしくはレッスン室はブロックを積み上げて作ったような家ってありますよね。あの工法です。この家は本当に音漏れがほとんど外にしない。(~_~メ)、家の中で窒息しないか?って、心配になるわ。夜ピアノ練習したって、なんのその、しかも弾くピアノ曲がチーチーパッパじゃありません。ベートーヴェンの後期のソナタ弾いたって、ショパンのスケルツオ弾いたってまるごとOK。だそうです。羨ましいな。

ただ、ブロック積み上げ方式の家の欠点は出来上がってから間取りの変更が難しい、もしくは不可能。外観が洋館風や日本建築風にはならないこと。防音効果別にしていいところは屋上が使える。

更に、今の家でピアノ弾くレッスンする。のでつくづく良い。と、思うのは天井が高い。アビテックスだった頃は天井が低くて圧迫感がある上に、ヴァイオリンの伴奏ここで行った時には背の高いヴァイオリニストが弾くと天井に弓がつく。とさえ言われて、やはり天井は高い方がいい。

音楽と関係の無い所では北アメリカモジュールがいいと、思ったのはいずれはこの家は息子の家となる。ことを想定。息子は背が高い。平均的な日本建築のモジュールだと色んなところに頭が当たる。なので、天井が高い方がいい。

と、思ったのですが、このモジュール特に長身でもないわたしには高すぎて手の届かない箇所多し。全ての事象満足させるのは難しい。

これから、家を買う。もしくは家を建て替える。そして、ピアノのレッスン(違う楽器や声楽でもいいが)をする。または、気合入れてピアノの修行をしたい。方は、↑このようなところに相談することをお薦めいたします。

家の工法によっては、要アビテックス(ヤマハの防音室です。)もしくは、防音工事。全く防音工事が必要ない工法。防音工事は必要ないが、床の補強は必要。と、いろんな場面が想定されます。

なお、わたしがアビテックス使っていたのはかなり昔の事です。天井が低いの、圧迫感があるの、という問題は改善されているかも知れません。

ヤマハ、カワイともども防音室のラインナップも充実しているので、どうも防音した方が良さそうだ。という場合、またマンションによってはグランドピアノでもOKだけれど、必ず防音してください。って言われることあるので、資料取り寄せてショールームに行ってみましょう。