4分の3拍子

日本人は3拍子が苦手。
学生の頃聞いて、それが何?本当かいな?

くらいにしか思わなかったがガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
そののち、大人数の生徒持たされて教える身になると、、。

3拍子が感知出来ない生徒がいる。
なにそれ?
って、思いますよね。

具体的言うと、ミード、ミード→ミが2分音符ドが4分音符、これで伴奏1、23に併せて完了。
簡単でしょ。
が、簡単じゃない。ミードにならずにミードーになる。
つまりはミもドも2分音符にしてくれる。

あのな。ドはミの半分の長さ、なのでミーッドッという感じで弾いてみて。
だが、このあくまで4拍子に拘ろう姿勢は変わらずミーッドーッくらいにしか進化しない。

これが日本人は3拍子が苦手ってやつか?!納得した。

だが、あくまで4拍子2拍子に拘る脳体質。
というのもわからないワケじゃない。

何故なら人間は2足歩行している。
リズム感というのの根本は歩行にほかならない。

したがって3拍子はイレギュラーな筈。
多分、西ヨーロッパの民族がアジア系である日本人より3拍子感覚が優れている。
というのはアジアよりヨーロッパのほうが3拍子の発明が早かったからかと思われます。

で、その3拍子未だに手こずらされておりますわ。
ということは、不思議不思議ありません。
新卒に近い若い頃から幾歳月、わたし若くなくなってきて再就業した音楽教室。

それからはたまた幾歳月、3拍子がどうしても取れない生徒は皆無。
リズム感のいい世の中になって、天然痘の如く3拍子不感知人間、中年層以下年齢撲滅か\(◎o◎)/!

うちの教室くらいだと、いっぺんに100人もの生徒が集まることはないのでサンプル数は不足していると思われます。

ですが、リズム感覚はその昔に比べると格段に良いですね。

だが、3拍子も6拍子も全て2拍子4拍子に置き換えて演奏する生徒は皆無とはいえ、やはり3拍子感覚が良くない。ということはあります。

その場合楽しく3拍子リズムを習得するには、、。

タンバリン、トライアングルその他の打楽器を使います。
打楽器使うのはピアノから少し離れて目先変えるためで手拍子でも全くOKかと思われます。

打楽器を3拍子曲に合わせて(ピアノはわたしが弾く。)1,23間隔でたたきます。

これ、几帳面に1拍目で叩いて、23はお休みする。
のが王道なのですが、1拍から3拍まで全て叩かないと気がすまない。
という方もいますが、これはリズム感より性格の問題かと思われるのでたいていは好きに打たせます。

このパーカッションレッスンしているうちに、3拍子でも6拍子でもいつの間にか自然体でピアノで弾けるようになってきます。
今はラクです(*´∀`*)

このようなアプリから音楽をいくらでも(だって2000万曲ですよ。)いつでも鑑賞出来るようになったので、リズム感相対音感ともども、とっても優れている少年少女は育っています。





ブラインドタッチ

ブラインドタッチとは、キーボードを見ないでモニターだけ見て入力すること。
パソコンのオペレータはこれできなきゃ仕事にならないんでしょうね。

わたしパソコンに関してはブラインドタッチ下手で、今からでもどうにかしなきゃならない!
状態なのですが、うちは息子ブラインドタッチ上手です。

中学生のころブラインドタッチ練習用ソフトでよく練習していました。
あのソフトまだあるのかいな?

あったとしてもWindows98の頃のだからなー。
あの頃は本牧にあったPCデポにソフト買いにいったけれど、今は本牧にはあの店はない。


これは、パソコンのお店。
ソフトがダウンロードで買えてしまう。進化したものだ。

そこで、問題とするのはパソコンのブラインドタッチは1週間練習すればマスター出来る。

って、ことらしいが、そうはコトが簡単でないのはピアノのブラインドタッチ。
なんなのそれ!?
と、わたしもピアノの教え方講座の本を読んだ時に思いました。

つまりはパソコンと一緒、手を見ない。次はパソコンと違ってモニターでなく楽譜を見て弾く。
そっか解った。

そこでわたし楽譜を開いてピアノ弾いてみた。
きゃはは、パソコンのブラインドタッチなんかよりはるかに簡単。
待て、だがこんなこと普通に出来るんじゃないか?

それがこれ、聴いて弾いている。
楽譜を見ないで聴いて弾く練習ばかりしているとブラインドタッチがいつまでも出来ない。
自分の手を見ないと弾けない。という癖がつく、初心者頃はこれでも間に合う。

何故なら、聴いて全て覚えて弾くのが困難でないから。

だが、上達の過程で必ずこの楽譜を見ないで弾く癖は捕まる。
つまり複雑な曲になると譜読みしなければ最早聞き覚えだけで弾くのは不可能となる。

これね。2小節くらいずつ、小分けにして少しずつ少しずつ全て暗譜してしまうという方法を取ればブラインドタッチが出来なくても楽曲仕上げること不可能ではないんだけど。
ものすごく、効率悪いのです。

そういやわたし幼少の砌、ピアノの先生と親がそれはそれは、小うるさくある時ひどくうるさく、楽譜見て弾け。
と、命令され、楽譜なんざ見たって面白いことが書いてあるわけじゃなし、だいたい音符の意味するとことなんて見たってわかんないもんね。

と、心の中で嘯きつつ、もうその大人のウザさに負け、仕方なく譜面見て弾いたのです。

後にわたしは音感がないこと判明いたしましたので、わたしの場合、聞き覚えで弾いていたのではなく、おそらく鍵盤位置を見て弾いていたと推測されます。

だが、ウザがりながらもわたしはちゃんとブラインドタッチ教育は受けていたのです。

そしてそれ、やってたらアラ不思議いつの間にか5線と音符玉の意図するところ突然理解できちゃってた。

今でもそうですけれど、わたしが成人した頃からは音感教育こそが大事。
だから、聴いて弾く練習は偉い(^-^)

雰囲気強くって、音感ないわたしはなんで幼少の頃ドレミッ♫ハイッ、次はドレミかなドミソかな?当ててみて!
やってくれなかったんだ。
と、嘆きました。

わたしと違って音感ある生徒はやはり聴いて覚えて弾いてしまいたがるのですが、それはそれで結構なことなのですが、やはりブラインドタッチ出来ないことには複雑で大きな曲弾くには必要不可欠。

更には、楽譜というのは単に音の位置と長さ示すだけでなく、作曲家の意図を汲み取る指示が沢山あるのです。

見て弾く練習繰り返すうちに、手を見ないで音符のかたまりを追って行くのが上手になり、線の上のタマの羅列に過ぎなかった楽譜が、脳がショートカット機能使ってくれてある日突然意図が読めるようになるのです。

ウザがられても楽譜見て弾きましょうね♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
言い続けなければなりません。

ちゃんとピアノを弾くイメージをイラストにしてあるバーナムピアノテクニック。

みんなのうたや学校で習う楽しい歌、前前前世は聴いて弾いてしまっても、このバーナムシリーズは必ず(見るそばから覚えてしまっても)楽譜見て手を見ないで弾くように指導。

耳コピ訓練も大事だけれど、ブラインドタッチ出来るように頑張ろうね\(*⌒0⌒)♪

ルートヴィヒ・フォン・ケッヘル

わたし、15歳の夏担任の先生より、1学期の履修曲届けを書いて提出するようにの指導がありました。
わたしが通っていた高校は音楽科、なので学期末にわたしは今学期この曲とこの曲を勉強して担当の先生から◎もらいました。
そして試験曲はこれこれを演奏します。
の、自己申告をするのです。

担任先生曰く、その場合作曲者名は必ず明記、作品番号op.及び、モーツァルト作品の場合はケッヘル番号を明記のこと。

先生?ケッヘルって何?
聞かなかったけど、、。

よくは分からぬが想像はつくモーツァルトのソナタの右上の所に書いてあるK.331のことであろう。

だが!?なんでモーツァルトはケッヘル?普通作品番号はOP.じゃないよ。

この疑問は担任の教師に教え仰がなくてもすぐに解は得られた。
この手の学校というのは、さりげなくにせよはっきり提示するにせよ、「それくらいのことも知らぬのか?」
のそしりにさえ耐えられれば、ただで講義してくれる輩というものがわらわらいる。

ここで、天才にありがちな夭折、不思議ちゃんモーツァルトの作品群について。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト1756年~1791年1月27日生まれ、水瓶座。

つまりはモーツァルトは35歳までの命であった。
普通早すぎる。21世紀になった今でなく18世紀だってけして長生きではなかったであろう。

だが!早くお亡くなりになったのだから相応に作品だって少ないだろう、というのは天才モーツァルトに関しては大きな間違い。

18世紀の不思議ちゃん、その微かな生涯にも関わらず、ケッヘルさんが時系列ごとに整理しなきゃならないほどその作品は多い。

そうなのです。ケッヘルさんはモーツァルトの膨大な作品群を年代順に整理して番号を振った人なのです。
最終ケッヘルは626。

それじゃ生涯626曲作曲したのかっていうと、そうでもないらしくてこのケッヘルの番号のの中でもa.とかb.の枝番号まであって、626曲ったって、この中にはオペラもあればコンチェルトもある。

ルートヴィヒ・フォン・ケッヘルは1800年生まれ、アララこの方は19世紀を生きた人じゃあないですか。

詳しく知りたい方は書籍購入をお薦めいたします。

モーツァルト作品、一定の時期以降はモーツァルト自身が作品の管理行っていたので、問題ないがそれ以前の作品は時系列にズレが出た分については2つの作品番号が付けられている。

それはそうです。わたしもそのような作品見たことがあります。

おそらく最も男前に描かれている肖像画。

赤いジャケットがお洒落。

ヘアスタイルはお洒落通り越して冗談みたいですが、わたし生徒たちにもこのヘアスタイルについては教示しております。
この時代の流行りの髪はカツラです。

なんでカツラが流行ったかについてはこれまた一コマ分の講義になってしまうので差し控えます。

差し控えますが、流行のファッションというものはその流行が去ったあとはたいていはダサくなるものです。
この傾向は衣服髪型だけでなく音楽にも本来は言えることなのです。

だから、当時サロン向けの流行曲であったソナチネも今やダサい時代遅れ曲に成り下がったとも思われ。
その証拠に、前前前世を弾きたがる少女は多くとも、ソナチネ派は少数(ちゃんといますよ、ソナチネ推進派も)。

だが、時代遅れかつダサめな筈の18世紀製造の楽曲。

これはだーれだ?

初音ミクさんです。
ボカロさんもモーツァルト歌ってます。

モーツァルト天才の証明、21世紀になってもダサくならない。
ならないばかりかボカロさんさえ歌ってる。

超有名なトルコ行進曲こそ、K.331のピアノソナタ最終楽章です。

ボカロさんの活躍にも刺激されて、おかげさまでこのモーツァルト作曲K.331ピアノソナタ最終楽章のトルコ行進曲は世界一の難曲の指定を受けているのです。

なんでかって?それはこの曲、コード単純だし少しピアノ弾ける人だったら♪をおうのはたいして難しくもないのですが、誰に聴かれてもミスタッチたちまち見破られる。
これが、盛大な音符玉数を誇るロマン派曲や、風変わりな感じの和声が出てくる印象派曲だと「ちょっとやそっと、音外したってシロートにゃわかりゃしないぜ!」

モードで突っ走れる。

偉大な天才モーツァルトに必ず寄り添うルートヴィヒ・フォン・ケッヘルさんでした。

全音出版のモーツァルトピアノソナタ、トルコ行進曲はここに収められてます。

この全音出版のソナタ集が一番値段が安い。

ピアノ名曲110選

昨日わたしはヤマハミュージックメディア出版のディズニー、君の名は、映画音楽その他をコスパ悪い。
と、嘆きましたが、世の中コスパの悪い楽譜ばかりじゃありません。

例えばこの楽譜。

ここでもコスパの大変良いヨハン・セバスティアン・バッハ大先生からヘンデル、ハイドン、シューマン、シューベルト、モーツァルト、ベートヴェンからチャイコフスキーに至るまで、(ショパンも1曲)そうそうたる有名作曲家の初級から中級くらいまでの曲を網羅した「ピアノ名曲110選 A」本当に110曲あります。

これでたったの1296円(送料別)なんというコスパの良さでしょう(*´∀`*)

ドレミ楽譜出版社です。
光沢のある白の表紙で清潔感のあるお洒落なデザインです。

ただし、わたしが所有しているこの本は残念!まだら薄グレーになっていて、これまた綴じが怪しくなってきています。
それくらい、よく使います。

このシリーズはAの次難しいのはB、更に上級者用はCこれまた110選、全3冊です。

110曲Aの1番最初に登場するのは、Dolly’s Dreaming Awakening.和題は「お人形の夢と目ざめ」発表会で披露するにもってこいの、華やかさとボリュームのある曲です。

ゆっくりした3拍子のソーファミーファソーーミが子守唄から、4拍子の速くもなく遅くもないテンポでリズムの刻みが軽やかなお人形の夢、この部分は超有名、ノーリツ(給湯器の)のあるおうちなら知っていると思います。お風呂が沸きました。で流れる音楽です。最後がお人形の踊り、2拍子でリズミカルに後半はスケールが入ってきます。
作曲はテオドール・オースティン、1813年~1870年ドイツ人のピアノの先生で、作曲家です。

知名度的には今ひとつなかたですが、年代的にもロマン派なだけあって派手で映える曲が多いので発表会ではオースティン先生の作品よく取り上げられます。
ピアノ名曲100選 Bに収められている「アルプスの夕映え」「アルプスの鐘」もオースティン先生作曲、発表会ではお薦め曲です。

苦労して仕上げたものの映えない!悩みとは無縁です。

あと3年で生誕250年になろうっていうベートヴェン作曲の「エリーゼのために」200年以上ヒットし続けているロングセラー曲、今後もヒットし続けピアノを習い始める少年少女の憧れの曲として不動の地位は揺るがないでしょう。

わたしが苦労の割に映えない曲が多い。と文句つけるJ.S.バッハ先生ですが、ここではト長調、ト短調のメヌエット「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」からの小品ですが、この曲は弾きたい希望多いです。

シューマンの「子供のためのアルバム」からは6曲、「子供の情景」からは知らない国々が収められてます。
わたし誰が苦手かって、シューマンくらい苦手な人いないんですけど、手こずらされたあまりに19世紀のメンヘラちゃんとまで言ってやってしまって。

それでも「謝肉祭」どうにかならなかったかって。(過去形なのは今は諦めてる。)

ですが、ここで登場するのはわたしとて手こずらなくてすむシューマンの可愛らしき曲の数々。

一押しは「知らない国々」。
わたしが1番好きなのは最後の曲、「きらきら星変奏曲」かの超有名、天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲。ケッヘル265。

わたしはモーツァルト好きです。
鑑賞するのも演奏するのもです。

だが、わたしがシューマンを苦手とするが如く、モーツァルトを苦手とする人は存在するのでどの作曲家の曲が1番難しいの?

は、多分に相性と好き嫌いの問題です。

CDも出ています。





君の名は~平均律

昨日到着した楽譜。
年明けてから楽譜買いすぎか?

だんだんと、家が楽譜に埋もれてゆく。

だが、新たな音楽が生産されてる。と、いうことはそれだけ楽譜リストは膨張していかなければならない計算になる。

したがって、この事象は仕方ない。
と、諦めることにした。

みんなで揃って平均律のフーガのお稽古していれば楽譜購入のコストパフォーマンスは良くなるに違いない。
ニ短調3声のフーガ半年以上かかってレッスンしてたことあったな。

投げ出さずに仕上げたのは立派。
わたしだって、ハ長調の4声のフーガ1年以上も持ってる。

これ焼き直しだし、わたしどっちかというと、、。いえいえ、凄く焼き直しに強いんだけどいつになったら仕上がるか検討つかない。

だけど、現時点では私を野球につれてってもハリーポッターもやめる気ないので更に平均律はモチ続けることになる。

これが新たにうちの所蔵楽譜となった君の名は、ヤマハミュージックメディア、相変わらず絵が美しい。

わたしのほうが、この映画も音楽も知らない。

あんまり知らないで良い。ということにはならない。
アナ雪が流行った時と同様、映画を観に行けるかどうかはとにかく、音楽は把握しておいたほうが良い。

前前前世という歌が入っているが、何人かの生徒はメロディー聴いて弾いてしまっているので、仕上げるかどうかは別問題として楽譜を見せたほうがいい。

これがわたし所有の平均律、春秋社版です。

春秋社版お薦めですか?というわけではない。わたしの大学のピアノの先生がこの版を使っていたのでそれに倣った。
箱入りなのでなんとなく高級感があるような気がしてたが、結構邪魔。

わたしのバッハの平均律はとっくに箱はなくなり元は白だったのが薄汚れ綴じ部分が危うくなってきている。
そろそろもう1冊買おう。

コストパフォーマスには優れているバッハ平均律ではあるが、違うパフォーマンスとしてのノリの良さは今ひとつ今二つ。

パフォーマンスのノリとしては前前前世の圧倒的勝ち。
最初題名聞いたときはなんだそれ?!って、目がテンになりかかりましたがね。

アナ雪同様、再来年あたりには映画音楽の古典となってると思われます。

2年前が古典だったら、300年も昔のバッハの立場はどうなるのよ!?

2年前だろうと、300年前だろうと過去は過去。
次から次へと音楽は生産され続け、生産され続けても愛される音楽は残ってゆくのです。

そして、フーガはノリいいとは言い難いけど、バッハだってノリいい曲はありますよ。
いっくら今時流行らないダンス系だって、流行らないのは踊りの方で音楽は300年近く(もしくは丸ごと)たった今でもヒットしています。
ジーグのノリ体得するのになかなかどうして苦労しましたわ。

*ジーグはダンス系。